3月23日に、星組の新トップコンビ紅ゆずる、綺咲愛里の宝塚大劇場お披露目公演「スカーレットピンパーネル」を観劇した。
ネタバレあります。
「スカーレットピンパーネル」はかつて、花組の松あきら主演で「紅はこべ」というタイトルで上演されたと記憶している。私は1979年(昭和54年)5月6日11時公演を観劇している。脚本・演出は柴田侑宏。併演は「花影記」。しかし、残念ながらほとんど覚えていない。
だから「スカーレットピンパーネル」は初見と言っていいだろう。
ストーリー
18世紀末(フランス革命後)フランスは、ロベスピエールを指導者とするジャコバン党によって貴族達はとらえられ処刑されていた。そんななかイギリス貴族パーシヴァル・ブレイクニ-(パーシー)は正体を知られることなく、無実の罪の貴族たちを救いだし国外へ逃すという大胆な行動が街中を騒がせていた。
なので重厚なストーリーであろうと思っていた。
パーシーはフランス人女優マルグリットと結婚する。
フランスの革命政府の公安委員ショーヴランと対決していくのかと勝手に想像していた。確かに対峙するのだが、スカーレットピンパーネルの正体がわかっていないので、パーシーをかつての恋人マルグリットと結婚したイギリス人で変な貴族としか認識していなかった。
(プログラム参照)
皇太子ルイ・シャルルは助け出されるのか?すれ違ったパーシーとマルグリットはどうなる?スカーレットピンパーネルの正体はばれるのか?ドタバタと話は進む。重厚じゃない。
楽しくっておかしくってサイコ―。
紅ゆずる演じるパーシーが見事だ。北翔海莉との「こうもり」を思い出した。
スカーレットピンパーネルはアメリカ人によって「アドベンチャー・ラブ・コメディー・ミュージカル」になった。
そんなバカなとか、どうして騙されるのかとか、勘ぐってはいけない。
痛快に笑い飛ばしてしまおう。
アドリブも随所に入り、大笑いさせてもらった。
パーシーとマルグリットも和解し、お互いをより知ることとなる。
ハッピーだ。
礼真琴演じるショーヴランには気の毒だが、ロベスピエールと上手くいかないだろう。
この日のアドリブでうけたのが「ドラえもん」、紅ゆずるは「ドラえもん」の物まねまでしてみせた。いやぁーこんなの観たことない。(初日はピコ太郎だったと聞く)どの場面かは観て確かめて下さい。(笑)
紅ゆずる(パーシー)と綺咲愛里(マルグリット)
ショーヴラン(礼真琴)
ロベスピエール(七海ひろき)
このプログラムは「スターウォーズ」を連想させる。いいね、星組だけに(笑)
やっぱりね、写真はレスリー・キーだった。
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