太宰府木うそ保存会

木うその技術伝承と原木育成を目的とした会です。木うその歴史や会の活動内容などを紹介します。

平成23年度、太宰府木うそ保存会総会を行いました。

2011年05月28日 | 定例行事
平成23年5月27日(金)、太宰府市商工会館にて第13回太宰府木うそ保存会の総会が行われました。


まず青柳会長からご挨拶です。


総会は毎年5月末か6月初旬に行っています。
今年は総勢28名が参加しました。


平成22年度の事業報告と決算(一般会計と文化庁対応の特別会計)報告、監査報告、承認。平成23年度の事
業案と予算案、承認について。人事案(理事1名の交替。広報部鳥の名称も承認!?)などなど、様々な議事
について話し合いが行われ、最後に文化庁補助金で製作した平成22年度の会の活動記録DVDを鑑賞しました。


あとは平成23年度生のご紹介がありました。新会員さんのお披露目です。
(総会終了後は近くの料亭「松井」で懇親会がおこなわれました)


会場では6月11日から太宰府市文化ふれあい館で始まる市民遺産展へ出品する木うそ作品が集められました。
ぜひ他の会員の方々の作品提供をお待ちしております。
6月6日の夕方5時までに太宰府市文化ふれあい館2階の調査研究室へ直接お持ちいただければ十分間に合います。

多くの会員の方々にご参集いただき、ありがとうございました。
今年度も多くの方々に木うその魅力を発信し、なにより会員の皆さんや木うそに触れた人々のたくさんの笑顔に出会えますように・・・。
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太宰府木うそ保存会総会のご案内

2011年05月20日 | 定例行事
第13回太宰府木うそ保存会総会のご案内をいたします。

日時;平成23年5月27日(金)午後5時~6時半
場所;太宰府市商工会館2階
ご持参いただくもの;市民遺産展へ展示する作品
          年会費(2千円)と懇親会費(2千円)



総会終了後、筑紫路「松井」にて懇親会を開催します(午後6時半~8時)

●5月23日(月)までに、出欠の連絡をFAXにてお願いいたします。
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筑後吉井の木ハトを探して・・・その4

2011年05月18日 | 筑後吉井の木ハト
筑後吉井の山本文夫記念館には紹介した以外にもまだまだ木うそが並んでいます。


(画像正面右側)
福岡県吉井町はこけしでも有名なところで、この地域の木うそはその職人さんが
制作したものが伝えられています。

(画像正面左側)
福岡県大牟田市の木うそは駛馬(はやま)天満宮の春季・秋季の2回授与される
ものです。素材に紙すきに使用する楮の木(地元ではかごの木と呼ぶ)を使って
いるのが特徴です。
(詳しくはブログ内の「駛馬(はやま)天満宮の鷽替神事」をご覧ください)

(画像背面右側)
香川県の滝宮天満宮の木うそです。
昭和9年3月25日に鷽替神事が復活し、現在も鷽替神事が行われています。
もともとは太宰府の形を模して作っていたようですが、現在では異なる
形の木うそが出来あがっています。

(画面背面左側)
大分県大波羅神社(現在の大原神社)の木うそです。
胸の赤が現在の太宰府の木うそとは異なり、胸の下あたりを塗る特徴があります。


太宰府天満宮と水鏡天満宮の木うそです。
どちらも占部家と岡藤家が制作した木うそのようですが・・・。

以上、ざっと山本文夫記念館に展示してある木うその紹介をいたしました。
これらの貴重な資料の一部は、太宰府市文化ふれあい館で6月11日~8月28日まで
開催される太宰府市民遺産展の「太宰府の木うそコーナー」にて展示する予定です。
ぜひ、観に来てくださいね(^^)

つづく・・・

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承天寺別院での下草刈り作業を行いました。

2011年05月15日 | 太宰府市内での原木育成
平成23年5月15日(日)、朝からとってもいい天気です。
竈門神社の駐車場もいっぱいの大盛況でした。


今日の下草刈り作業に参加したのは10名。
朝10時過ぎに現地に到着。準備を整えて、早速作業開始です。


去年の4月から下草刈りを初めて、早1年。
コシアブラの若葉が美しい季節だったことと、なにより地道な下草刈り作業の成果で、
こんなにコシアブラが乱立する文字通り「木うその森」になってきました。
ホントに嬉しい限りです。


下草刈りを続けると共に、今後必要になるのがコシアブラに絡まる蔦植物の除去が必要
になってきます。
画面の下の方の丸い葉っぱが絡んでいる蔦です。
これは柏餅を作る時の包む葉っぱになる植物で地元では「がめの葉」と呼んでいます。


みなさんで力を合わせて、木を切り倒しています。
正午頃には作業も終了しました。

参加された会員の皆様、お疲れ様でした。
次回は6月19日に行います。
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筑後吉井の木ハトを探して・・・ その3

2011年05月13日 | 筑後吉井の木ハト
さてさて、その2からまた間が空いてしまいました。お待たせしました。

筑後吉井の木ハトの由来について書く前に資料館に展示してあった他産地の
木うそをご紹介しておきましょう。


津屋崎町(現在、合併して福津市)の木うそ達。
波折神社に奉納されていた木うそで、昭和初期頃まで地元青年団が制作していました。
近年、一時復興したのですが、5~6年前にまた途絶えてしまいました。残念です。
(詳しくはブログ内の津屋崎の木うそ記事をご覧ください)


木ハトと同じ筑後吉井地域(現在、合併してうきは市)にある三春天満宮の木うそです。
この木うそ、太宰府の木うそに似てると思いませんか?

