社会人から教員に ~40代後半での教員採用試験体験記~

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H24選考区分別倍率を考察-2

2012-04-08 13:34:00 | 教員採用試験
新年度の勤務が始まり、私が勤務する高校にも今年度の初任者の方々が着任されました。書類の書き方や電話のかけ方、端末の使い方、生徒たちの雰囲気などを説明していると、まるで昨年の自分がそこにいるかのようです。そして、この1年で身につけた「教員としての経験値」の膨大さを改めて実感しました。・・・・私場合、教員としてゼロスタートだったので当たり前ですが(^^;)。

さて、「平成24年度東京都公立学校教員採用候補者選考の選考区分別倍率の考察」続編を掲載します。考察に使用した資料や判断材料、注意点については前回とまったく同じです。あくまで「私的考察」であり、かつ、数字はある程度前後に幅のある「概数」となりますのでご注意ください。なお、今回は、昨年度は掲載しなかった高校や特別支援学校の教科・科目等についても考察してみました。

<受験番号下4桁の分析(平成23年度と若干異なります)>
A・0000~3999:一般選考、B・5000~6999:特例ア~カ(何らかの形での教員経験者)&障害者特別選考、C・7000~7799:特例キ&ク(前年&前々年の合格者)、D・7800~8599:特例コ(前年期限付・採用有)、E・8600~8999:特例ケ(前年期限付・採用無)、F・9000~9699:特例サ(社会人経験者)、G・9700~9999:大学推薦?

小中音楽(受験者数ベース:8.9倍、応募者数ベース:10.0倍)
A:18.2倍、B:8.6倍、C:3.5倍、D:1.2倍、E:3.0倍、F:12.5倍、G:なし

小中美術(受験者数ベース:5.1倍、応募者数ベース:5.9倍)
A:7.8倍、B:3.3倍、C:なし、D:1.4倍、E:2.0倍、F:11.3倍、G:なし

小中高家庭(受験者数ベース:9.5倍、応募者数ベース:12.2倍)
A:37.0倍、B:6.6倍、C:なし、D:1.0倍、E:2.0倍?、F:25.0倍、G:なし

中学技術(受験者数ベース:3.1倍、応募者数ベース:3.5倍)
A:4.5倍、B:1.6倍、C:1.0倍?、D:1.4倍、E:3.0倍?、F:6.0倍、G:なし

高校情報(受験者数ベース:4.4倍、応募者数ベース:5.9倍)
A:12.5倍、B:4.0倍?、C:なし、D:1.0倍?、E:なし、F:3.5倍、G:なし

高校商業(受験者数ベース:7.8倍、応募者数ベース:9.8倍)
A:7.5倍、B:6.4倍、C:なし、D:なし、E:なし、F:なし(32人以上応募)、G:なし

高校工業機械(受験者数ベース:6.4倍、応募者数ベース:7.8倍)
A:12.0倍?、B:4.0倍?、C:なし、D:なし、E:なし、F:7.7倍、G:なし

高校工業電気(受験者数ベース:4.8倍、応募者数ベース:6.2倍)
A:5.7倍、B:2.5倍、C:なし、D:なし、E:なし、F:15.0倍?、G:なし

高校工業化学(受験者数ベース:1.8倍、応募者数ベース:2.3倍)
A:3.0倍、B:1.0倍?、C:なし、D:なし、E:なし、F:2.0倍、G:なし

高校農業園芸(受験者数ベース:8.2倍、応募者数ベース:9.4倍)
A:16.0倍、B:3.5倍、C:なし、D:なし、E:なし、F:8.0倍?、G:なし

高校農業食品(受験者数ベース:2.1倍、応募者数ベース:2.4倍)
A:2.7倍、B:3.0倍、C:なし、D:なし、E:なし、F:1.5倍、G:なし

特支小学部(受験者数ベース:5.5倍、応募者数ベース:6.5倍)
A:25.0倍、B:8.0倍、C:1.0倍、D:1.0倍、E:なし、F:32.5倍、G:2.8倍

特支中高国語(受験者数ベース:4.1倍、応募者数ベース:4.9倍)
A:5.5倍、B:3.3倍、C:なし、D:1.7倍、E:なし、F:6.3倍、G:なし

特支中高社会(受験者数ベース:11.8倍、応募者数ベース:15.1倍)
A:35.0倍、B:5.0倍、C:なし、D:1.0倍、E:なし、F:21.7倍、G:8.0倍

