「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

スイスで開かれる「平和サミット」の不思議❓<ウクライナ紛争2024.05.30

2024-06-01 09:37:25 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ロシアに「和平への圧力を」とゼレンスキー氏、訪問先のスペインで演説
2024年5月28日
https://www.bbc.com/japanese/articles/c3gg7lg2enjo
ゼレンスキー氏、バイデン氏に「平和サミット」出席を強く要請
2024年5月29日
https://www.bbc.com/japanese/articles/cl771dpere8o

平和サミット欠席を呼びかけ ロシア外相、新興・途上国に
2024年5月30日 00時04分 (共同通信)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/330368?rct=world

スイス政府の説明
『スイス政府は160カ国以上を招待している。「世界の指導者たちが、国際法と国連憲章に基づき、ウクライナの公正で永続的な平和に向けた道筋を議論する場を提供する」としている。』

問題点
『サミットをめぐっては、成功の妨げとなりそうなものも目につく。その最たるものが、戦争を始めたロシアが参加しないという事実だ。スイスはロシアを招待していないとし、ロシアはいずれにせよ出席しないとしている。』
『ロシアのゲンナジー・ガチロフ駐ジュネーヴ国際機関代表部大使は昨年末、スイスは中立性を放棄しており、和平交渉の場としてはもはやふさわしくないとする意見書を、ジュネーヴのジャーナリストたちに配った。』

他にもBBCの記事を読むと意味不明な内容が続きます。
まず第一に、この会議には国際的な公的な性格が全然ありません。
スイス政府が勝手に主催した私的な会合と言えます。
仲間を集めてウクライナ万歳をやるのが目的のように見えます。
それでも数が集まれば一つの意見ではありますから、ロシアが妨害するのは当然です。

スイスはロシアへの金融制裁その他制裁に参加していますから、和平の仲介者としての立場はないと言っていいと思います。

ウクライナ紛争に関しては、ヨーロッパの国々はほとんど当事者ですから仲介者には、なれません。

仲介できるとすれば、紛争の直接関与していない中国やインド、ブラジルや南アフリカしかありません。

更には、ウクライナとその応援団を招待するなら、もう一方の当事者であるロシアとロシアの応援団も招くべきでしょう。北朝鮮とイランやベラルーシです。

スイスが主催する「平和サミット」は、そもそも公平性に欠けておりウクライナ応援会議でしかありません。
それなら嘘っぽく「平和サミット」などと言わず、「ウクライナ支援会議」と言うべきでしょう。
本当のことを言うと会議を開く意味がありませんね❓

何のためにスイスがしゃしゃり出てきてスタンドプレーをしているのか、意味不明です。
真面目にやるならスイス単独ではなく、中国とインドも参加した共催形式にするのが最低条件だと思います。

最近のヨーロッパを見ていて連想するのが❓
『会議は踊れどされど進まず』
このフレーズです。
真面目にやれよな!
と思う次第です。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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