新保守主義 (アメリカ合衆国) Neoconservatism
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関連日記
現在のアメリカのネオコンの色分け(バイデン派、トランプ派、リバタリアニズム)<2025・03・15
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レーガン政権が、従来のネオコンから現在のネオコンに変わった政権と言えます。
下にウイキペデイアの内容を抜き書きしましたが、ネオコンは一つの主義主張ではなくアメリカ保守主義的考え方の総称または合体系です。そして戦後、そこにユダヤ系が取り込まれたので現在では、ユダヤ系とユダヤロビーの影響が極めて大きくなりました。近年のアメリカ政権が全部イスラエル重視政策を取るのはそのためです。
【軒を貸して母屋を取られる】
ほぼ、このような状況になって今も続いています。
そしてネオコンは、アメリカだけにあるのではありません。欧米全体に存在すると言えます。
理由は、ネオコンの一派の「自由民主主義輸出思想」です。どちらかと言うと「民主主義」が前面に出てきます。
そして、始末の悪いことに元共産主義・元社会主義も参加しているので左派思想とも親和性があります。
こうして新保守主義と言いながら、思想的な部分は希薄になり自己目的的な部分だけで寄り集まるようになったのが、現在のネオコングループと言えると思います。
その目的は何か❓
民主主義を世界に広める事を名目にして、アメリカ一極政治構造を軍事力と経済力(グローバリズム)により達成することです。だから、ロシアと中国は叩き潰す敵になります。
アメリカ一極政治構造を実現したなら❓
(あ)普通に考えると、アメリカ世界帝国が出来上がるようにも見えます。
(い)『ネオコン:いやいや、それは違います。民主主義を世界に普及するのが目的です』
だから、現在のネオコンの中心にいるグループには思想や主義はなく目的のために有象無象が集まって大きなグループを形成しているだけです。
そしてウイキペデイアの記述が全く触れないことがあります。
戦争も手段に使うのですから、ここに当然産軍複合体も参加しています。
こうなると産軍複合体の代弁者の性格も帯びてきます。
更には戦争のためには、異論や反論は許されません。
政治家や行政組織(特にCIAやFBI、司法省など)が参加します。
米民主党系のマスコミは、ほぼプロパガンダ機関になっています。
これと同じ構図がヨーロッパにもあります。
「民主主義を輸出」する過程で、一緒に「目的」の方も輸出されたのでしょうね❓
今の米民主党とウクライナとヨーロッパのロシア敵視は、異常でしょう❓
「不倶戴天の極悪は、絶対に撲滅せん!」
ここまでくれば、「鬼畜米英!」の世界です。
ここまで書いてきたのは、ごく一部です。
東欧の民主化からイラク戦争やシリア・リビアへの軍事干渉、今の東欧へのEUの内政干渉、ウクライナ紛争まで。
全部、同じグループが意図して行ってきた一連の政策です。
つまり、ネオコンと言うのは特に思想や主義で集まっているのではなく、単に目的や利益のために様々な勢力が寄り集まっている有象無象の寄り合い?村?と言うべきものです。名前は出さないけれど隠れ参加しているのもいます。
トランプ政権にもネオコンの系譜に連なる人間は、います。
しかし、バイデン・ネオコン・グループと徹底的に戦っています。
バイデン・ネオコンが、やってきたウクライナ紛争を継続すれば、やがてヨーロッパ紛争に拡大する可能性が大きいからです。
トランプ政権が、何が何でもウクライナ紛争終結に動いているのは、核戦争のリスクを消すためです。
バイデン・ネオコン・グループがもしロシア潰しに成功していたら、次は確実に中国潰しを始めただろうと思います。
「民主主義を世界に普及させる」ためには、中国も潰さなければ、ならないでしょう❓
現在主流のネオコンは、バイデン・ネオコンと言うのが一番分かりやすいと思います。
オバマ政権の時代から、ヨーロッパ方面でも仲間を増やして特にヨーロッパでは、仲間が多すぎるくらいにいます。
これが、「米民主党+ウクライナ+ヨーロッパ左派」です。
トランプ政権は、この「米民主党+ウクライナ+ヨーロッパ左派」を欧米の政治の中枢から駆逐しないと世界戦争のリスクは残ります。
新保守主義 (アメリカ合衆国)の記述を読みながら現実の21世紀の特に欧米の国際情勢に流れを見ていくと、このような内容が見えてきます。
結局のところ今主流のネオコンの考えていることは、アメリカの一極支配構造の完成です。
バイデン式は、ヨーロッパも加えていますから、ヨーロッパにも「おこぼれ」はあるのでしょうね❓
ウクライナ紛争は、そのための手段に過ぎないと言う事が分かります。
<以下、ウイキペデイアの記述から一部引用>
反スターリン左派(トロッキーイスト)1930年代
社会主義
民主党に入り込む⇒党内左派として労働組合に浸透:第2次大戦後
ユダヤ系が参加
トロツキズムの「革命の輸出」⇒新保守主義の「民主主義の輸出」
保守化1970年代
クリストルによれば、ネオコンは、「リアリティに襲われたリベラル」である
アメリカ合衆国の保守合同
伝統主義とリバタリアニズムはしばしば対立
キリスト教精神に重点を置く伝統主義者
キリスト教原理主義者
完全なる自由競争を唱えるリバタリアニズム
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外交政策や安全保障政策に重大な関心を払わない(モンロー主義や孤立主義を提唱する)伝統主義者
リバタリアニズムの対外不干渉主義
反共主義者の積極介入主義
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保守思想の分裂を1つの大きな「保守主義」としてまとめあげることに成功
1955年に創刊された『ナショナル・レビュー』という雑誌
リベラリズムと対立する3つの異なる保守の合同に成功した
1960年代のアメリカの保守主義運動と連動して、1つの潮流を作り出した
これにより、共和党の保守化が進み、1980年代のレーガン政権誕生
※現在のネオコンの始まり
マーヴィン・オラスキー:ジョージ・W・ブッシュ政権の顧問
第1次トランプ政権のジョン・ボルトンやエリオット・エイブラムス
ウィリアム・クリストル、チェイニー元副大統領、リズ・チェイニー前下院議員
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<軍事・外交政策>
自由主義・民主主義・グローバリゼーション(アメリカニゼーション)を理想に掲げ
自由民主主義は人類普遍の価値観であると考え
その啓蒙と拡大に努めている
具体例:旧ソ連圏の色の革命や中東のアラブの春と呼ばれるドミノ現象への関与
ブッシュ政権末期からは対ロシア強硬姿勢が目立ち始める
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<軍事戦略>
元トロツキストでランド研究所の重鎮アルバート・ウォルステッターの予防戦争や限定戦争
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バイデン政権
オバマ政権で要職を担っていた民主党系ネオコン(リベラルホーク)の復権
ロイド・オースティンが国防長官、国務次官ビクトリア・ヌーランド
(実際は、他に大勢います、共和党にもいます)
※関連日記目次
項目「アメリカ合衆国」の目次③
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