2月21日の衆院予算委員会に、例の桜田大臣が、出席を求められた時間に遅れ、野党が反発して、審議ストップになったという。
また、あの大臣かと思いつつ、どれほどの遅刻かを確認すると、3分だそうだ。反発した野党が審議に応じるまでに5時間を費やし、2019年度予算案の通過は、予定よりも遅れることになった。
大事な委員会に遅刻などもってのほかだが、桜田大臣ならやりかねない。が、しかし、審議の内容の重要性と3分の遅刻の問題の軽重を勘案するとき、野党は、5時間もの審議拒否をするべきではなかった。審議開始の最初に、議長による注意と、質問者による皮肉の一つ、二つという大人の対応でよかったのではないか。大臣を貶める効果というよりも、野党の対応の拙さが浮き彫りになってしまったのではなかろうか。
「悪夢」問題でもめたり、今回の審議拒否等、どうも野党の対応の稚拙さ、国会議員としての責務(というより常識)の認識レベルに問題のある事例が続く。与党が目を覚ますためにも野党に、まずは覚醒してもらいたい。