こたママ日記

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話のツボは・・・

2009年04月12日 | いろいろ
昨日 松本清張生誕100周年スペシャル「駅路」というドラマを見ました。

脚本は30年前の向田邦子さんです。(内容は リンクを貼っているので そちらからどうぞ)

“親は絶えず子どもの犠牲になる。それは永遠に繰り返される―。
平凡な永い人生を歩き、終着点が見え始めたとき、今まで耐え忍んできた人生から開放されたい。
男にとって我慢を強いられる家庭や子どものための人生から離れて、自分のためだけに余生を自由に過ごしたい”そこにある“夢”と“悲劇”を描く。 とあり


役所広司さん 石坂浩二さん 十朱幸代さん 深津絵里さん 他 みなさん 演技が上手くて 最後まで 飽きずに見られました。

時代設定がちょうど昭和から平成に変わる時で ドラマ中のテレビニュースなどで 昭和天皇のご病気のニュースが流れていて 「ああ あんな事もあったね~。」と20数年前を懐かしく思い出しました。

ちょうど定年退職したあと失踪した(石坂浩二さん)と重ね合わせるように 部屋の壁に飾られた ゴーギャンの絵と人生が紹介されていました。

ゴーギャンと言う人は 家庭を捨てて タヒチに逃げて(?)絵を書いた人なんですね。

ドラマの中で刑事役の役所広司さんが 石坂浩二さんの捜索をしているうちに 広島で単身赴任中の浮気相手に(深津絵里さん)たどり着きます。

その 深津絵里さんが住んでいたの下宿先の場所が なんと 広島の「可部」という場所で 私が生まれた街だったんです。

役所広司さんが若い刑事さんと下宿先を尋ねた時 「ここは日本のタヒチだ~」っていうセリフがあったんですけど・・・

私の中で 「超 ウケました~」っていうか コケました。

だって 南国のタヒチとは 似ても似つかぬ場所だから・・・

松本清張さん 「可部に行ったことおありですか?」って言っても もうなくなっているんだから 聞きようもありませんが・・・。

なんにせよ 故郷の事を思い出し 懐かしくなりましたよ(違)


あと ドラマの中で 佐藤春夫さんの詩集から「よきひとよ」という朗読が何度も流されました。(たぶん石坂浩二さんの声で)

よきひとよ        佐藤春夫 

よきひとよ、はかなからずや
 うつくしきなれが乳ぶさも
 いとあまきそのくちびるも
手をとりて泣けるちかひも
 わがけふのかかるなげきも
 うつり香の明日はきえつつ
めぐりあふ後さへ知らず
 よきひとよ、地上のものは
 切なくもはかなからずや  



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