ひと月前の風景です。牧草地の中に残された小さな沼を千羽以上のオオハクチ
ョウが夜のねぐらに利用していました。理想的なサンクチュアリーみたいな風
景です。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ ひと月前のオオハクチョウたち ★
デントコーン畑が作られる前はこんな光景は見られませんでした。貿易摩擦の
影響が酪農の地域にこんな形で表れてるんですよ。
それまでは野付湾や風蓮湖、厚岸湖に集まり、アマモを食べていたオオハクチ
ョウが刈入れの終わった牧草地帯のデントコーン畑に集まってきているのです。
ねぐらを近くにとるためにこの沼を利用しているのです。日の出前から甲高い
トランペットに似た声を出し、互いに朝の挨拶を交わしています。日が登り高
くなってくると首を上下に振りながら飛び立つぞポーズをとり、海面を走り出
します。
カラマツの林を背景に白い巨体が上昇して行きます。10数羽の大きな群れから
家族単位の群れまで、沼から飛び立って行きます。
牧草地をなでるように白い姿が太陽の光で眩しい。省エネで近場の餌場に出勤
して行きます。