韓国と言えば焼肉と直結する。このツアーでも謳い文句に夕食は韓国の美味しいカル
ビ・・・・とありそれらしき店に連れて行かれた。つながった骨付きカルビを焼いてくれ、ハ
サミで切り取ってくれたら、それを食べる。私たちは不幸なツアーだったのだろうか、肉
は不味いし硬いし期待外れ、おまけにご飯も私たちが食べている米より数段劣るから散
々な韓国焼肉デビューだった。韓流ブームでヨン様が有名になり、観光の途中で『ここの
焼肉店はヨン様ご用達で1人前3万円くらいします』と説明があるくらいだから、韓国の焼
肉もピンからキリまであるのは頷ける。安い団体のツアーだから焼肉が硬いのはごく当た
り前のことだと妙な納得。このままでは韓国の焼肉は不味いままで終わってしまう。本当
にそうなのか。2回目の旅行は全行程を自分で組み立てた。ネットで見つけた明洞焼肉
店、ここは韓牛の焼肉と宣伝されていたから地図を頼りに探し出し、予約なしで入店した。
客は少ない時間帯だった。
事前に調べていたメニューを参考に注文すると、女将さんが上手な日本語で『量が多い
から食べ切れない』と教えてくれた。海鮮チヂミと焼肉セットに変えて焼肉を開始。
ここの肉は柔らかくタレも3種類用意されており好みのもので食べられる。私は肉本来の味
を楽しむため、いつも塩と胡椒だけで味付けをする。本当に美味しい肉をたっぷりと堪能
できた。
これで韓国焼肉は不味いの汚名返上だ。サイドメニューのキムチはどこでも、自家製だが
海鮮系、野菜系がありとても食べやすいものだった。聞いてみるとお土産用もあるという。
最初の旅行で無理矢理に連れて行かれた土産店(その後も連れて行かれた)、ここで買う
キムチはべら棒に高いし、空港で買うものも同様だ。
キムチは庶民の食べ物だから小さい箱のものが1000円も2000円もするはずはないのに、
そうした値段が当たり前のようだ。このお店は倍以上も入ったものが500円くらいで買える。
美味しさは保証付きだから、帰国時に引き取りで10個くらい用意しておいて貰った。キム
チはビニール袋に入れると発酵しパンパンになり破裂することがある。店の人はキムチ屋
ではないのに、破裂しないように梱包するので安心してと店員さん。お薦めはイカキムチ。