特支中高数学(受験者数ベース:1.2倍、応募者数ベース:1.7倍)
A:1.9倍、B:1.7倍、C:なし、D:2.0倍?、E:なし、F:1.5倍、G:なし

特支中高理科(受験者数ベース:2.2倍、応募者数ベース:2.7倍)
A:2.4倍、B:なし、C:なし、D:1.0倍?、E:なし、F:2.9倍、G:なし

特支中高英語(受験者数ベース:5.3倍、応募者数ベース:6.3倍)
A:6.8倍、B:なし、C:なし、D:1.0倍?、E:1.0倍?、F:10.7倍、G:なし

特支中高保体(受験者数ベース:3.8倍、応募者数ベース:4.6倍)
A:9.2倍、B:3.1倍、C:なし、D:1.0倍、E:2.0倍?、F:5.0倍、G:3.0倍

特支小中高音楽(受験者数ベース:2.3倍、応募者数ベース:2.6倍)
A:3.4倍、B:2.5倍、C:なし、D:1.1倍、E:なし、F:4.0倍、G:3.0倍?

特支小中高美術(受験者数ベース:2.3倍、応募者数ベース:2.7倍)
A:3.4倍、B:2.8倍、C:なし、D:1.0倍、E:なし、F:1.9倍、G:なし

特支小中高家庭(受験者数ベース:1.4倍、応募者数ベース:1.6倍)
A:2.2倍、B:1.0倍、C:1.0倍?、D:1.3倍、E:なし、F:1.6倍、G:なし

特支理療(受験者数ベース:4.5倍、応募者数ベース:3.5倍)
A:1.5倍、B:なし(2人以上応募)、C:なし、D:なし、E:なし、F:なし(2人以上応募)、G:なし

特支自立活動(受験者数ベース:4.0倍、応募者数ベース:4.5倍)
A:2.0倍?、B:なし、C:なし、D:なし、E:なし、F:7.0倍?、G:なし

養護(受験者数ベース:5.7倍、応募者数ベース:6.8倍)
A:9.7倍、B:5.9倍、C:5.0倍、D:1.04倍、E:1.0倍?、F:14.5倍、G:なし

※数字の後ろに?がついている倍率は「合格者数が少ないため誤差が大きい」という意味です。
※参考ページ
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr111021-2.htm

H24選考区分別倍率を考察-1

2012-04-01 22:14:00 | 教員採用試験
いよいよ4月となり、平成24年度に入りました。1年間の試用期間が過ぎ、昨日までに「4月から出勤に及ばず」という類のことは言われておりませんので、私は今日から晴れて本採用教員となりました(たぶん)。正直この1年は「試用期間中なので多少はおとなしくしておこう」的な心理ストッパーがありましたが、明日からは徐々に(いい意味での)本性を出していこうと思っています。すでに4月1日付での採用と赴任校が決まっている皆様は、今日が日曜日なので初出勤は明日という方がほとんどでしょうが、身分上は本日から教員となられたわけで、まことにおめでとうございます。

さて、各種ネット情報によりますと、今年度は、都の教採試験に合格したのに4月1日付採用にならなかった方が例年以上に多く、特に小学校合格者に多いとのこと。例年通りの辞退率を想定して採用見込者数より多い合格者数とした(小学校合格者は約1,700人で、前年より450人増の採用見込者1,600人のさらに100人増し)ものの、昨今の厳しい経済状況で公務員人気が高まり、辞退率が低かったのが原因ではないかと推測されます。

原因が何であれ、合格された方々には何の責任もないことで、現時点で赴任校が決まっていらっしゃらない方々は不安な日々をお過ごしだと思います。私も本ブログで「合格したのに4月1日付採用にならないのはレアケース」という内容をコメントしたことがあるので、何だか申し訳ない気持ちです。小学校の場合、4月に入ってからも急な児童数の増加でクラス増設となり、教員の追加採用が発生することが結構あります。未だ採用が決まっていない合格者の方々の早期の赴任校決定をお祈りしています。

そんな中、3月23日に「平成25年度東京都公立学校教員採用候補者選考」の実施要綱が発表され、27日からは受験申込みも始まりました。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr120323a.htm
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/jinji/25senko/25jissi.htm

