10月18日、アメフト秋季リーグで神戸大レイバンズは近大と初戦を迎えた。今年は史上初のトーナメント形式で負けの許されない一戦だったが、15ー10で逆転勝利した。次は準決勝。関学と11月8日(日)15時に王子スタジアムで対戦する。<取材班>。
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(写真:3Q、逆転に沸く神戸大。2020年10月18日午後、王子スタジアムで。)
秋晴れのもと、14時40分キックオフ。スタンドは無観客で行われた。
1Q開始から6分30秒、神戸大は♯34東瀬のタッチダウンで6点を先制。
しかし、2Q、近大がタッチダウンとフィールドゴールに成功し7点を返し、神戸大は逆転される。さらに近大は♯36畠中のフィールドゴールで3点を追加。しかし、2Q終了間際、神戸大は♯98小林がフィールドゴールで3点を返して、9ー10。近畿大1点リードでハーフタイムを迎えた。
3Q、神戸大が反撃を見せる。♯18細水が力強いランでボールを持ったまま駆け上がりチャンスを作る。そしてゴールまで数ヤードまで迫るなか、♯34東瀬が近大ディフェンスを飛び越えタッチダウンに成功し逆転。
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(写真:3Q、ランでチャンスを作る細水選手)
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(写真:3Q、トライを決める東瀬選手)
3Q、4Qは近大の猛攻を神戸大ディフェンス陣が無失点で守り切り、15ー10で近大に勝利した。
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(写真:インタビューを受ける矢野川源ヘッドコーチ)
▽矢野川源ヘッドコーチ兼ディフェンスコーディネーターの話
ほとんど練習が出来ず、準備不足だったが、自分たちらしい試合ができた。3Q、4 Qはタックルで阻止するということを心がけたので、守り切れたと思う。 去年の秋季リーグの結果(3位だったこと)があって、意識が変わったのは体づくり。去年、立命館さんや関学さんにフィジカルでこてんぱんにされた。どれだけ作戦を考えたところで無理なんだと気づき体を強くした。
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(写真:インタビューを受ける杉野太郎主将)
▽杉野太郎主将の話
(今日の試合は)思ったより出来なかった。立ち上がりは良かったが、新チームになっての課題が見えた。特に守備、最初は止めれていたのが、ずるずる上手くいかなくなり、それを修正するのに時間がかかった。特にアジャスト(相手の動きへの対応)ができていなくて、ランを止めれていなかったし、修正が難しかった。
(新型コロナの感染拡大で自粛期間があり)練習量が少ないのは仕方がない。休み中に各自でできることをやってきた。1ヶ月の練習で色々やってきた。頭の中ではみんな自粛中も考えてきだと思うので、いけるかなという感じだった。
自粛期間中はzoomを用いて週に一回ほど意思確認や自主練の確認などを行って、それを続けていった。練習再開後は、ゲームに向けた声かけを行った。春のリーグ戦が中止になって、今年が初めてという選手も多い。うちのOLも良いが、うちのOLに負けていたら通用しないぞと声かけをした。実際試合をした時のギャップが少なかった。
(自粛期間中はフィジカルづくりに力を入れ)ベンチプレスも去 年は恥ずかしながら、100キロあげられなかったのが今年は130ちょいも上げられるようになり、100キロも何回もあげられるようになった。他の人もそうだと思う。みんなパ ワーアップしたと思う。今日の試合もパワー負けしませんでした。
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(写真:試合終了後のスコアボード)
▽次は関学戦 11月8日(日)15時に王子スタジアムでキックオフ
今年の秋季リーグはトーナメント形式。近大に勝利した神戸大は11月8日、関学と対戦する。
矢野川ヘッドコーチは、「関学とやる以前に近大に勝てるかという不安がみんなの中にもあった。次の試合までに3週間ある。次までに去年の反省や課題などを生かして行けたら。ある意味今年はチャンスの年だと思う」と語った。
杉野主将は「去年は2点差で負けてしまって、外からぱっと見たら小さい差に見えるかもしれないが、自分たちからすると埋められない差だった。(コロナで)練習できていないのは関学も一緒。休み中に去年の課題のフィジカルはやった。コロナというのは偶発的なものだが、差は埋めれたんじゃないかなと思う。課題であるアジャストができればいけると思う」と自信を見せた。
神戸大にとって関学は、善戦した昨シーズン2敗している因縁の相手。自粛期間中にパワーアップした力を見せ、雪辱を果たすことができるか。
次の準決勝は、関学と11月8日(日)15時に王子スタジアムでキックオフ。また、昨年王者の立命と、10年ぶりの関西王者を狙う関大が対戦する。
《関西学生アメフト2020秋季リーグ 1部》
(10月18日 王子スタジアム)
神戸大 6 3 6 0=15
近 大 0 10 0 0=10
関 学 27 14 0 14=55
同志社 0 0 7 6=13
(10月17日 王子スタジアム)
関 大 0 0 10 14=24
京 大 7 3 3 3=13
立 命 21 7 0 8=36
桃山学 0 3 0 0= 3
(画像↓ 関西学生アメフト2020秋季リーグ1部 トーナメント表)
