【森林再生基金は、荒廃した森林が、地球温暖化防止をはじめとした多面的機能を十分に発揮できない状況を踏まえ、民有林の再生事業に対して助成を行うことで、森林の多面的機能が持続的に発揮されることを目的とした公益信託です。本基金は、森林施業の今日的課題の一つである「施業集約化」や「搬出間伐等」の取り組みを更に加速化させるため、荒廃林の再生事業の中でも、特に、地域の模範になり、高い波及効果が見込まれる事業や、先進性のある事業に、重点的に助成を実施し、地域の中核を担う林業事業体の事業実施態勢の整備をサポートすること】
今回、全国5カ所のうちのひとつに当森林組合が選ばれ1年間、事業を実施して参りました。
その報告書が こちら
「好ましい森林とは、気象災害に対して安全性が高く、生産力に優れ、長期的に見て需要への弾力性が高く、生物多様性が高く、景観的に優れ、かつその維持管理が低コストでする森林である」これは藤森隆郎先生が著書『林業がつくる日本の森林(築地書館)』の中で述べられているあるべき森の姿であるが、当森林組合では、そんな木材生産と環境保全の両立した調和のとれた林業を目指していきたい。
それは、けして簡単なことではないことはよく理解しているが、森林資源は再生可能な無限な資源であり、林業は自然を相手に生産と環境の調和を図りながら、創意工夫を重ねながら創造的な仕事をすることで、いかに人類の幸福に貢献していけるかに関わることのできる大変面白いやりがいのある仕事である。
そして、働く我々がキラキラと輝くことで林業を、若者が憧れる魅力ある職業にしていきたいと思います。