採用見込者数は、小学校が1,200名で前年度比200名減、逆に中学校・高等学校共通は前年度比200名増で、「平成24年度は小学校の合格者を多くしすぎて採用しきれなくなったので、25年度は減らしたのでは?」という疑いを抱かせる数値になっております。新しい試みとして、小学校に「理科コース」が新設されるそうですが、社会人からの教員採用をテーマとする本ブログ的には「社会人経験者特例選考の一次試験に、職務に対する適性検査が加わった」というのが今年度試験の大きな変更点です。・・・・昨年の社会人特例受験者の中に、二次試験の面接で「教員としての適性に著しく欠ける行動(どんな行動?)」をとった人が多数いたのか?・・・という疑惑を生じさせる変更です(^^;)。適性検査の内容は現時点ではわかりませんが、「15分程度の検査」ということなので、社会人として普通の常識を持っている方ならほぼ問題なくクリアできるものではないかと思います。

最後に、ブログを読み返してみて、「平成24年度東京都公立学校教員採用候補者選考の選考区分別倍率」の考察をまだやっていなかったことに気づきましたので掲載します。考察に使った資料は、都教委HPに掲載されていた合格者受験番号PDFです。あくまで「私的考察」であり、かつ、数字はある程度前後に幅のある「概数」となりますのでご注意ください。

<受験番号下4桁の分析(平成23年度と若干異なります)>
A・0000~3999:一般選考、B・5000~6999:特例ア~カ(何らかの形での教員経験者)&障害者特別選考、C・7000~7799:特例キ&ク(前年&前々年の合格者)、D・7800~8599:特例コ(前年期限付・採用有)、E・8600~8999:特例ケ(前年期限付・採用無)、F・9000~9699:特例サ(社会人経験者)、G・9700~9999:大学推薦?

小学校(受験者数ベース:3.2倍、応募者数ベース:3.6倍)
A:5.6倍、B:5.9倍、C:5.8倍、D:1.2倍、E:3.1倍、F:6.9倍、G:1.6倍

中高国語(受験者数ベース:5.3倍、応募者数ベース:6.1倍)
A:7.6倍、B:7.4倍、C:3.0倍、D:1.4倍、E:2.0倍、F:10.0倍、G:2.0?倍

中高地歴(受験者数ベース:9.3倍、応募者数ベース:11.3倍)
A:14.9倍、B:6.3倍、C:2.0?倍、D:1.1倍、E:1.2倍、F:19.2倍、G:1.1倍

中高公民(受験者数ベース:11.8倍、応募者数ベース:15.1倍)
A:16.6倍、B:5.0倍、C:なし、D:1.1倍、E:2.0?倍、F:21.7倍、G:2.0?倍

中高数学(受験者数ベース:3.8倍、応募者数ベース:4.5倍)
A:5.4倍、B:4.4倍、C:2.5倍、D:1.3倍、E:1.8倍、F:4.8倍、G:1.0?倍

中高物理(受験者数ベース:3.1倍、応募者数ベース:3.7倍)
A:4.1倍、B:3.8倍、C:なし、D:1.3倍、E:なし、F:5.6倍、G:なし

中高化学(受験者数ベース:3.2倍、応募者数ベース:3.9倍)
A:4.8倍、B:2.0倍、C:2.0?倍、D:1.2倍、E:1.5倍、F:3.9倍、G:なし

中高生物(受験者数ベース:4.4倍、応募者数ベース:5.6倍)
A:7.8倍、B:3.6倍、C:なし、D:1.3倍、E:1.7倍、F:8.8倍、G:1.0?倍

中高英語(受験者数ベース:5.2倍、応募者数ベース:6.3倍)
A:8.3倍、B:5.6倍、C:なし、D:1.3倍、E:1.1倍、F:9.1倍、G:2.0?倍

中高音楽(受験者数ベース:8.6倍、応募者数ベース:10.1倍)
A:24.6倍、B:3.8倍、C:2.0?倍、D:1.0倍、E:1.0倍、F:なし、G:なし

中高美術(受験者数ベース:7.7倍、応募者数ベース:9.1倍)
A:22.5倍、B:6.7倍、C:なし、D:1.4倍、E:1.0?倍、F:17.5倍、G:なし

中高保体(受験者数ベース:10.3倍、応募者数ベース:11.0倍)
A:19.2倍、B:10.0倍、C:なし、D:1.0倍、E:1.8倍、F:13.5倍、G:1.0?倍

