食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、フィレンツェⅢ』

2013年11月10日 17時45分38秒 | 旅行

今日の観光はこれが最後で市内から少し離れたホテルで一泊する。このツアーは少し

変わっていて食事なしが多く、自分で摂らなければならない。昼食に続いて夕食も自

分たちで探して食べることになっていた。ホテルから市内行へは無料バスが出ており、

最終バスは折り返しホテルに戻るので帰りは自前ということだった。パカパカさんたちと

6人で夕食に出かけてみようということになり、最終バスに乗り込み冒険の旅に出発した。

行き先は先程までいたシニョリーア広場界隈に足を延ばし、どこか食事の出来そうな場

所を捜した。しかし、これと言った処は少なく不案内なこともあり、こうして探していること

に不安を覚えるようになり早目に帰ろうということになった。

ガイドさんの話ではタクシーは簡単に捉まると聞いていたので、表通りに出てタクシーを

待ってみた。しかし、どう見ても車の通りは少なくタクシーは殆ど通らないし、来たと思った

ら客が乗っている。ここで見つけるのは無理だと再び広場に戻り、探してみるがタクシー

のタの字も出てこない。ブティックがあったからそこでお願いしてみようと英語の先生が店

に入り、完全ブロークンで頼んでいる。私も横からお願いをする。優しそうなお嬢さんが電

話をしてくれ1台だけなら都合がつくと手配してくれた。お礼に何か買おうとすると、そんな

必要はないと気遣ってくれた。表で待っていると待望のタクシーがやって来たから、若い姉

妹と年配夫婦に乗ってもらい、パカパカさんたちと次のタクシー探しに歩いた。

どれくらい探したのか分からないがタクシーは通らない、そこで目に入ったのが寿司屋さん

だった。ここなら日本語で頼めると中に入り事情を説明すると直ぐに手配してくれた。今日は

日曜日だからタクシーも休みが多く流しは殆どいないから、電話で呼ばない限り捉まらない

と教えてくれた。本当なら、ここで食事をしてタクシーで帰ればスムースな夕食になったのに

と、悔やまれてならなかった。イタリアのタクシーは4人も乗るのを嫌がると聞いていたが、背

に腹は代えられないから何を言われても乗り込む覚悟だった。苦労の末、やっとこさホテルま

での足を確保できホッとしたのだから、この運ちゃんは福の神のような存在なのに、僅かな釣

り銭は要らないと言い、肝心のチップを昼と同様に忘れてしまった。

瀕死からがらホテルに帰ると先に帰っていた年配夫婦は、私たちが帰るまで食事を摂らずに

待っておられた。恐らく遅れること1時間くらいだった思う。夕食は外で食べるはずが食べ損ね

結局ホテルで食べることになった。昼食が遅かったから夕食もシフトして丁度良かったのかも

しれない。


『収穫祭』

2013年11月10日 17時44分17秒 | 日記

今日は暗い天気予報の中、恒例の収穫祭が開かれた。いつものことではあるが、開催

準備中は『今日は何とか天気が持つかな?』と淡い期待を持たせるような振りをして、い

ざ出陣で構えると天気が崩れ出す。最近のイベントでは前回、NPOで出店した松江市

農林水産祭以外は雨に祟られてきたから、絶対に雨男か雨女がいるに違いない。

だが、今日も売り子のメンバーに大きな変わりはないから誰と特定はできない。

小雨模様でスタートした収穫祭、出足は悪いながらそれでもボチボチと人が集まり始め

たと、思った途端に土砂降りしかも横なぶりの荒れ模様になった。幸いなこと売り場テント

は始まる前に、要らないもしれないが念のためと、横幕を張っていたお蔭で濡れることは

避けられた。ところがテントの端は雨水の逃げ場がない為、水路のように水が流れ始めた

ので、急きょ水の逃げ場作りに出たら傘も用を為さないような中だから背中はずぶ濡れに

なってしまった。大騒ぎをしている内に小降りになり、やっと落ち着いて商品を売ることに

なる。前回は中々売れなかったが知り合いも多いこともあって順調に売れ、どうにか形が整

い安堵した次第。雨が上がると寒くなるとの予報は当たりで小雨になったら急に冷えてきた。

動けば暑かった朝とは大違いの天候、脱いでいたジャンパーを1枚羽織る。物売りのハード

ルは沢山あり難しい事を再認識した。


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