2013年2月19日(火)東京駅近くの事務機器メーカーのイトーキにて第1回の「やまなし水源地ブランドシンポジウム」が開催され、丹波山村、道志村、早川町の村長、町長がパネラーとしてシンポジウムが開催されました。
それぞれの村は、東京都へ流れる多摩川の源流、神奈川県へ流れる相模川の源流、静岡県へ流れる富士川の源流と3流域の源流の山村ということで、水源地ブランドという形で事務機器メーカーのイトーキさんと一緒に商品開発を行うことが昨年決定、今回はその活動報告と新たに商品開発された地域材でつくった家具のお披露目が行われました。
特に山梨県特産品の鹿革を使った印伝や和紙とのコラボ製品には素敵なデザインと様々なアイデアが詰まっており、素晴らしい出来でした。
イトーキの担当者の方の説明では、どんなに素敵な素材でもデザインが悪ければ売れないということでした。
つまり、山側の論理だけでは木は売れないということ。
コンクリートのビル群、都会のオフィスにもしっかりマッチする洗練されたデザインが重要だそうです。
確かに都会の暮らしを経験していない田舎者がどんなにイメージしても叶わぬところ、そこはプロのデザイナーにお願いすることが重要です。
これまで、山側が失敗していた一番の原因は、山の関係者だけで1~10まですべてを完結しようとしてきたことが原因であるのではないでしょうか。
これからは、デザイナー、メーカー、販売会社とそれぞれのプロの方々と協働して取り組むことで問題を解決の突破口となるのではと考えます。
そうした意味でも今回の産官学民の協働により立ち上がった「水源地ブランド」戦略は非常に楽しみであり、可能性がある取り組むであります。
地元の森林組合として、大いに協力しながらこの取り組みを育てていきたいと思います。
テーマは「昇華(sublimation)」であり、参画メンバーがお互いの持つ力を出し合って、「やまなし水源地ブランド」を魅力ある商品として開発・発進することにより山村地域を活性化し、緑豊かな水源地を守り育てていくことです。
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