小菅村では、「小菅村源流百姓の会」が中心となりマコモダケを育てています。
多摩源流大学やNPO多摩源流こすげなども応援しているマコモダケ、小菅村の特産品を多くの人に知ってもらえればうれしく思います。
CONEさんのメルマガにちょうどマコモの話がありましたのでご紹介します。
【CONEメルマガVol.360より抜粋】
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■□■ 事務局職員から一言 ■□■
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今年、伊勢神宮と並んで遷宮を迎えたところと言えば、出雲大社です。
ちょうど旧暦の10月になったので、まもなく全国の八百万(やおよろず)の
神々が出雲に集まります。
ところで、出雲大社と言えば巨大な注連縄(しめなわ)が有名です(特に
神楽殿にある注連縄は、長さ13m、周囲9m、重さ5tもあり、日本一の大きさ
だそうです)。 これが何で編まれているか、ご存知でしょうか?
通常、縄と言えば藁が多いのですが、出雲大社の場合は「マコモ(真菰)」が
使われています。
そもそも、マコモはイネ科の多年草で、背丈が2~3mにもなる水辺の植物です。
「古事記」「日本書紀」「万葉集」に登場するなど、人間との関わりは古く、
古来より聖なる霊草とされていました。
と言うのも、マコモは水質浄化機能が高く、農薬や科学物質・重金属類をも
効率よく分解してくれます(実際、霞ヶ浦や琵琶湖、宮城の伊豆沼・内沼等で
水質浄化事業が行われています)。また、マコモの葉をお茶にしたり、
茎が肥大した「マコモタケ」を食して体内に取り込むことで、血液をきれいにして
不必要な老廃物や毒素が排泄され、身体や心が浄化されるそうです(先日機会が
あって食してみましたが、なかなかの美味でした)。
こうしたことから、出雲大社だけでなく、東京の神田明神、千葉の香取神社、
埼玉の氷川神社、大分の宇佐神宮など、多くの神社にマコモの神事が残っている
のです(ちなみに釈迦も、マコモで編んだ寝床に病人を寝かせて治療したとのこと)。
しかしながら、かつて沼や川、田んぼの水路などのいたるところに自生していた
マコモも、水辺の生態系が崩れ、また水路がコンクリートなどで覆われたため、
年々減少しつつあります。ここ数年、見直しの機運が高まってはいるようですが、
まだまだ広く知られるには至ってません。
こちらは、先月の「大麻」とは違って栽培は自由に行えます。これだけの効用がある
神秘の植物ですので、休耕田などを活用して、地域おこしの一環で育ててみては
いかがでしょうか?(私も来年試してみたいと思っています)
CONE事務局 安藤
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