去年から、それは重火器です。
1月に大型武器支援が、決定してそれは、ほぼ解決できたと思います。
ところが、もっと足りないものがあります。
それは、砲弾です。
ウクライナの砲弾不足鮮明に 東部苦戦の主因と米側分析
2022/6/14 10:38
https://www.sankei.com/article/20220614-HLMKWKXJBNPY7C7PEO7S7WKSWU/
今も、実は砲弾に関しては、同じ状況が続いています。
ロシアの方は、去年の段階で武器製造に関しては、戦時体制に移行しています。だから、砲弾は3交代制で製造しているようで、十分な量が補給されています。
ところが、欧米の方は平時のままなのです。
だから、ウクライナ軍が消費する分量の砲弾が供給できません。だから、ウクライナ軍の前線では常に砲弾が不足しています。
長いこと軍縮の流れが続いてきたので、生産ラインが少ないのです。武器メーカーだって、購入量が少なければ、それに合わせてしか製造しないでしょう。
ウクライナ紛争程度の局地戦でも、膨大な量の砲弾やミサイルを消費します。第二次世界大戦の後、大型の局地戦は、朝鮮戦争とベトナム戦争位です。
だから、韓国の武器メーカーにはかなりの量の武器を製造する能力が残っています。いつ、北朝鮮軍が38度線を越えて攻めてくるか分かりません。それに対する備えです。
だから、仮に欧米の武器メーカーが、生産ラインの増強に動くにしても、将来にわたる安定した受注がなければ、増産に踏み切れません。
その問題を先延ばしにしてきた結果、重大な事実に気が付きました。
今回、膨大な分量の重火器を供与します。
今でさえ不足している砲弾は、まるで足りなくなります。
そこでやっと、欧米諸国も砲弾に関しては、戦時体制に移行することが決まりました。
大砲を送りました!戦車送りました!
砲弾がありません!
「戦時の準備が必要だ」欧米が弾薬・砲弾を増産…コロナで実施した「共同調達」を適用へ
2023/02/23 02:48
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230222-OYT1T50211/
つまり、これまですべての国が「平和ボケ」にすぎたのですね?
「キ印が、1人現れれば戦争は、簡単に起こる」と言う単純な事実に、泥縄式に気が付かざるを得なかったということです。
そう言えば?
と、世界を見渡すと危なそうなのは、何か国かあります。
そこで、やっと増産体制の構築と備蓄に動き始めました。
ロシア10発~ウクライナ1発の比率は、今も同じようです。
そこを解決しないと、中々ウクライナ軍は勝利できません。ロシア軍が、頭数を増やして攻勢をかけていますから砲弾不足は、深刻化しているようです。
☆ヨーロッパの田舎の戦争だから、これで済んでいますが?
太平洋の戦争になると、大変なことになります。
戦闘艦の能力と数。
戦闘機の数。
何より、各種ミサイルの備蓄。
そして、特に各種ミサイルの生産能力。
ミサイルがなくなれば、すぐに戦争に負けます。
太平洋の戦争は、第二次世界大戦のころから時代の最先端の兵器を装備しないと戦えないのです。
太平洋戦争を思い出しても、分かるでしょう。
物量と生産力の戦いになります。
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/