パリ五輪開会式とフランス人権宣言

古森病院＠福岡市博多区です。

いつものことですが
リアルタイムで世の中の出来事を追いかけることのない管理人。

今頃パリ五輪の開会式が話題になっているので
ビデオで拝見しました。

「日本では無理」などと揶揄されていたシーンですが

絶対王政から幾多の市民革命を経て、
先人たちが血がにじむような苦労を重ねて勝ち取ってきた自由　民主主義を
守りましょう　という趣旨のメッセージだと管理人は受け取りました。

革命と縁のなかった日本人には　わかりづらいのかもしれません。
日本では革命は起きなかったけど、第二次世界大戦後のアメリカによる一時的統治という外圧で、
一気に民主化に向けて動き出したわけで、自分たちが何かをなしたために
今があるわけではありません。

女性はその時まで　参政権すら認められていませんでした。
参政権を女性自ら勝ち取ろうという運動が　全国的に起こったわけではありません。
アメリカのおかげで女性は参政権を得ることが出来たのです。
そういう意味では　一時的に統治した国がアメリカだったことは幸いだったのかもしれません。

「女に教育は不要」とされ
花嫁学校と言われた女子短大や女子大学がどんどん4大化、共学化に向かっているのも
少子化に伴う学校経営上の課題解決のためになされているのであって、女性が主体的に
何かをなしとげたからではありません。
女性活躍などという訳の分からないネーミングの政策も、女性が勝ち取ったというよりは
少子高齢化に伴う労働力低下による　消極的な理由から立案されているものにすぎません。

フランス革命やフランス人権宣言など
民主化への道を　市民が一歩一歩勝ち取ってきた国は
違うなあ・・・

と思いました。

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