食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、キムチ作りと宮廷料理』

2013年11月27日 17時26分22秒 | 旅行

韓国文化に触れてみようと二つのツアーを予約した。

キムチ作りは庶民の文化、本場のキムチはどのようにして作られるのか体験できるもの

だ。このコースも自分たちで予約したものだから地下鉄に乗り地図を片手に料理教室

を探し当てた。

私は左程キムチを食べる方ではないし、作り方に興味を持っていたのではなかったが、

韓国でも自宅で作る人が減り中国産キムチを食べる人が多くなったと聞いて、ならば習

ってみようと変な論理で参加した。親切なガイドさんに当たると『最近のキムチは中国産

が多いので、安いからと中国産を掴まされないように注意して』と教えてくれる有様。

頭の中にある具材と違っていたのは、生カキ、生イカ、塩辛エビ(網エビの塩辛)は欠かせ

ないこと、味付けは専用のキムチの素が市販品であり、それを使う。そして本場、韓国の

唐辛子は2種類のものをブレンドして辛さを出す。日本では見たことのない大きな辛子(辛

くない)と普通の唐辛子粉を使う。少し塩漬けした白菜に具材をすり込んでいくのはお馴染

みの工程で、普通にやればよかった。全部詰め終えると、もうこれで完成だから食べられる。

試食してみると、味付けの素と網エビの塩辛により日本で買うものよりコクが出ているように

思う。ここでふと心配になったのが生ガキの存在だ。生ガキは新鮮なものでも食中毒を起こ

すことがあり、そのような食材を漬物にしてしかも長い時間をかけてから食する、本当に大

丈夫か心配する。実際には、ここで食べた時も、帰国後に食べた時にも異常はなかったか

ら大丈夫みたいだが、安心して生ガキを入れる心境にはならなかった。

作ったキムチはビニール袋に詰めて持ち帰るが、帰国した頃が一番おいしいだろうと先生

の話だった。秘訣を聞いて意外と簡単だったから、南大門市場に寄りキムチの素と大きい

唐辛子、網エビの塩辛を購入し、やる気満々だったが冷蔵庫の肥やしで終わってしまった。

 

場所を変えて私たちは韓国のマナーを習い、高貴な方が着る衣装を身に着け宮廷料理を

頂くコース。宮廷には行けないので、韓国の古民家のような場所で体験することが出来た。

着慣れない服をつけて目上の人への挨拶の仕方、夫婦間の挨拶とか習ったが一夜漬けに

もならない教育だったから、直ぐに忘れてしまった。

韓国料理は少量の料理が多種出される。韓国料理の講習会で習った九節板(クジョルパン)と

いう料理は八角形の区切られた器に色々な料理が盛られる。日本料理の中で似ているの

は幕の内弁当、仕切りが沢山ありそこに料理が盛られ一つの器として扱われている。

宮廷料理は一つの料理の量は少ないが、種類が多くお膳の上は料理のお皿で一杯になっ

てしまい、どれから食べていいのやら迷ってしまう。漬物でも何種類もあり色々な味を楽しむ

ことができる。宮廷料理だから味は割とあっさりしたものだった。これと似た料理は明洞ある

『アミソ』という店で食べることが出来る。

 


『借用書と猪瀬知事』

2013年11月27日 17時24分33秒 | 日記

猪瀬直樹は作家として幾つかの社会問題を提起し根本にある不正に立ち向かおうとし

てきた。大分前のことになるが『日本国の研究』を購読した。高速道路にまつわる利権

保護、天下り等々官僚たちのやりたい放題の実態、政治家と金にまつわることなど、闇

の世界について書かれていた。内容を詳細には覚えていないが自治体のコンピュータ

導入に政治家が関与し何らかの利益供与を得ていたことなどについても記載されてい

た。政治の世界でどのように金が動くのか、都合が悪ければどのような手法で正当性を持

たせようとするのか、このようなことを調べないで本に書くことなど不可能だ。どこかの政治

家がコレコレで金を貰ったらしいが詳細は分からない・・・・これだけのネタで本を書いても

誰も買わないだろう。

そして、このような場面で借用書や領収書などを発行しないで現金でやり取りをし、金融機

関に残る痕跡を出来るだけ作らないのは、作家でなくても、世間の一般常識に疎い人でも

誰でも知っている。

記者会見で話すことが二転三転する。証拠となるものを提出し証明せよと問われると、有無

を曖昧にする、仕方なしに証拠となるものを出したら逆に疑いを深くされてしまう。これと全く

同じ経路を辿り失脚した細川元首相のことを御存知ではないようだ。

佐川急便から金を借りた、返したとすったもんだの挙句、証拠となる領収書だったか借用書

だったか、今回猪瀬知事が提出したものと同程度のものだった。つまり庶民目線で見ても只

のメモ書きにしか見えない代物だ。本人はいたって真面目に『原本』だと言うから、余計に失

笑を買う。

作家だから、過去の疑獄事件や汚金にまみれた事件のことは知らないらしい。

また、作家だから借用書に印鑑を押すことも、2通作り双方が持ち合うことも知らないらしい。

まず、第一に作家だから赤の他人が5,000万円もの金を無利子・無担保で貸してくれるのが尋

常ではないとは思わないのである。また徳田虎雄氏の率いる徳洲会が都内に医療施設を持っ

ている事すら知らないと説明している。

一般常識のこんなことを知らないで責任ある都の行政ができるのだろうか。

仕事は職員がすること、どうせ知事は中身も見ないで印を押しているだけのことか・・・。


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