社会人から教員に ~40代後半での教員採用試験体験記~

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都教員採用見込者数、大幅減

2013-03-31 15:49:00 | 教員採用試験
2012年度最後の日をむかえました。明日からは教員生活3年目に入ります。教員としての基本的業務は一通り身に付き、3年目は「さらなるレベルアップ」がテーマになります。授業力や指導力の一層の向上を目指したいと思います。

さて、3月22日に「平成26年度東京都公立学校教員採用候補者選考」の実施要綱が発表され、26日からは受験申込みも始まりました。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr130322a.htm
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/jinji/26senko/26jissi.htm

採用見込者数は、小学校が1,000名で前年度比200名減(H24年度比では600名減、H23年度比150名減)、中学校・高等学校共通は620名で前年度比480名減(H24年度比280名減、私が受けたH23年度比で180名減)、全体では2000名+若干名で、前年度比は約3割少ない890名の減少(H24年度比985名減、H23年度比355名減)。過去4年間の中では最も少ない見込者数で、東京都における「団塊の世代教員の大量退職にともなう新採大量採用」が終了したのではないかと思われる数字になっています。受験者数が昨年と同じだった場合、倍率は大幅に上昇し、表面上は「狭き門」となるわけです。

試験方法における今年度からの大きな変更点は「論文の字数を、1,500字程度から1,000字程度に変更(試験時間は90分から70分に変更)」です。その理由について、私は「論文試験時間、採点工数、および採点時間の短縮」が一番ではないかと考えますが、「伝えたいことを簡潔にまとめて文章化する能力を確認したい」という面もあるのかもしれません。これにより、これまで「90分で1,500字」で論文試験対策をしてきた方々は、新たに「70分で1,000字程度」を書けるようになる訓練が必要になります。

採用見込者数大幅減少と論文字数変更によって、「平成26年度東京都公立学校教員採用候補者選考」は、ここ数年では最も厳しい選考になることが予想されますが、「本当に実力があれば難関であっても突破できる」のも事実。受験を予定している方はぜひがんばってください。