食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『夢追人、魚の観賞 Ⅰ』

2013年06月15日 18時06分08秒 | 回顧録

魚の観賞、飼育も面白い。最初は熱帯魚の淡水編から出発してみた。言わば、入

門編であり器具さえ揃えば手頃に楽しめると気軽に始める。種類はグッピー、ネオ

ンテトラ、エンゼルフィッシュが一般的で値段も手頃。熱帯魚は種類が多く何から飼

っていいのか迷う。タキシードを着たようなタキシードグッピーは尾、ヒレが派手で綺

麗な色をしているしネオンテトラはグッビーよりも小型だが光があたるとブルーが冴え

わたる。しかし群れになる位居ないと水槽の中はガランとして寂しいが、そうするには

お足がついて回る。

底ものにはドジョウとかナマズの種類を入れておく。上で食べ残した餌が底で腐敗し

水質を落さないようにする為だ。ナマズ類が始末をしてくれる。水槽の中にミニ自然界

を作る。しかし、夏の水温管理が難しい。水温を上げるにはヒーターがあり一本で足ら

なければ二本入れればいいが、水温を下げるのは氷を入れる意外に手がない。水温

が上がると雑菌が発生し易くちょっとした傷口から感染し次々と魚に汚染が広がる。

尾腐れ病もあっという間に広がってしまう。初期の治療として赤チンを入れてもいいが

市販の薬で治療してやる。グッピーに子供が生まれた。二ミリあるかないかの小さなも

のだが一人前に水槽の中を泳ぎ回っている。幾日かして見ると数が減っている。死ん

だのかと思っていたら親が餌にしてしまうと本にある。慌てて魚を買ったとこに行き聞く

と隔離するケースに入れて飼うのだという。汚れた水の中で生まれた子供は段々と減

り、隔離ケ—スの中の住民は不在になってしまった。

どうも淡水魚は冴えない。海水魚の方が色も綺麗だしそっちにしょうと心変わりした。

人工塩で簡単に海水を作ることができる。今度の魚はコバルトスズメだ。ブルーの絵に

描いたような魚で見ていて飽きがこない。底には珊瑚を砕いた砂状のものを敷きその

白と魚の青がマッチしている。

飼っては絶え、飼っては絶えの連続ですっかり興味を失い一時中断してしまった。


『福島、宮城、中越震災鎮魂の旅』

2013年06月15日 17時57分54秒 | 回顧録

6/9の日曜日から東北、信越方面に鎮魂と称して自家用車で回り、先ほど無事

に自宅に到着した。走行距離2,783Kmを癌から復帰しようとしている爺さんが運転

した。近年、多少ながら自動車道を利用するようになり、以前ほど高速道、自動車

道の恐怖感はなくなっている上、事前にJCTやICなどの情報を調査していること、

それとナビを妻がチェックすることで円滑なドライブが出来ている。

2年3ケ月前に発生した東日本大震災、福島原発災害が余りにも早く忘れ去られよ

うとしている事に憂い、犠牲者の鎮魂、今なお東電のために故郷を追われている人

たちの心情を、より深く理解するため現地に行き、自分の目で見て、それを覚えて

おくことを目的にした。ただ、そうした方々の所や特定の施設などに出向くのではな

いから、正しく言えば、その目的を果たすことはできないかもしれない。しかしその

後、人に伝える、語るなどで風化を少しでも防ぎたい。

今更、そんなことをしても世の中が変わらないことなど知っている。私はドン・キホー

テと言われてもいいから、努力するつもりだ。

帰宅し新聞受けにあった新聞の一面に『中国電力、安全対策完了前に原発再稼

働の申請』と大きく掲載されていた。彼らの頭の中に『福島原発の惨状と現状』は既

に消え去っているらしい。現地に行き話を聞くと、ブログなどには書けない悲惨な事

や辛い事は沢山ある。私が自分で見たものは極々一部でしかないが、追々紹介さ

せて頂く。


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