窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

亜種ヒシクイ、朝の飛び立ち

2020-10-14 18:49:12 | コクガン・ヒシクイ・ガン類

デントコーンの刈入れがほぼ終わりました。カムチャッカ半島周辺から渡ってくる

亜種ヒシクイの数が増えているような感触を覚えます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

   

          ★ 亜種ヒシクイ、朝の飛び立ち ★

野付半島と風蓮湖の雁の様子を見るために毎週、通い続けています。早朝に起

きて出かけるのが最近、苦にならなくなりました。

雁の朝の飛び立ちは活気があり、迫力があり、朝の空の色と彼らのエネルギー

を身を持って感じることができるからです。

すでに本州に渡って行っている個体もいますが、中継地の当地で11月まで過ご

個体が多くいます。牧草やデントコーンを食べにねぐらの葦原から飛び立ち、

日中を過ごすのが日課になっています。

最近は、渡って来た9月の時に比べると飛び立ちが遅くなってきています。なぜ

かは分かりませんが、一斉に飛び立って行くことはなくなりました。

日の出前から飛び立つ個体は少なくなり、お日様が顔を出してから飛び立って

行く群れが増えました。オオハクチョウがまだ来ていないせいで、ゆっくりし

ているのかもしれません。

飛び立って行く群れは明るくなっているせいで、しっかり羽の色あいまで見る

ことができます。以前は河口の両側に迫る林沿いに飛び立って行きましたが、

最近は川に沿って飛んでいく群れが増えました。

おかげで真上を飛んでいく群れを撮影することができます。亜種ヒシクイの中

にマガンが混じっていることがありますし、マガンだけの群れもいます。

東の水平線から射しこむ光に羽や胴体が照らされ、美しいく、たくましい姿を

に消えて聴くまで見送ることができます。

しばらく迫力ある群れの飛び立ちを愉しみます。



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