※数字の後ろに?がついている倍率は「合格者数が少ないため誤差が大きい」という意味です。
※他の校種・教科・科目等は近日中にアップしますのでお待ちください。

※参考ページ
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr111021-2.htm

昨日の記事の変更

2011-10-23 21:39:00 | 教員採用試験
すみません、昨日の記事中の「合格イコール採用?」についての部分に不正確な表現がありましたので、下記の内容に変更させていただきます。

合格された方々から、すでに「合格イコール採用?」というご質問をいただいています。合格(名簿登載)された方は、最初に来た話を断らずに受け、面接に合格すれば採用となります。聞いている範囲では、高校などの都立学校の場合は受験者1人に管理職(校長、副校長)数名」という形態の面接が多く、よほど変な受け答えをしなければ採用されるが、小・中学校は区や市の教育委員会による「受験者数名に教育委員会採用担当者ら数名」という形の面接が多く、教育委員会によってハードさが異なり、不採用となる人も出る、という感じです。ただ、不採用になった場合でも、採用になるまでは別の区や市などから話がくるので、私を含めた私の知り合いで、名簿登載されて4月1日採用されなかった人はいません。・・・最初の話を断った場合は、次の話が来るのがだいぶ遅くなることはあるようですが。都教委が「イコール必ず教員採用」とは言い切らないのは「自分が行きたい校種や学校以外からの話を断り続ける方、つまり、採用したいが採用されてくれない方」がいらっしゃるからではないかと推測しています。

今年度の合格発表

2011-10-22 13:12:00 | 教員採用試験
昨日は平成24年度東京都公立学校教員採用候補者選考の第二次選考合格発表がありました。合格された皆様、おめでとうございます。昨日発表された午前十時は授業がない時間帯だったので、今回受けていた友人達や書き込んでいただいた皆さん、書き込みされたことはなくともこのブログをお読みいただいていた方々はどうだったかな?と思っていました。皆様に少しでもこのブログが役立っていたなら嬉しく思います。そのために始めたのですから。

合格された方々から、すでに「合格イコール採用?」というご質問をいただいています。合格(名簿登載)された方は、最初に来た話を断らなければ大丈夫だと聞いています。少なくとも、私を含めた私の知り合いで、名簿登載されて4月1日採用されなかった人はいません。最初の話を断った場合は、次の話が来るのがだいぶ遅くなることはあるようですが。都教委が「イコール必ず教員採用」とは言い切らないのは「自分が行きたい校種や学校以外からの話を断り続ける方、つまり、採用したいが採用されてくれない方」がいらっしゃるからではないかと推測しています。

社会人経験者特例で受験して合格された方は、今後は現在の勤務先の円満退社が目標になりますね。昨年は、12月初めまでに受験資格確認のための在職証明書を出さなくてはなりませんでした。今年度も同様だと思います。在職証明書は勤務先が証明するものなので、これを依頼する時点で「来年3月31日までに退職する」ことを告げる必要があります。現在の職場で活躍し、なくてはならない立場である人ほど、退職の際に揉めやすい傾向があります。揉めてしまうと退職金算定や有給取得などで不利になったり、友人をなくしたりといった事態になりかねません。ぜひとも計画的に進めていただければと思います。

さて、取り急ぎ、今年度の社会人特例受験者の合格者数と倍率(応募者数ベース)の推測をしてみました。時間がなくて一部の校種・教科だけですが。他の校種・教科は後日掲載させていただきますのでお待ちください。

