いよいよ4月となり、平成24年度に入りました。1年間の試用期間が過ぎ、昨日までに「4月から出勤に及ばず」という類のことは言われておりませんので、私は今日から晴れて本採用教員となりました(たぶん)。正直この1年は「試用期間中なので多少はおとなしくしておこう」的な心理ストッパーがありましたが、明日からは徐々に(いい意味での)本性を出していこうと思っています。すでに4月1日付での採用と赴任校が決まっている皆様は、今日が日曜日なので初出勤は明日という方がほとんどでしょうが、身分上は本日から教員となられたわけで、まことにおめでとうございます。
さて、各種ネット情報によりますと、今年度は、都の教採試験に合格したのに4月1日付採用にならなかった方が例年以上に多く、特に小学校合格者に多いとのこと。例年通りの辞退率を想定して採用見込者数より多い合格者数とした(小学校合格者は約1,700人で、前年より450人増の採用見込者1,600人のさらに100人増し)ものの、昨今の厳しい経済状況で公務員人気が高まり、辞退率が低かったのが原因ではないかと推測されます。
原因が何であれ、合格された方々には何の責任もないことで、現時点で赴任校が決まっていらっしゃらない方々は不安な日々をお過ごしだと思います。私も本ブログで「合格したのに4月1日付採用にならないのはレアケース」という内容をコメントしたことがあるので、何だか申し訳ない気持ちです。小学校の場合、4月に入ってからも急な児童数の増加でクラス増設となり、教員の追加採用が発生することが結構あります。未だ採用が決まっていない合格者の方々の早期の赴任校決定をお祈りしています。
そんな中、3月23日に「平成25年度東京都公立学校教員採用候補者選考」の実施要綱が発表され、27日からは受験申込みも始まりました。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr120323a.htm
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/jinji/25senko/25jissi.htm
採用見込者数は、小学校が1,200名で前年度比200名減、逆に中学校・高等学校共通は前年度比200名増で、「平成24年度は小学校の合格者を多くしすぎて採用しきれなくなったので、25年度は減らしたのでは?」という疑いを抱かせる数値になっております。新しい試みとして、小学校に「理科コース」が新設されるそうですが、社会人からの教員採用をテーマとする本ブログ的には「社会人経験者特例選考の一次試験に、職務に対する適性検査が加わった」というのが今年度試験の大きな変更点です。・・・・昨年の社会人特例受験者の中に、二次試験の面接で「教員としての適性に著しく欠ける行動(どんな行動?)」をとった人が多数いたのか?・・・という疑惑を生じさせる変更です(^^;)。適性検査の内容は現時点ではわかりませんが、「15分程度の検査」ということなので、社会人として普通の常識を持っている方ならほぼ問題なくクリアできるものではないかと思います。
最後に、ブログを読み返してみて、「平成24年度東京都公立学校教員採用候補者選考の選考区分別倍率」の考察をまだやっていなかったことに気づきましたので掲載します。考察に使った資料は、都教委HPに掲載されていた合格者受験番号PDFです。あくまで「私的考察」であり、かつ、数字はある程度前後に幅のある「概数」となりますのでご注意ください。
<受験番号下4桁の分析(平成23年度と若干異なります)>
A・0000~3999:一般選考、B・5000~6999:特例ア~カ(何らかの形での教員経験者)&障害者特別選考、C・7000~7799:特例キ&ク(前年&前々年の合格者)、D・7800~8599:特例コ(前年期限付・採用有)、E・8600~8999:特例ケ(前年期限付・採用無)、F・9000~9699:特例サ(社会人経験者)、G・9700~9999:大学推薦?
