妻と車で長旅に出る時は観光目的だから、何処かの温泉宿や鄙びた宿に泊まるこ
とが多い。観光地~観光地と所謂、日本旅館に連泊すると、贅沢なことにその夕食
に『うんざり』するので、朝食付きのビジネスホテルを間に入れることがある。
以前は温泉宿に連泊していたが、毎晩のように『刺身、何とか鍋、魚の煮つけ、何と
か和牛のステーキ』豪華な料理が、表替えをしているが、似たりよったりで、2日も食べ
れば暫らくはお休みしたくなる。その時、ビジネスホテルは重宝な存在となる。
今回の旅は観光目的ではないから全てビジネスホテルを宿とした。調べているとホテ
ルの謳い文句は『ホテル内、フリーWIFI』が主流になっているではないか。
一昔前の主流はPCを貸出し、または自前のPC持ち込み客は室内に敷設されたLA
Nに接続する、その際に『LANケーブルの貸し出しあり』なんて宣伝されていた。
ビジネスホテルだからお客の大半はビジネスマン、当然の事スマホを駆使しているか
らネットとのやり取りはこれで十分だろうが、ドキュメント処理や特有アプリ処理も必要
だろうからラップトップを持ち歩くことも必要になるだろう。今、流行のタブレットではこ
うした処理は今一おぼつかない。さて、WIFIの具合を調査とタブレットを持ち歩き、宿
泊先のフリーWIFIを確認してみた。チェックインし部屋のTVをつけるとホテルインフォ
メーションが流され、その中でWIFIの暗号パスワードを表示するお洒落なホテル、フ
ロントに電話で教えて貰うホテル、最初から全くフリーで接続可能のホテルと様々な
形態がある。そしてそのサクサク度合は糞詰まり状態はなく快適である。田舎で利用
者が少ないから、そうなのかWIFIそのものの処理性能が高くなっているからなのかは
判らない。以前、関空のWIFIフリースポットを使ってみたことがあるが、ここでは使い物
にはならなかった。ネットを立ち上げYahooの画面を出すだけで何分もかかり自分のブ
ログを出そうとしたが根負けするくらいだった。今は、当時と状況は違っていると思わ
れる。ネットの情報だと全国各地の駅を中心とした繁華街にWIFIフリースポットが増え
ているとのことだ。そういえば、韓国の仁川空港では待合ロビーにPCが設置されてお
り自由にネット接続が出来るようになっていた。日本語に勝手に変えたりして怒られる
といけないので、覚えていたYahooジャパンのURLでネット接続し、そこからあちこちと
飛んで遊ぶことができた。
それにしても、このように無料でWIFIが使えるとは昔人間の私などには嘘のような話だ。
有料のWIFIにして月額は安いし、こうしたサービスは現代社会の必需品と考えるべき
ものになったと言っても過言ではなかろう。銀行が初めてオンラインシステムを導入、そ
の頃はフレームコンピューターで仰々しいシステム、しかも時代の最先端をいっている
のだ。通信速度50ボー、直流回線となれば、ひょっとして真空管で動作?と聞きたく
なるような言葉の羅列、この通信装置はセンター側で支店から送られてくるデーターを
集信するものでリレー式だった。
高価なレンタルだったのに、今や無料で数十MBの通信が可能に、長生きすればする
ほど面白い体験ができそうだ。