前回のブログから2か月以上がたち、元号が平成から令和に変わりました。令和最初の書き込みになります。令和の時代もよろしくお願いいたします。
この間に勤務校では体育祭が行われるとともに、教育実習生が例年より多くやってきて、さらに指導教官の仕事もあったため、大変な忙しさでした。体育祭で大きな問題はなかったこと、教育実習生の研究授業等が、まあいろいろありましたがとりあえず終わったこと、期末テストの作成のヤマをこえたことなどから、久しぶりにブログのことを思い出しました。
さて、今回のメインは、6月14日に発表された平成31年度東京都公立学校教員採用候補者選考(32年度採用)応募状況の分析です。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/press_release/2019/release20190614.html
今年度の応募者総数は12,271人で、1,804人もの大幅減だった昨年よりさらに1,190人も減少し、応募倍率(採用見込数に対する応募者の割合)は、3.9倍の低倍率だった昨年よりさらに下がって3.8倍となりました。校種別では、小学校全科(理科・英語コース含む)の応募者数は3,762人で、昨年度より444人(10.6%)減、応募倍率は2.4倍(昨年度2.7倍)、中高共通の応募者数は5,827人で、昨年度より479人(7.6%)減、応募倍率は採用見込者数が減ったため微増して5.2倍(昨年度5.0倍)、特別支援学校の応募者数は816人で、昨年度より87人(9.6%)減、応募倍率はこちらも採用見込者数が減ったため微増して5.1倍(昨年度4.8倍)でした。
過去12年の全体倍率推移は、平成21年度採用6.4倍 平成22年度採用7.8倍 平成23年度採用8.1倍 平成24年度採用6.7倍、平成25年度採用6.7倍、平成26年度採用9.5倍、平成27年度採用6.2倍、平成28年度採用6.0倍、平成29年度採用7.1倍、平成30年度採用5.7倍、平成31年度採用は激減して3.9倍、そして今年度はさらに減って3.8倍。2年連続の記録的な低倍率です。特に小学校の倍率2.4倍はいよいよ心配になるレベル。
原因としては、民間企業の採用状況が(数字上は)非常に良く、空前の売り手市場である点、教員の仕事の不人気さ(教員の仕事がブラックであるという報道が繰り返されています)、そして昨年も指摘した社会人特例の試験科目増加(昨年度より、論文と適性検査に加え、教職教養と専門教養の試験が課されました)などが考えられます。
とはいえ、毎年書いている「倍率が低いからといって油断は禁物。実力上位層の数はあまり変わらないかもしれない。」という注意は今年も変えるつもりはありません。中高共通や特別支援学校の採用見込者数は昨年より減っていますし。選考区分A・C・Dの方の1次試験は7月14日(日)。良い成果が得られることをお祈りしております。
この間に勤務校では体育祭が行われるとともに、教育実習生が例年より多くやってきて、さらに指導教官の仕事もあったため、大変な忙しさでした。体育祭で大きな問題はなかったこと、教育実習生の研究授業等が、まあいろいろありましたがとりあえず終わったこと、期末テストの作成のヤマをこえたことなどから、久しぶりにブログのことを思い出しました。
さて、今回のメインは、6月14日に発表された平成31年度東京都公立学校教員採用候補者選考(32年度採用)応募状況の分析です。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/press_release/2019/release20190614.html
今年度の応募者総数は12,271人で、1,804人もの大幅減だった昨年よりさらに1,190人も減少し、応募倍率(採用見込数に対する応募者の割合)は、3.9倍の低倍率だった昨年よりさらに下がって3.8倍となりました。校種別では、小学校全科(理科・英語コース含む)の応募者数は3,762人で、昨年度より444人(10.6%)減、応募倍率は2.4倍(昨年度2.7倍)、中高共通の応募者数は5,827人で、昨年度より479人(7.6%)減、応募倍率は採用見込者数が減ったため微増して5.2倍(昨年度5.0倍)、特別支援学校の応募者数は816人で、昨年度より87人(9.6%)減、応募倍率はこちらも採用見込者数が減ったため微増して5.1倍(昨年度4.8倍)でした。
過去12年の全体倍率推移は、平成21年度採用6.4倍 平成22年度採用7.8倍 平成23年度採用8.1倍 平成24年度採用6.7倍、平成25年度採用6.7倍、平成26年度採用9.5倍、平成27年度採用6.2倍、平成28年度採用6.0倍、平成29年度採用7.1倍、平成30年度採用5.7倍、平成31年度採用は激減して3.9倍、そして今年度はさらに減って3.8倍。2年連続の記録的な低倍率です。特に小学校の倍率2.4倍はいよいよ心配になるレベル。
原因としては、民間企業の採用状況が(数字上は)非常に良く、空前の売り手市場である点、教員の仕事の不人気さ(教員の仕事がブラックであるという報道が繰り返されています)、そして昨年も指摘した社会人特例の試験科目増加(昨年度より、論文と適性検査に加え、教職教養と専門教養の試験が課されました)などが考えられます。
とはいえ、毎年書いている「倍率が低いからといって油断は禁物。実力上位層の数はあまり変わらないかもしれない。」という注意は今年も変えるつもりはありません。中高共通や特別支援学校の採用見込者数は昨年より減っていますし。選考区分A・C・Dの方の1次試験は7月14日(日)。良い成果が得られることをお祈りしております。