帰りはうきは市吉井にある金子文夫資料館に寄りました。
ここには金子さんが回収された郷土玩具のコレクションがあり、
大正時代以来の木うそも収蔵されています。
今回は学芸員さんのご厚意で収蔵品を拝見することができました。
古い収蔵品の中には博多の郷土研究家梅林新一さんの旧蔵品も引き継がれていました。
作り手の目線で色々な意見が飛び交い、
吉井の若宮八幡宮で行われていた「はと替え」で使われた
「木鳩」に皆さん興味深々。
なかなか動こうとされませんでした。
「昔の人のほうが相当うまかった!」
などと感心しきりでした。
木鳩は独特の羽上げの形をしています。
こちらは大正時代以来の古い形式のもの
こちらは昭和の新しいスタイルのものだそうです。
吉井町はかつては桶づくりが盛んで、
木鳩は桶づくりの道具が使われていたのだそうです。
帰りには若宮八幡神社に立ち寄り参拝しました。
「木鳩」は途絶えましたがはと替えは福御籤方式で4月3日におこなわれており、
あたりは真鍮製の鳩なのだそうです。
なかなか充実した研修となりました。