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了
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(写真:3Q、逆転に沸く神戸大。2020年10月18日午後、王子スタジアムで。)
秋晴れのもと、14時40分キックオフ。スタンドは無観客で行われた。
1Q開始から6分30秒、神戸大は♯34東瀬のタッチダウンで6点を先制。
しかし、2Q、近大がタッチダウンとフィールドゴールに成功し7点を返し、神戸大は逆転される。さらに近大は♯36畠中のフィールドゴールで3点を追加。しかし、2Q終了間際、神戸大は♯98小林がフィールドゴールで3点を返して、9ー10。近畿大1点リードでハーフタイムを迎えた。
3Q、神戸大が反撃を見せる。♯18細水が力強いランでボールを持ったまま駆け上がりチャンスを作る。そしてゴールまで数ヤードまで迫るなか、♯34東瀬が近大ディフェンスを飛び越えタッチダウンに成功し逆転。
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(写真:3Q、ランでチャンスを作る細水選手)
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(写真:3Q、トライを決める東瀬選手)
3Q、4Qは近大の猛攻を神戸大ディフェンス陣が無失点で守り切り、15ー10で近大に勝利した。
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(写真:インタビューを受ける矢野川源ヘッドコーチ)
▽矢野川源ヘッドコーチ兼ディフェンスコーディネーターの話
ほとんど練習が出来ず、準備不足だったが、自分たちらしい試合ができた。3Q、4 Qはタックルで阻止するということを心がけたので、守り切れたと思う。 去年の秋季リーグの結果(3位だったこと)があって、意識が変わったのは体づくり。去年、立命館さんや関学さんにフィジカルでこてんぱんにされた。どれだけ作戦を考えたところで無理なんだと気づき体を強くした。
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(写真:インタビューを受ける杉野太郎主将)
▽杉野太郎主将の話
(今日の試合は)思ったより出来なかった。立ち上がりは良かったが、新チームになっての課題が見えた。特に守備、最初は止めれていたのが、ずるずる上手くいかなくなり、それを修正するのに時間がかかった。特にアジャスト(相手の動きへの対応)ができていなくて、ランを止めれていなかったし、修正が難しかった。
(新型コロナの感染拡大で自粛期間があり)練習量が少ないのは仕方がない。休み中に各自でできることをやってきた。1ヶ月の練習で色々やってきた。頭の中ではみんな自粛中も考えてきだと思うので、いけるかなという感じだった。
自粛期間中はzoomを用いて週に一回ほど意思確認や自主練の確認などを行って、それを続けていった。練習再開後は、ゲームに向けた声かけを行った。春のリーグ戦が中止になって、今年が初めてという選手も多い。うちのOLも良いが、うちのOLに負けていたら通用しないぞと声かけをした。実際試合をした時のギャップが少なかった。
(自粛期間中はフィジカルづくりに力を入れ)ベンチプレスも去 年は恥ずかしながら、100キロあげられなかったのが今年は130ちょいも上げられるようになり、100キロも何回もあげられるようになった。他の人もそうだと思う。みんなパ ワーアップしたと思う。今日の試合もパワー負けしませんでした。
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(写真:試合終了後のスコアボード)
▽次は関学戦 11月8日(日)15時に王子スタジアムでキックオフ
今年の秋季リーグはトーナメント形式。近大に勝利した神戸大は11月8日、関学と対戦する。
矢野川ヘッドコーチは、「関学とやる以前に近大に勝てるかという不安がみんなの中にもあった。次の試合までに3週間ある。次までに去年の反省や課題などを生かして行けたら。ある意味今年はチャンスの年だと思う」と語った。
杉野主将は「去年は2点差で負けてしまって、外からぱっと見たら小さい差に見えるかもしれないが、自分たちからすると埋められない差だった。(コロナで)練習できていないのは関学も一緒。休み中に去年の課題のフィジカルはやった。コロナというのは偶発的なものだが、差は埋めれたんじゃないかなと思う。課題であるアジャストができればいけると思う」と自信を見せた。
神戸大にとって関学は、善戦した昨シーズン2敗している因縁の相手。自粛期間中にパワーアップした力を見せ、雪辱を果たすことができるか。
次の準決勝は、関学と11月8日(日)15時に王子スタジアムでキックオフ。また、昨年王者の立命と、10年ぶりの関西王者を狙う関大が対戦する。
《関西学生アメフト2020秋季リーグ 1部》
(10月18日 王子スタジアム)
神戸大 6 3 6 0=15
近 大 0 10 0 0=10
関 学 27 14 0 14=55
同志社 0 0 7 6=13
(10月17日 王子スタジアム)
関 大 0 0 10 14=24
京 大 7 3 3 3=13
立 命 21 7 0 8=36
桃山学 0 3 0 0= 3
(画像↓ 関西学生アメフト2020秋季リーグ1部 トーナメント表)
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了