北都留森林組合blog

森林組合の毎日を日記でご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに!

来年もどうぞよろしくお願い致します

2007年12月27日 | Weblog
今年もあと数日で終わります。
1年間、お付き合い頂き誠にありがとうございました。

北都留森林組合では12月が決算月で、仕事も本番のシーズンを迎えており毎日バタバタした日々を過ごしております。

来年は、ひとつひとつの仕事をしっかり行い良い仕事をひとつでも多く積み重ねて参りたいと思います。

2008年が皆様にとって良い年でありますように!
これからもどうぞよろしくお願い致します。


境界確認作業

2007年12月23日 | Weblog
北都留森林組合では、森林境界確認作業を年間を通じて実施しています。
大変地道な作業ですが、今やっておかないと大変なことになります!

森林所有者が高齢化しており、自分の山まで歩くことが困難な地主さんが増えてきています。息子さんたちは村を出て都会で生活をはじめている方が多くなってきており、自分の山がどこにあるかさえ分かりません。
このままでは、国が造林補助金をいくらアップしても境界が分からないがために仕事ができず、間伐などを今すぐ行い整備しなければならない人工林が放置せざる得ない状況になってきています。

地主さんも数十年、山に行ったことがない方も多々あり、一緒に山に登っても境界が分からないケースも出てきました。

山の境界を確認し、しっかりとした杭を打つためには堺の両者立会いが必要ですがなかなか2人の都合のよい日がありません。
今のところ、コツコツ続けるしか手がない状況ですが、緊急を要する事項です。
ローラー作戦をかけるなど大掛かりな展開が必要でありますが、そのための経費も年金生活をしている地主負担では対応できなくなってきました。
「税金の二重取りはダメ」といった従来の受益者負担論はもちろん分かりますが、このままでは将来が心配です。こうした問題は、国民全体で議論していかなければならない問題と考えております。

不法投棄の片付け作業

2007年12月19日 | Weblog
作業道に投棄されていた洗濯機を回収しました。
作業道への不法投棄は後を絶ちません。
行政でも看板を設置したり、フェンスを高くしたり一生懸命対策を実施していますがこうした人がいることにとても残念に思っております。

都会から持ち込まれる不法投棄との戦いは、山村地域の人だけではとても解決することができません。
捨てる人がいなくなる世の中にしていくためにはどうすべきか、多くの方々とともに考え相談していきたいと思います。



コモ巻の季節ですね

2007年12月18日 | Weblog
いよいよ街の木々が冬支度をはじめました。
コモ巻をして寒い冬を乗り切るこちらはソテツの木。

最近は個人の家でもチャカチャカとにぎやかな灯りが増えましたね。
クリスマスももう少し。

コタツに入ってみかんをほお張りテレビでスポーツ中継を見る、そんな人をこちらでは『コタツの番人』なんて言い方をしたります。
私も優秀なコタツ番人のひとりです・・・

上野原中学校生徒が職業体験に来組!

2007年12月06日 | Weblog
12月5日(水)地元の上野原中学校の生徒の皆様が森林組合職場体験のために北都留森林組合にきました!

今回は、薪割り体験を行いました。
「木は再生可能な自然資源であり、木の成長する分だけ使うことでいつまでも枯渇することのない持続可能なエネルギーでもある。また、化石化燃料(石油など)から木質エネルギーへ切り替えることで地球温暖化防止にも役立つ。・・・」

いろいろな話をさせて頂きながら中学生に薪割り体験を行いました。
中学生の皆さん!21世紀は君たちの時代です。
持続可能な循環型社会をどうしたら実現できるか!
我々森林組合と一緒に考え、ともに実行してきましょう!
これからの活躍を期待していますね!

間伐、間伐、間伐・・・

2007年12月04日 | Weblog
ご覧のとおり、要間伐林です。

この山は、枝打までは地主さんが丁寧に行いましたが、その後、間伐が必要になった際に高齢のために山に行けなくなったために手入れがストップしてしまった山です。
息子さんは勤め人のために山の仕事ができません。
代わって森林組合で間伐を行うことになりました。

今、こうした人工林の山の手入れを地主に代わり森林組合が積極的に行っています。
そうした中、一番の問題は、境界確認や地主との交渉など裏方の仕事にかかる経費を森林所有者も森林組合も負担しきれなくなってきたことです。
もちろん、造林補助金制度があり、国民の税金が実際の山仕事経費に当てられていますが、こうした調査、交渉などの経費への支援はありません。
現地確認、山の測量や標準値調査、補助金検査立会いには最低4人~5人工の対応が必要ですが、その経費捻出に苦労しています。

国の山の手入れにかかわる予算は増えておりますが、一方で単価は下げ続けられています。このままでは、森林所有者は益々高齢化し、年金生活者が増え、とても日々の生活で精一杯の中、5万円、10万円という所有者負担を出すことは不可能な状態になってきました。森林組合もぎりぎりの経営を続けておりこれ以上持ち出しで間伐を実施していくことも不可能です。
「受益者負担」の考えはもちろん理解できますが、どうしらたいいでしょうか?
皆様のお知恵を拝借したいと思います。

「予算を増やすが、補助金単価を下げる」という政策に現場は苦しんでいます。

間伐事業がスタート

2007年12月01日 | Weblog

北都留森林組合では、今年度250haの間伐計画をたて施業を開始しています。

長伐期施業へ施業計画を変更し、これまで35年生までしか出来なかった間伐を60年生以下まで拡大し、手入れの必要な人工林間伐を積極的に展開しています。

山梨県がスタートした環境公益林整備事業(全額、国と県が作業費を負担する)制度を利用し展開しています。