小学校(受験者数ベース:3.2倍、応募者数ベース:3.6倍)
A:5.6倍、B:5.9倍、C:5.8倍、D:1.2倍、E:3.1倍、F:6.9倍、G:1.6倍
中高国語(受験者数ベース:5.3倍、応募者数ベース:6.1倍)
A:7.6倍、B:7.4倍、C:3.0倍、D:1.4倍、E:2.0倍、F:10.0倍、G:2.0?倍
中高地歴(受験者数ベース:9.3倍、応募者数ベース:11.3倍)
A:14.9倍、B:6.3倍、C:2.0?倍、D:1.1倍、E:1.2倍、F:19.2倍、G:1.1倍
中高公民(受験者数ベース:11.8倍、応募者数ベース:15.1倍)
A:16.6倍、B:5.0倍、C:なし、D:1.1倍、E:2.0?倍、F:21.7倍、G:2.0?倍
中高数学(受験者数ベース:3.8倍、応募者数ベース:4.5倍)
A:5.4倍、B:4.4倍、C:2.5倍、D:1.3倍、E:1.8倍、F:4.8倍、G:1.0?倍
中高物理(受験者数ベース:3.1倍、応募者数ベース:3.7倍)
A:4.1倍、B:3.8倍、C:なし、D:1.3倍、E:なし、F:5.6倍、G:なし
中高化学(受験者数ベース:3.2倍、応募者数ベース:3.9倍)
A:4.8倍、B:2.0倍、C:2.0?倍、D:1.2倍、E:1.5倍、F:3.9倍、G:なし
中高生物(受験者数ベース:4.4倍、応募者数ベース:5.6倍)
A:7.8倍、B:3.6倍、C:なし、D:1.3倍、E:1.7倍、F:8.8倍、G:1.0?倍
中高英語(受験者数ベース:5.2倍、応募者数ベース:6.3倍)
A:8.3倍、B:5.6倍、C:なし、D:1.3倍、E:1.1倍、F:9.1倍、G:2.0?倍
中高音楽(受験者数ベース:8.6倍、応募者数ベース:10.1倍)
A:24.6倍、B:3.8倍、C:2.0?倍、D:1.0倍、E:1.0倍、F:なし、G:なし
中高美術(受験者数ベース:7.7倍、応募者数ベース:9.1倍)
A:22.5倍、B:6.7倍、C:なし、D:1.4倍、E:1.0?倍、F:17.5倍、G:なし
中高保体(受験者数ベース:10.3倍、応募者数ベース:11.0倍)
A:19.2倍、B:10.0倍、C:なし、D:1.0倍、E:1.8倍、F:13.5倍、G:1.0?倍
※数字の後ろに?がついている倍率は「合格者数が少ないため誤差が大きい」という意味です。
※他の校種・教科・科目等は近日中にアップしますのでお待ちください。
※参考ページ
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr111021-2.htm
さて、各種ネット情報によりますと、今年度は、都の教採試験に合格したのに4月1日付採用にならなかった方が例年以上に多く、特に小学校合格者に多いとのこと。例年通りの辞退率を想定して採用見込者数より多い合格者数とした(小学校合格者は約1,700人で、前年より450人増の採用見込者1,600人のさらに100人増し)ものの、昨今の厳しい経済状況で公務員人気が高まり、辞退率が低かったのが原因ではないかと推測されます。
原因が何であれ、合格された方々には何の責任もないことで、現時点で赴任校が決まっていらっしゃらない方々は不安な日々をお過ごしだと思います。私も本ブログで「合格したのに4月1日付採用にならないのはレアケース」という内容をコメントしたことがあるので、何だか申し訳ない気持ちです。小学校の場合、4月に入ってからも急な児童数の増加でクラス増設となり、教員の追加採用が発生することが結構あります。未だ採用が決まっていない合格者の方々の早期の赴任校決定をお祈りしています。
そんな中、3月23日に「平成25年度東京都公立学校教員採用候補者選考」の実施要綱が発表され、27日からは受験申込みも始まりました。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr120323a.htm
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/jinji/25senko/25jissi.htm
