「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

クルスク戦線は、晩秋の戦いへ<ウクライナ紛争2024/09/30

2024-09-30 19:17:51 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.09.30
混戦模様が続くクルスク方面の戦い、双方とも決め手に欠ける状況
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/the-fighting-in-the-kursk-area-continues-to-be-chaotic-with-both-sides-lacking-decisive-power/

双方決め手に欠けるというよりロシアは、冬を待っていると思います。
クルスクにいるウクライナ軍は、ロシア侵略の証拠品ですから簡単には追い出さないと思います。
ウクライナの精鋭機甲部隊が、クルスクを攻めていますから帰したくないでしょう。

大体、クルスク辺りは10月の20日~11月上旬に晩秋のぬかるみの季節を迎えるようです。
その後、厳寒の冬がやってきます。
その季節にロシアを攻めた外国軍は、どうなったか❓
古くはナポレオン軍、新しい時代はナチスドイツ軍です。
ロシアの冬にロシアで戦えば遠征軍が敗北しています。
理由は、兵站(補給)が出来ないことです。
やはり夏と冬では、道路事情や補給事情が全然違います。
その違いを遠征軍は理解せず、また古い時代なら越冬の装備がなく敗退します。

ウクライナ軍も近いとはいえ遠征軍です。
補給の問題は同じです。
ウクライナの参謀本部を見ていると補給を考えているとは思えません。ウクライナ国内と同じように考えているでしょう。

それを前提にロシア軍は、罠を仕掛けているようです。
ロシア軍は、他は守るだけにして西側を少し押し返してウクライナ軍の補給路の近くまで前進してもみ合っています。
ウクライナ軍は、なぜか北の方に攻め上がってやはり、もみ合いになっています。補給路から遠い方をこの時期に攻める理由が分かりません。

これから段々寒くなりますから冬服から始まって冬の装備が必要です。そういった物品をちゃんと補給しているのかどうか❓
更には遠征軍が越冬するには、陣地や塹壕だけでなく暖を取る退避豪も不可欠です。生活する場所が必要なんです。

クルスクのド田舎を攻めたために、そのような設備はほとんどありません。ウクライナ軍が占領地を守るためにはそのような設備を建設しなければ、なりません。
準備をしていると思いますか❓

更には、冬になれば針葉樹は葉を落とします。
ウクライナの機甲部隊が隠れていた森は、上から見えるようになります。どこに隠れますか❓

ロシア軍は、これを待っています。
補給路も当然、狙われるでしょうね❓

ウクライナ軍をクルスクに引き寄せておいて冬、ロシア軍がどうしようと考えているのか、分かると思います。
普通に考えると、晩秋のぬかるみの季節が来る前にウクライナ軍は撤退するべきだと思います。
撤退しなければ、冬に寒さとロシア軍の餌食になると思います。
ロシア軍は、冬の到来を待っていると思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。