三春天満宮の氏子さん達に指導した方は太宰府天満宮元神職の木村當馬氏。
太宰府木うそ保存会設立の時に、後継者育成講習会で指導していただいた方です。

だから、太宰府の木うそと三春の木うそは兄弟なのです。

つづく・・・。

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まちのシューレ963で木うそが展示されています。

2011年05月12日 | まちのシューレ963
香川県高松市に「まちのシューレ963」というお店があります。

お店にはギャラリーやカフェ、雑貨販売をするスペースがあり、地元香川県の素材や
食材を使った教室も行われています。
シューレとは学校や学びを意味する言葉で、豊かなライフスタイルを提案するがコン
セプトのようです。


手の仕事/民芸を紹介するコーナーに、GW前から太宰府の木うそが並んでいます。
周辺の棚を観ると、英彦山ガラガラや宮島張り子が見受けられます。


展示の仕方も良いものを少しづつ、並べて紹介しているといった雰囲気が感じられます。


木うそを観たお客さんから、「こんなところで、太宰府の木うそに出逢えるなんて・・・」
と喜ばれていたようです。

香川県は菅原道真の任地だったこともあり、滝宮天満宮でも鷽替神事が行われています。
そのため、木うそ認知度が他県よりも高いのかもしれませんね。

「まちのシューレ963」の場所や内容についてはHPをご覧くださいね→http://www.schule.jp/
 〒760-0029 香川県高松市丸亀町13-3 高松丸亀町参番街東館2F  TEL:087-800-7888
 (JR高松駅より徒歩15分・ことでん片原町駅より徒歩6分)
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マレーシアから絵付体験に来られました。

2011年05月10日 | 太宰府市内での原木育成
ゴールデンウィーク中日の平成23年5月2日午後・・・。
太宰府館3階のまほろばホールでマレーシアからの観光客15名が木うそ絵付
体験教室に来られました。


まず、最初に通訳さんを介して、木うその歴史や由来について、保存会員より
レクチャーです。


通訳さんにも分かるように、言葉を選ぶのがとても大変でした。


その後、さっそく絵付スタート。日本語の分かる方も多少おられたのでホッと
しつつ・・・。


絵付体験を教える保存会員は4名でしたので、テーブルを4つ用意して教え
始めました。


言葉が通じない方々に絵付を教える難しさ。
目の前で一緒に塗って見せる方法が一番伝わりやすいということが分かりました。
勉強になります。


最後に旅行の記録をしているカメラマンさんと記念撮影。

マレーシア語で「ありがとう」は「テリマカシ」だと教えてもらいました。
(とうもろこしって言うと通じるらしいです)
これも勉強になりました。

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5月の行事予定

2011年05月08日 | 定例行事

GWも明け、明るい皐月の季節となりました。

5月の行事予定

○承天寺別院での下草刈りとマーキング作業
 日時;5月15日(日)
    午前10時~正午頃まで
 場所;太宰府市内山の承天寺別院
    なお、初めて参加される方は午前10時に竈門神社駐車場前に
    お越しください。会長が別院までご案内します。

○太宰府木うそ保存会総会
 日時;5月27日(金)
    午後5時~6時半頃
 場所;太宰府市商工会館
 持参するもの;会員各自、6月11日から開催される市民遺産展に出品
        する木うそを持参ください。個数は今年1月と2月に開
        催した展示会に出品したくらいの量でお願いいたします。
    
 
○太宰府木うそ保存会春の懇親会
 日時;5月27日(金)
    午後6時半~
 場所;松井を予定しております。

○太宰府市環境美化センターでの下草刈り
 日時;5月下旬予定
 場所;太宰府市高雄
    太宰府市環境美化センター内斜面

なお、総会につきましては郵送にてご案内が届きますので、そちらを
ご覧ください。同時に平成23年度の年間スケジュールも送付いたします。

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今だけ博多駅で木うそが買えますが、残りわずかとなってきました。

2011年05月05日 | 記事

3月7日の記事で紹介した博多駅に登場した木うそですが、
博多シティー東急ハンズの1階の売り場が模様替えになり、
九州のおみやげの場所は正面左側のショーウィンドーの背面になる位置に移動し、
木うそは相変わらず木彫りの西郷さんやマトリョーシカのお隣に鎮座しております。

博多どんたくや福岡の観光でおいでになられて
「ああ!太宰府で木うそのおみやげ買うの忘れた!」と思っても
大丈夫なのです!
あわてず博多駅で東急ハンズを探してください。
しかし、残りわずかとなってきました。

(太宰府では木うそは参道のみやげ屋や焼き餅屋で売っています。
天満宮の社頭では木うその販売はしておらず、「うそみくじ」がありますよ。
旅の思い出に探してみてくださいね!)
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