「平成24年度都教採・社会人特例受験者の合格者数・倍率推測<一般受験>」
※( )内は前年の推測  ※倍率は応募者数(推測)ベース

小学校:100(62)人、6.9(10.6)倍 <651(499)人、5.6(7)倍>

中高国語:20(10)人、10(17)倍 <131(95)人、7.6(9.8)倍>

中高地歴:13(4)人、19.2(75)倍 <90(33)人、14.9(37.3)倍>

中高公民:9(7)人、21.7(28.6)倍 <35(22)人、16.6(25.9)倍>

中高数学:33(14)人、4.8(10)倍 <159(129)人、5.4(6.7)倍>

中高物理:8(4)人、5.6(7.5)倍 <44(32)人、4.1(5.2)倍>

中高化学:16(5)人、3.9(10)倍 <48(43)人、4.8(5.1)倍>

中高生物:8(9)人、8.8(6.7)倍 <36(45)人、7.8(6)倍>

中高英語:34(23)人、9.1(11.5)倍 <143(107)人、8.3(10.1)倍>

中高音楽:0(1)人、なし(30)倍 <13(16)人、24.6(18.1)倍>

中高美術:2(4)人、17.5(8)倍 <20(33)人、22.5(8.5)倍>

中高保体:13(7)人、13.5(21.4)倍 <83(74)人、19.2(19.6)倍>

この結果から、今年度の都教採の社会人特例は前年と比較すると次の変化が見られることがわかりました。
1.全体的に昨年より社会人特例での合格者が大幅に増加。特に、中高地歴と中高化学が3倍以上、中高国語、中高数学、中高物理が2倍以上。小学校、中高英語、中高保体も大幅増。
2.減ったのは中高生物、中高音楽、中高美術。中高生物は微減だが、中高美術は半減、中高音楽は社会人特例合格者なし(といっても昨年も1名のみだが)。
3.一般についても上記の傾向はほぼ同様。
4.校種・教科では、中高地歴の合格者がこの数年に比べて大幅に増え、倍率も低下。

今年度一次試験の分析

2011-10-03 01:02:00 | 教員採用試験
9月16日から高校新卒者の就職試験が始まっており、第一志望企業の合否がほぼわかってきました。合格した生徒は内定となり、不合格だった生徒は第二志望の企業を受験することになります。とはいっても、内定者数が計画数に達した企業は採用活動を終えていくので、日を追うごとに受験できる企業は減っていきます。今後の就職指導は毎年、「焦らず、けれど、素早く」がスローガンになるのだそうです。

そうそう、「ブラタモリ」の渋谷編を使った地理(地形)の授業も終わりました。こちらも上々の反応でした。

10月に入り、今年の東京都教員採用試験の合格発表まであと3週間を切りましたね。とはいえ、発表待ちの方々は「まだ2週間以上もある」というお気持ちだと思います。そこで今回は、これまでやってきたのと同じ手法で「今年度の社会人特例受験者の一次試験合格者数と一次試験合格倍率」を校種・教科別に推測してみました。比較対象として、一般受験者の推測数値も併記しておきます。
なお、これはあくまで「私的考察」であり、かつ、数字はある程度前後に幅のある「概数」となりますのでご注意ください。

「平成24年度都教採・社会人特例受験者の一次合格者数・倍率推測<一般受験>」
※( )内は前年の推測数

小学校:351(254)人、2.0(2.6)倍 <2,029(1,518)人、1.8(2.3)倍>

中高国語:41(28)人、4.9(6.1)倍 <232(211)人、4.3(4.4)倍>

中高地歴:28(14)人、8.9(21.4)倍 <188(98)人、7.2(12.6)倍>

中高公民:20(16)人、9.8(12.5)倍 <65(50)人、8.9(11.4)倍>

中高数学:57(40)人、2.8(3.5)倍 <305(282)人、2.8(3.0)倍>

中高物理:12(14)人、2.8(2.1)倍 <64(73)人、2.8(2.3)倍>

中高化学:28(16)人、2.2(3.1)倍 <88(91)人、2.6(2.4)倍>

中高生物:14(19)人、5.0(3.2)倍 <86(96)人、3.3(2.8)倍>

中高英語:65(54)人、4.8(4.9)倍 <293(260)人、4.0(4.2)倍>

中高音楽:2(3)人、15.0(10.0)倍 <40(43)人、8.0(6.7)倍>

中高美術:7(7)人、5.0(4.6)倍 <49(65)人、5.1(4.3)倍>

中高保体:23(19)人、7.6(7.9)倍 <164(154)人、9.7(9.4)倍>

この結果から、今年度の都教採一次試験は、前年と比較すると次の変化が見られることがわかりました。
1.中高地歴の一次合格者数が社会人、一般共にほぼ倍増し、一次倍率も大幅に低下。
2.小学校、中高国語、中高公民、中高数学、中高化学(社会人)、中高英語の一次合格者数が増え、一次倍率も低下。
3.中高物理、中高生物、中高美術(一般)の一次合格者数がやや減少し、それにより、一次倍率も上昇。
4.中高化学(一般)、中高音楽、中高美術(社会人)、中高保体の一次合格者数はほぼ前年通り。

今回の一次試験が昨年と大きく異なるのは「問題選択指示に不明瞭な点があったため、論文試験時間が例年より30分長い」ことで、もしかしたら「1」と「2」の変化はそのことと若干関係があるかもしれない、とも感じました。もちろん、単に採用計画数の増減による変化なのかもしれませんので、二次試験の結果発表後に再度分析しようと思います。