採用見込者数は、小学校が1,200名で前年度比200名減、逆に中学校・高等学校共通は前年度比200名増で、「平成24年度は小学校の合格者を多くしすぎて採用しきれなくなったので、25年度は減らしたのでは?」という疑いを抱かせる数値になっております。新しい試みとして、小学校に「理科コース」が新設されるそうですが、社会人からの教員採用をテーマとする本ブログ的には「社会人経験者特例選考の一次試験に、職務に対する適性検査が加わった」というのが今年度試験の大きな変更点です。・・・・昨年の社会人特例受験者の中に、二次試験の面接で「教員としての適性に著しく欠ける行動(どんな行動?)」をとった人が多数いたのか?・・・という疑惑を生じさせる変更です(^^;)。適性検査の内容は現時点ではわかりませんが、「15分程度の検査」ということなので、社会人として普通の常識を持っている方ならほぼ問題なくクリアできるものではないかと思います。
最後に、ブログを読み返してみて、「平成24年度東京都公立学校教員採用候補者選考の選考区分別倍率」の考察をまだやっていなかったことに気づきましたので掲載します。考察に使った資料は、都教委HPに掲載されていた合格者受験番号PDFです。あくまで「私的考察」であり、かつ、数字はある程度前後に幅のある「概数」となりますのでご注意ください。
<受験番号下4桁の分析(平成23年度と若干異なります)>
A・0000~3999:一般選考、B・5000~6999:特例ア~カ(何らかの形での教員経験者)&障害者特別選考、C・7000~7799:特例キ&ク(前年&前々年の合格者)、D・7800~8599:特例コ(前年期限付・採用有)、E・8600~8999:特例ケ(前年期限付・採用無)、F・9000~9699:特例サ(社会人経験者)、G・9700~9999:大学推薦?
小学校(受験者数ベース:3.2倍、応募者数ベース:3.6倍)
A:5.6倍、B:5.9倍、C:5.8倍、D:1.2倍、E:3.1倍、F:6.9倍、G:1.6倍
中高国語(受験者数ベース:5.3倍、応募者数ベース:6.1倍)
A:7.6倍、B:7.4倍、C:3.0倍、D:1.4倍、E:2.0倍、F:10.0倍、G:2.0?倍
中高地歴(受験者数ベース:9.3倍、応募者数ベース:11.3倍)
A:14.9倍、B:6.3倍、C:2.0?倍、D:1.1倍、E:1.2倍、F:19.2倍、G:1.1倍
中高公民(受験者数ベース:11.8倍、応募者数ベース:15.1倍)
A:16.6倍、B:5.0倍、C:なし、D:1.1倍、E:2.0?倍、F:21.7倍、G:2.0?倍
中高数学(受験者数ベース:3.8倍、応募者数ベース:4.5倍)
A:5.4倍、B:4.4倍、C:2.5倍、D:1.3倍、E:1.8倍、F:4.8倍、G:1.0?倍
中高物理(受験者数ベース:3.1倍、応募者数ベース:3.7倍)
A:4.1倍、B:3.8倍、C:なし、D:1.3倍、E:なし、F:5.6倍、G:なし
中高化学(受験者数ベース:3.2倍、応募者数ベース:3.9倍)
A:4.8倍、B:2.0倍、C:2.0?倍、D:1.2倍、E:1.5倍、F:3.9倍、G:なし
中高生物(受験者数ベース:4.4倍、応募者数ベース:5.6倍)
A:7.8倍、B:3.6倍、C:なし、D:1.3倍、E:1.7倍、F:8.8倍、G:1.0?倍
中高英語(受験者数ベース:5.2倍、応募者数ベース:6.3倍)
A:8.3倍、B:5.6倍、C:なし、D:1.3倍、E:1.1倍、F:9.1倍、G:2.0?倍
中高音楽(受験者数ベース:8.6倍、応募者数ベース:10.1倍)
A:24.6倍、B:3.8倍、C:2.0?倍、D:1.0倍、E:1.0倍、F:なし、G:なし
中高美術(受験者数ベース:7.7倍、応募者数ベース:9.1倍)
A:22.5倍、B:6.7倍、C:なし、D:1.4倍、E:1.0?倍、F:17.5倍、G:なし
中高保体(受験者数ベース:10.3倍、応募者数ベース:11.0倍)
A:19.2倍、B:10.0倍、C:なし、D:1.0倍、E:1.8倍、F:13.5倍、G:1.0?倍
※数字の後ろに?がついている倍率は「合格者数が少ないため誤差が大きい」という意味です。
※他の校種・教科・科目等は近日中にアップしますのでお待ちください。
※参考ページ
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr111021-2.htm