食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『サッカーと応援マナー』

2013年06月05日 18時39分02秒 | 日記

サッカーは世界のどこでも馴染の人気あるスポーツで、ボール一つあれば、立派

なグランドはなくても超ローカルルールで楽しめる。日本では今でこそメジャーな

スポーツとなり、野球大国の日本でも子供たちの夢はサッカー選手になることが当

たり前のように聞かれる。私が23~4歳の頃、遠く40年以上前はJリーグの前身、有

名企業のクラブがアマチュアリーグで戦っていた。応援や試合観戦を今のように

一般のお客さんが行くのではなく、大半はそのチームの関連会社の社員が動員さ

れた。それ以外は、当時として珍しい余程のサッカー通の人で少数派。

そんな環境下、ヤンマーの釜本はとてつもないストライカーだったが、国際試合が

多くあるのではなく、国内で有名という存在だった。メキシコオリンピックでその力

量を発揮し、当時サッカーをしていた私たちでさえ、日本がメダルを取る快挙を成

し遂げるなんて、これぼっちも考えられなかった。私も会社有志の弱小のチー

ムに入れて貰い、戦術は百姓一揆をやっていた。だから、爺の割にはサッカーが

好きで国際試合などは欠かさないで観ている。

昨晩のオーストラリア戦、失点が後半36分だったから負けを覚悟したが『ドーハの

悲劇』を逆にいくような、天から授かりもののPKで引き分けることができた。ど真ん

中のPK、サッカーをしたことのある人なら分かるが、キーパーに絶対に取られる

心理が働き,蹴ることはできないのだが、本田はそれをやってのけた。

今のサッカー選手のセンスや技術は、カズ、ヒデをも遥かに凌ぐと言っても過言

ではない。こうした選手が次々に出て来ることを大変楽しみにしているし、今後

更なる活躍を願っている。こうした選手たちの活躍の後に、世界一マナーのいい

日本人サポーターたちが、破目を外したくなるのは理解できる。しかし、日本に

はそうした時に皆が集まって、節度ある喜びを分かち合える場所がない、これは

寂しい気がする。だからと言って、スクランブル交差点で・・・・が許されるはずは

ない。外国には必ず『○○広場』があり、こうした時に集まり祝福をしたり、唄を歌

ったりする。日本のサッカーファンがもっと成熟すれば、逆にスクランブル交差

点をファンのために解放するくらいのことを考えて欲しいものだ。日本人とフー

リガンは似つかない。

祝福する夜に『何のためにやっている?』と聞きたくなるような行為で、あの勝

利に水を差さないようにして欲しい。

 


『夢追人、日吉津の岩ガキ』

2013年06月05日 18時00分43秒 | 趣味

海に潜ると言えば日吉津の岩ガキを忘れることはできない。カキは冬が旬である

のに対し岩ガキは夏が旬である。テトラポットに自生したものだが大きいものは二

十センチ余あり幾重にも折り重なるようについている。ドライバを用意したところで

手に負える相手ではない

大型のバールを準備し先の平べったい方を使い底から起こす要領で採る。殻を

割ってしまっては台無しだ。カキを起こしにかかると、おこぼれ頂戴とばかりに小魚

が群れくる、カキとカキの間に住むゴカイや微生物を食べにくる。失敗して殻を割

ると待ってました、とばかりカキの身を食べる。久々の御馳走というのだろう。

ポリバケツに山盛りの岩ガキは山の里に着く。炭火を起こし七輪の上で焼いて食

べるのがー番うまい。酢ガキにしても頂けるが私はあまり好きでない。

火が通ると少し口を開ける、ドライバを差し込みこじ開ける。中には海水が煮えてお

り丁度いい塩味をつけてくれる。

潜った後の快い疲れは生ビールとカキによって暫し癒される。家の狭い庭にゴザを

敷きビアガーデンが開店する。通りかかる親しい人に声をかけ酔った勢いで御馳走

を振る舞う。この場所はいつ行っても、誰からも文句を言われることはないから、欲し

いだけ採って持ち帰っていた。2~3年通ってから後、いつものように沢山のカキを

採り持ち帰り、焼いて食べようとしたらガソリンを呑んでいたのか、その臭いが強烈。

とても食べられるようなものではなかった。

たまたま、その時だけのことかどうかは分からないが、それ以来行く気がしなくなり足

が遠のいてしまった。

海は人々に沢山の潤いを与えてくれる。ふと南の空を見上げると夏を象徴するサソ

リ座に天の川が空を飾っている。

次は何をしょうかなー。


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