窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

ノゴマ

2019-06-14 18:51:52 | 山野の鳥
ノゴマが囀っています。毎年、この声を楽しみにしています。日本三鳴鳥と愛でられるコマドリ、ウグイス、オオルリの声より流麗で、よく響き、節回しが複雑で真似しづらいけど耳に心地よい、元気の出る声です。

おばんです。小太郎でごじゃります。



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                   ◆  ノゴマ  ◆

早朝に縄張りソングを一生懸命に奏でますが、暗くなった夜にも囀ります。空気が地上でよどむせいで、鳴き声はさらに明確で透き通り、耳に心地よく聞こえます。



同じころにやってきて鳴きだすエゾセンニュウと張り合うように、より大きな声でその美しい声を聞かせてくれます。



ノゴマはエゾセンニュウに比べると見やすいところに出てくるので、鳴いている姿を探すには苦労しません。


根室地方では夏鳥として家の周りにもいる普通の鳥です。海岸の草原や河川敷き、林縁の草地で声をよく聞くことができます。



喉の橙色がかった赤色を強調して囀り、自己主張が激しい。隣同士のオスが囀りだすと地上を歩いてそばまで行き、相手を威嚇します。



体を水平にして素早く歩く様子は忍者みたいです。そのせいで行動を観察するのが難しいのです。



       なわばりを確立するまでの今時期が、一番いい時期なのです。