「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

トランプ氏初公判が2024年3月4日に決定<2023年8月

2023-08-30 17:51:56 | アメリカ合衆国

トランプ氏初公判、来年3月4日 「スーパーチューズデー」前日 米地裁
2023年8月29日 9:14 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3478924?cx_part=top_topstory&cx_position=1

共和党の指名候補を選ぶ予備選や党員集会が集中する「スーパーチューズデー(Super Tuesday)」の前日当たるとのことです。

地裁のタニヤ・チャットカン(Tanya Chutkan)判事は、「公判の期日設定については、被告の職業上の義務が顧慮されることはない」と明言した。とのことです。

要は裁判所が決めた日程の通りに裁判手続きは、進行すると言うことです。大統領選挙がありますの、大統領指名候補争いのは、裁判手続きの日程を変更する理由には、ならないという意味です。

これで共和党の党内予備選とは無関係にトランプ氏の刑事裁判が進行することが決定しました。

トランプ氏は、例によって自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に怒りのコメントを連発です。
「(特別検察官は)正気の沙汰ではない」
「選挙妨害だ」
「(日程につき)上訴する!」
等です。
しかし、通常公判日程については上訴できないそうです。

トランプ氏初公判、スーパーチューズデー前日に 選挙結果覆す画策巡る裁判
2023.08.29 Tue posted at 08:09 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35208355.html

日程が早まった理由は・・
検察はトランプ氏のSNS上の投稿などを理由に早急に公判に進む必要があると主張
トランプ氏がほぼ毎日本件に言及する投稿をして
「証人を公にけなし、裁判所や(陪審となる)市民の完全性を攻撃している」と訴えた

まあ、自ら墓穴を掘ったというべきでしょうね。
裁判と大統領予備選の同時進行と言う、前代未聞の事態が発生する事が決定しました。

仮にそれで共和党内の予備選を勝ち抜いたところで、大統領本選でどれだけの支持が得られるかには、大きな疑問があります。

そして大統領選挙の年は、連邦議会から地方議会、知事選などてんこ盛りの選挙イヤーです。
トランプ氏に加担していると有権者から見なされれば、共和党の各候補者は、どうなるのか?

トランプ氏と一緒に土左衛門か?
トランプ氏を土左衛門にして自分たちは生き延びるか?

かなりシビアな二者択一が待っています。

※前回の中間選挙では、トランプ人気に便乗して党内予備選を勝った候補者は、軒並み苦戦して議席が増えなかった実績があります。共和党圧倒的有利の中間選挙ですら、そんな有様でした。アメリカの有権者には、大雑把に見積もってトランプ支持ではない有権者が、3分の2はいます。今回は、アメリカの民主主義制度と司法制度の危機ですからアメリカの有権者は、冗談みたいな投票行動はしないと思います。

今となっては、まともなアメリカ人で「トランプ氏が大統領になって良かった」と思っている人は、(ごく)少ないのではないかと思います。トランプ主義者に国を乗っ取られるところだった!と考える人も少なからずいると思います。



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