やっと、見てきました。(公式HP)「繕い裁つ人」
神戸市、西宮市、川西市で映画を仕立てました。
いいなぁ、このキャッチコピー。
昨年、川西市郷土館に行った際に館長さんにどこで上映されるのか聞きました。
「宝塚のシネピピアで上映されますよ」とのことでした。
最初のシーン、暖かい日差しの中で中谷美紀が作業している。
流れるクラシックがいい。曲目に疎いのでタイトルがわかりません。
ふいに宝塚歌劇を思い出した。
クラシックがほどよくBGMで流れてくる。
最後のエンドロールでタイトルが書かれていたので期待してパンフレットを買いましたが
主題歌について書かれていただけでした。
「悠々弦楽四重奏団」が演奏した曲目知りたいです。
クラシック音楽がよく使われているのは、なかほどのシーンで納得がいきました。
”夜会”があるからです。きっと。
中谷美紀演じる南市江が主催している(と思われる)”夜会”が年に一度行われる。
街の人たちはみんな正装して集まってくる。
着ているドレスやスーツは先代(市江の祖母)が仕立てた洋服です。
そこで音楽が奏でられて、ダンスを踊ったり、ワインを楽しんだりと夢の一夜を過ごす。
”夜会”といえば中島みゆきです。
最初は正装でもないけどおしゃれして行ってた人が多かった。私もその一人。
やはり、”夜会”とは、非日常の言葉の持つ魔力とでも言おうか不思議な言葉だ。
ステテコのおやじも阪神タイガースに興じる夫婦も着るべき服を身にまとい、
”夜会”に行けば紳士淑女に大変身するのです。
頑固な市江だったが、
最後に三浦貴大(言わずと知れた父は三浦友和、母は山口百恵)演じる藤井の妹の
ウエディングドレスを作っている。
そして、オリジナルの洋服づくりへ
三島有紀子監督 市江のいう台詞で一番好きな台詞です。
「今生きているお客様には、今生きている私にしか、作れないんですもの」
(パンフレットより引用)
”夜会”の場所は旧花鳥園とすぐにわかりました。行ったことはないのに。(有名なんで)
南洋裁店は、川西市郷土館にある旧平賀邸、ここは「マッサン」でも使われていた。
(初めの方で入居を断られるシーンがありました。その家です。)
いい映画でした。多くの人に見てもらいたいです。
住んでいる近くの場所が映画の中で出てくるのはうれしいですね。
映画の中の人たちがもしかしたら住んでいるかもしれません。