20日、宝塚歌劇雪組公演を観劇しました。
和物の時代劇です。徳川の将軍は吉宗公でした。和歌山出身の私は親しみを抱きます。
ネタバレもあります。ご了解の上お読みください。
身分違いの悲恋物語と言ってしまっていいのだろうか。
このお芝居は子供の頃から大人までを同一人物が演じています。
背の高い子供ですがそこを除けばみんな子供でした。
筋を通せば角が立つ、角は丸くならない。なぜなら彼は(晴興)武士だから。
好きな人とはいっしょになれない。彼女(泉(せん):咲妃みゆ)が農民だから。
彼女の幼なじみは物わかりがいいやさしい男(源太;望海風斗)。
でも、男は一揆の首謀者に(農民は凶作が続き年貢の徴収、生活の圧迫に苦しんでいた)
一揆は避けられない。
早霧せいな演じる紀之介(のちに晴興(はるおき)は、源太と一対一の勝負をすることになる。
(「紀」と言えば紀州の紀、紀の川の紀、を連想します。多分私だけ)
源太は言います。「情けをかけるな、中途半端なことはいやだ」(正確ではないです。そんなニュアンスだったと思います)
晴興が源太を切る。哀しいです。
そんなことしたくはないんです。涙を誘います。
晴興は領民を赦し、代わりに陸奥へ流されます。
そしてまた星逢の日がやってくる。
子供たちの無邪気さが無垢な心が物語の冒頭を思い出します。
ハンカチをお忘れなく。
いつものスタンプ。
一階ロビーの花はブルーがメインです。
星逢(七夕)のイメージかな。
キキョウの花もおはなしに出てきます。
ショーはド派手。お芝居でしっとりした分、これくらい大丈夫です。
ヨーロッパラテン。南フランス、スペインそんな場所が舞台になったショーです。
後半の純白の男役のダンス素敵でした。タキシードや燕尾はどうしても黒ですよね。
白もなかなかどうしてかっこいい。
雪組カラーのグリーン主体の衣装もすてきです。
雪組パワー全開で、フルスロットル。来年の「るろうに剣心」が楽しみだ。
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