食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、水上劇』

2014年02月27日 17時44分54秒 | 旅行

クチ・トンネルに行く時、迎えに来た車は何とベンツだった。超一流のグレードではなく、スタンダードクラスだと思

うが、ベンツはベンツ。こんな車でベトコンが暗躍したジャングル地帯もビンビンと走破する。その帰りにガイドが水

上劇の鑑賞を勧めてくれた。

ベトナムに行くと決めてからホーチミン周辺の興味ある場所や観光について調べた時に水上劇もあった。その時、

あまり興味を引くことはなかったから候補としては没にしていた。

ガイドの説明だと言葉が分からなくても十分楽しむことは出来るし、観て帰らないと損をするとまで熱のこもった勧

誘をする。今日、一日共に行動して誠実な人柄だったから嘘を言うことなかろうと、信用して水上劇に行くことにし

た。調べて貰うと帰国の日の夜しか切符は取れないが、ホテルの集合時刻に間に合うということで、詳細を聞くと夕

方に食事と組み合わせるコースが便利というから、それを申し込んだ。

食事はベトナム料理で特別変わったものではなかったが、アオザイを着た美しいお嬢さんが給仕をしてくれた。

アオザイはベトナムの民族衣装ではあるが街中で着ている女性を見ることはなく、レストランや観光施設など限

れた所でしか会えない。

水上劇は竹竿の先に結ばれている糸に人形をつなぎ、それを水上で操る人形劇。水面を滑らせたり、沈め気味

して水しぶきを立たせたりして動きにアクセントをつけている。その動きは実に見事で、竹竿と人形が一体にな

っているようで、間に糸があるとは思えない。

物語の荒筋は貰ったパンフレットに日本語でも簡単に説明されていたが、それを読まなくても何となく筋は分か

りそうだった。時には、わざと激しい動きをして前にいる観客に向けて水しぶきを飛ばし、観客が出す声に呼応

て、また大げさに動き観客の笑いをとる。約2時間の水上劇は本当に面白くガイドのいう事を聞いてよかった。

劇が終わりスタッフが登場、ここでも若い人たちばかりで伝統芸を継承しているようだ。ホテルに帰り荷物を受け取

り迎えに来たガイドと共にメコン川に別れを告げた。

 


『外国との約束』

2014年02月27日 17時43分47秒 | 日記

日本は第二次世界大戦で近隣諸国に多大な迷惑をかけてしまった。とりわけお隣の韓国、中国では長期にわたり事実

上の占領下においた。即ち他国の大地、民、財産を一方的に強奪してしまった。こういう表現をすると必ず、一方的では

なく他国内の別の勢力から依頼されて日本軍が助けに行ったのだから解釈が違うと反論する人がいる。実際のところ歴

史の裏側でどういうやりとりがあったのか検証できるはずはないから口角泡を飛ばす議論をしても正しい結果を得ることは

出来ない。普通に考えれば韓国が深い信頼関係を持っていたはずのない日本に助け舟を頼むなんてなかったろうし、中

国に対しても出かけなければならない理由など、侵略以外にあり得ないのではなかろうか。

しかも、徴用と言う名のもとに強制的な作業に従事させ奴隷のように扱ったことは、どのような言い訳をしても通るものでは

ない。戦後補償は国と国の約束事で決まる。

日本と韓国、中国との間にも戦後補償について取り決められ国家間では精算されていると日本政府は言っている。

しかし韓国も中国も戦後補償は終わっていないかのような姿勢を露わにしている。戦後70年になろうとしているのにこの間

の交渉事、外交上の取り決めごとは何を意味していたのだろうか。韓国、中国は戦後補償が終わっていないとしていたな

らば、何故今頃になって新たな問題のように提起するのか。例え安倍首相が靖国に参拝したから関係悪化があったとして

も外交上の約束事を反故にするようでは、そんな国とは約束しても意味がないことになってしまう。日本政府は両国と戦後

補償は解決済みとする外交文書なり何

なりで確認作業を進めるべきで、私たち国民にも改めて知らしめて欲しいし、不十分なら新たな対応をする必要もあろう。

韓国、中国とも近くて遠い国であることは悲しい事である。


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