オリオールズ藤浪晋太郎に称賛、全米放送の実況でも「素晴らしい球」2回無失点の快投
[2023年7月31日18時1分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202307310000805.html
藤浪は、西地区ダントツの最下位のアスレチックスに移籍しなかったら、復活することなく引退する運命だったと思います。阪神は、藤浪の病気のイップスを全く理解せず藤浪をコーチすることが出来ませんでした。プロ野球の元有名選手も全員同じでした。
しかし、イップスの治療の専門家は藤浪はイップスだと断言していました。日本のプロ野球関係者は、全員それを無視したわけです。
アスレチックスが藤浪を獲得したのは、格安の先発投手が欲しかったからです。現在、再建中のおんぼろ球団で予算もありませんし藤浪を再生できれば、球団も儲かるし助かります。
アスレチックスが阪神と違うのは、藤浪を再生するためにプランAとプランBを事前に準備していたことです。当然、事前に藤浪がイップスであることを把握したうえで藤浪再生計画を立てたと思います。
最初は、先発投手として起用しました。これがプランAです。何試合か先発しましたが、阪神時代と同じでした。そこでアスレチックスの投手コーチは、プランBに変更しました。プランBは先発から中継ぎへの配置換えです。
イップスについてよく知る元日本ハムのエースの岩本によると(本人もイップスで苦しみ克服してエースになりました)考えるとダメなんだそうです。考えないで反射的にプレーするのが、コツなんだそうです。
先発だとアレコレ考えるでしょう。これがイップスに一番悪いのです。考えずに反射的にプレーするなら中継ぎの方が向いているわけです。アスレチックスの投手コーチが考えたことを言葉で表すとこのような事です。
それは成功して藤浪は中継ぎ投手として徐々に安定した投球が出来るようになりました。
日本にいたら絶対こうは、ならなかったと思います。メジャーのコーチは、やはり違うなと思います。日本の野球がいつまで経ってもメジャーに追いつけないのは、このような部分が大きいのであろうと思います。見比べるとマイナーの3Aを少し強くしたレベルだと思います。3Aとメジャーの中間ぐらいのレベルだと思います。4Aは、ないですがそれくらいのレベルです。メジャーを支えるのは、分厚いマイナー組織です。その沢山のメジャー候補生の中から這い上がってくるのが、メジャーリーガーです。
その話は脇に置いて、復活した藤浪に目を付けたのが、現在東地区で首位争いをしているオリオールズです。現在、東地区で1・5ゲーム差の首位です。
当然、ワールドシリーズ優勝を狙っています。そのチームがブルペン強化のために藤浪を獲得しました。
藤波にしても俄然やる気が出ますよね。西地区、ダントツのダンペチームと東地区首位のチームとどちらかを選ぶなら、決まっているでしょう?
こうして藤浪は、地獄→地獄→地獄脱出→天国のようなコースを、この1年歩んで来ました。
やはり藤浪は投手としての能力に恵まれていますから立ち直りのきっかけが掴めれば、中継ぎであろうとエースになれると思います。中継ぎで実績を積めば、やがてクローザーに出世できると思います。
そしてオリオールズの投手コーチが、メジャーでは有名な名コーチなんだそうです。
「もっと、良くしてやる!」
と、待ち構えていたそうなんです。
藤浪も長くて暗い野球のどん底人生でしたが、やっと復活できそうです。
移籍後は、何試合か登板していますがまだ無失点ピッチングを続けています。段々、自信が出てきたんでしょうね?
ワールドシリーズで投げる藤浪晋太郎投手を見ることが出来るかもしれません・・・