BBCは、この戦場の取材内容を報道しました。
BBC
『兵士の数も武器の数もロシア軍に劣る……「地獄」の前線、ウクライナ兵がBBCに証言』
2023年12月7日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-67610878
NYタイムスも同じ内容を報道したようです。
NYタイムスの記事内容
2023.12.17
『ドニエプル川左岸で戦うウクライナ人兵士、これは自殺行為で無意味だと訴える』
https://grandfleet.info/us-related/ukrainian-soldiers-fighting-on-the-left-bank-of-the-dnieper-say-the-fight-is-suicidal-and-pointless/
※今回は、ウクライナの新聞であるKyiv Independent紙の取材に複数の第38海兵旅団の兵士や将校が応じたようです。余りにも犠牲がひどく作戦的には無意味ですので内部告発的に実情を告白したというより訴えたのであろうと思います。
詳しくは、下記の記事を読んでください。
2023.12.19
『ウクライナメディアもドニエプル川左岸の作戦を批判、作戦状況は絶望的』
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-media-also-criticizes-operations-on-the-left-bank-of-the-dnieper-river/
Kyiv Independent紙の記事にある通り現実は、アメリカとEUからの援助を引き出すためのポーズにすぎません。軍事的な意味合いはなく、単にウクライナ軍が攻めている様子を示すためだけに行われています。
成功の成算もなければ必要な準備もありません。
特攻隊的に東岸にゴムボートで命がけで渡って、多くは死傷します。負傷者を連れ帰ることすら困難なようです。
政治のために無駄に多くのウクライナ兵が死傷しています。
ウクライナの大統領府は、ほぼ第二次世界大戦当時の日本の戦時内閣(=大本営)と似たような状況になりつつあります。
ウクライナを支援するアメリカとEUは、現実を見るべきだと思います。武器や資金を無条件で供与することは、これを助長しているに過ぎません。
もうウクライナ軍には武器や資金を援助しても、戦い続ける兵士が不足しつつあります。今の段階でも兵士の数に差が、あるように見えます。だから、ほぼ全部の戦場でウクライナ軍が劣勢になりつつあります。徐々にウクライナ軍の兵士の数が減少していき、やがて動員能力の差から大きな兵力差が生まれると思います。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑨
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27