「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(アゼルバイジャン)ナゴルノ・カラバフ紛争が教えてくれる事<2023年9月

2023-09-27 19:44:32 | ロシアと周辺国

分離派の武装解除開始、係争地ナゴルノカラバフ
2023年9月24日 10:59 発信地:シュシャ/アゼルバイジャン [ アゼルバイジャン アルメニア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3482974

この記事の写真が、ナゴルノ・カラバフ紛争の本質を示していると思います。
ナゴルノ・カラバフ地区の人口は、2013年時点で14.66万人とされています。

不思議に思いませんか?
日本の中都市程度の人口です。
写真には、この人口で考えるなら膨大な武器が写っています。たった15万人弱の人口の経済力でこの膨大な武器が買えるか?と、言うことです。

長期にわたる大規模な戦争もしています。たった15万人の人口で、出来っこないです。アルメニア軍が介入しているのは、明らかでしょう?

武器は、全部が外部から流入しているでしょう。
送り込んだのは、誰か?
アルメニア政府に決まっています。

つまり、この40年近くにも及ぶ紛争を作り出したのはアルメニア政府であることになります。それに非常に非常に大きく貢献したのがロシア政府です。アルメニアだって小国です。これほどの武器を自力でナゴルノ・カラバフ地区に送り込むことは不可能でしょう。戦争に軍隊も派遣しています。

この40年に及ぶ紛争では多くの悲劇と被害・犠牲者が生まれました。

それを助長したのは、誰なのか?

まるでアルメニアが被害者であるような報道が見られます。アゼルバイジャンが悪いような報道も目立ちます。

アルメニアの過激民族主義が、アゼルバイジャンへの軍事介入を引き起こし、それを全面的に支えたのがロシアです。そのための傀儡勢力が、「アルツァフ共和国」と言う国際的には誰も認めないインチキ共和国です。ロシアが、よくやる手段です。

いいとか悪いとか言う以前の話です。

しかし!ここで大きな疑問があります。

参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/2020%E5%B9%B4%E3%83%8A%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%95%E7%B4%9B%E4%BA%89
この記述の中に、アメリカの態度についての記述があります。それを読むなら、かなり元々軍事侵略をした側を支持するような見解が示されています。「アルツァフ共和国」を支持するとさえ言っています。アルメニアの傀儡政権ですよ!たった人口15万人の!
アメリカは、バカでないのか!と思います。ロシアとグルになるのか❓(アメリカ議会には、国際情勢音痴の議員は沢山います)

周辺のほとんどの国々は、アルメニアの軍事侵略を非難しています。

西ヨーロッパ諸国も、ドイツ以外はアルメニア支持が多いように見えました。

この件に関しては、物凄いダブル・スタンダードが見えます。欧米の色眼鏡が目立ちます。私が、ナゴルノ・カラバフ紛争問題にこだわる理由です。明らかに欧米の見方がおかしいからです。

それで欧米以外の世界各国から、支持されますか?
ウクライナ紛争に関して欧米以外から、支持が集まりにくい理由のように見えます。

アルメニアが悪くなくって?
どうして、ロシアが悪いの?

やっていることは、アルメニアもロシアも全く同じです。あるいは、セルビアも同じです。
普通におかしいでしょう?
ご都合により誰かは悪くなり、誰かは悪くない。
これを、ダブル・スタンダードと言います。



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