ロシア、フィンランドのNATO加盟を痛烈批判
2023.04.05 Wed posted at 10:57 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35202167.html
ほぼ、ボロクソに言っています。
要するに、それだけ困っているという意味です。
どうしてくれるんだ!
今更、遅いです。ロシアのウクライナへの軍事侵略が、フィンランド国民の意識を一気に変化させ、NATO加盟支持になりました。
旧ソ連時代から、フィンランドをロシアよりの中立地帯にしておくのが、外交政策であり安全保障政策です。つまり、それを台無しにした訳です。
そもそも、フィンランドは長い準備期間のうちにロシアの影響力を弱め国防を強化してきました。原発を導入したのも、ロシアのガスに依存するのを止めるためです。ロシアのガスにどっぷり浸かり切ってきたドイツのメルケルとは正反対です。
仮想敵国はロシアですので、フィンランドの軍事力はウクライナを除けばヨーロッパ最強と言えるほどに強力です。それを敵側(NATO)に追いやったのは、ロシアにとって外交的大失敗であり、ロシアの悪夢と言える状況を自ら生み出しました。
フィンランドとロシアの国境線は、1300kmに及びます。つまり、ロシアとNATOの国境線も自動的に北に1300km延長されました。
その意味は?
おそらくフィンランドが中立政策を取っていた時は、国境に配備されていたロシア側の国境警備要員や兵士は、ごく少なかったと思います。今後は、普通にNATOとの国境であることを意識して国境警備要員や兵士を配備する必要が出てきます。装備や兵器についても同様です。
ロシアの困る気持ちは、十分理解できます。しかし、それに同情する国は、周辺には皆無でしょう。
内心(良かった!)と思う国が、ほとんどだと思います。
つまり、以下のような問題がすでに発生しています。
「ロシアは兵士の確保で問題」、西側当局者が指摘
2023.04.06 Thu posted at 07:09 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35202225.html
ロシアにとって不都合なことに、ロシアが困るほど喜ぶ周辺国が多すぎることです。そういう立場に、自分で自分を追い込みました。独裁者は、自分の都合に良いようにしか物事を考えません。世の中の常として、思い通りにはならないケースは、沢山あります。失敗した場合の対応策が、ありません。ひたすら、失敗を続けるしかありません。ロシア国民も、いい加減に考えるべきでしょう。独裁国家が自爆した後の国民の不幸を知るべきだと思います。
旧ソ連崩壊の後に、1回経験しているんですけれどね?