(花をたくさん付けた庭のリンゴの木)
大相撲協会が、ちびっこ相撲から女児を除外するという方針を発表。その根拠は、けがをしないための配慮だという。だれが聴いても、とってつけた理由で、意味不明。男児はけがをしないのか、けがをしてもかまわないのか。
レスリング協会の副会長という某私大学長が、取材でテレビ局の記者に腕をつかまれて軽傷を負ったとして警察に届けたという。いろいろな大学があり、いろいろな学長もいるが、先頃の記者会見は、横柄で、全身パワハラの印象を与えて、一般受けが悪かったところに持ってきて、この措置である。テレビ局はビデオをチェックして,暴行の事実はなかったとしてコメントを発表したが、レスリングという競技は,腕を掴まれて訴えてなんぞしては成立しない格闘技ではなかろうか。
国会の騒ぎには,もはや国民はうんざりで、問題の本質が見えなくなっている。嘘をついた,隠し事をしているなど、児童会レベルの混乱である。いや,児童に失礼か。官僚も、議員も、きちんと国民の方を見て,児童に見られても恥ずかしくない、いやお手本になる存在であって欲しい。時間が惜しいから,劣化した国会中継なんぞ見なくなった。
すったもんだの末に開学した加計学園の獣医学科の入試倍率は20倍を超えるという。他の獣医学科ともども高倍率である。ということは、社会的な需要はあるということであろう。医師、教員などと同じように、計画養成をする場であろうが、免許取得希望者が多数であるという需要に応えることは,十分に開設理由の一つになり得るような気がする。獣医師として自立できるかどうかは、本人の努力、能力次第である。首相も、自分と妻は何も知らないと,腰が引けるのではなく,「特区」だから、規制を取り払って実現するように力を貸したと言い切ればよいのにと、余計なことながら,不思議に思っている。官僚の自死まで引き起こした改ざん問題も、さして複雑な手順、流れがあったとは思えない。早く問題を整理して、国家の重要事に対応してもらいたい。国際情勢は,米国追随ではどうにもならなくなっている。屋根の上ではしごを外された首相を持つ国家の行く末は,のんびりしていてよい状況ではない。
サッカー日本代表の監督の突然の解任と新監督の任命が、事情を混乱させている。解任された監督は解任を受け入れていないようだ。新監督の就任会見時の言葉が自信なさげ、かつ意味不明の日本語であった。語句レベルの問題でなく、思考力、認識力の問題のようで、先が思いやられる。このところのスポーツ界は、どうしてこんなに後味の悪いことが続くのか。メジャー・リーグに出かけた大谷が光るだけに、いっそう侘びしい。
日本郵便は、正社員と非正規社員の格差を無くす措置として,一部の正社員に支給していた住居手当を廃止することにしたという。不利益な方に合わせた訳である。これまでの住居手当は根拠のないものだったということになるのか。社員の誰も納得しないであろう。いっそ,管理職手当をすべて廃止するとでもしてみれば潔くてよかったのに。