絶好調ヌートバー出塁率4割3分2厘、リーグ3位相当の好数値 OPS・880は大谷や吉田超え
[2023年5月15日20時0分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202305150000998.html
WBCでお馴染みのカージナルスのヌートバーは一流のメジャーリーガーでは、ありません。
去年、メジャーに定着して何とか生き残りました。
WBCの日本チームに参加することで、何か得られることがあったのだろうと思います。
今年は、去年より出番が増え結果を残して監督の外野3人のファーストチョイスになりつつあります。完全なレギュラーとは、まだ言えません。
日本人選手が、なぜメジャーで通用しないのだろう?と考えていると、ヌートバーに一つの答えがあります。
イチローや吉田正尚選手、翔平君のレベルは、中々難しいと思います。
でも、ヌートバーの真似なら出来るのではないか・と思いました。
今、ヌートバーが評価されているのは、出塁率の部分だと思います。現在、4割3分2厘と規定打席未達ながらリーグ3位に相当するかなり良い成績です。
その理由は、四球率(打席数に占める四球の割合)1割8分6厘です。四球での出塁が多いから出塁率が高くなるという単純な理由です。
これが最大のポイントです。出塁率の高い選手は、メジャーでは高く評価されます。今なら3割バッターより評価が高いのではないかと思います。2番に最強打者を置くメジャーの1番バッターに最適だからです。
ヌートバーが今年良くなった点は、他には速球系の球に強くなりました。速球系の球の打率が去年の2割2分8厘から3割2厘に上がった点です。これが打率を向上させています。
安打29本のうち、ホームラン3本二塁打5本盗塁5。完全にトップバッターとして求められる部分をクリアしています。しかも得点圏打率5割と勝負強いです。
ヌートバーは今年、活躍してレギュラーになるであろう選手です。
ここに日本人選手がメジャーで活躍するためのヒントがあります。
選球眼が良く四球を多く選べること=出塁率が高いこと
速球系の球に強いこと
ほぼ、この2点です。
つまり、これまで努力する方向が違っていたのか、あるいは努力するべき方向を知らないのであろうと思います。
高打率やホームラン数で考えるのではなく・
「出塁率を高くする」
「速球系の球に強くなる」
こう努力すれば、もっと現実的で道は近いと思います。
「出塁率が4割くらい」
「ホームラン10~20本」
これが出来れば、メジャーでも一流です。
どうも?考える方向が間違っているのか、知らないのではないか?と、思えるのですが?
今のヌートバーぐらいに出来れば、メジャーのレギュラーです。
それを分かりやすく数字で比較すると?
シカゴ・カブス鈴木誠也
27試合 四球13 出塁率353
ヌートバー
27試合 四球22 出塁率432
要は、こう言うことなんですネ?
これが一流と二流の差です。