デントコーンの刈入れがほぼ終わりました。カムチャッカ半島周辺から渡ってくる
亜種ヒシクイの数が増えているような感触を覚えます。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 亜種ヒシクイ、朝の飛び立ち ★
野付半島と風蓮湖の雁の様子を見るために毎週、通い続けています。早朝に起
きて出かけるのが最近、苦にならなくなりました。
雁の朝の飛び立ちは活気があり、迫力があり、朝の空の色と彼らのエネルギー
を身を持って感じることができるからです。
すでに本州に渡って行っている個体もいますが、中継地の当地で11月まで過ご
す個体が多くいます。牧草やデントコーンを食べにねぐらの葦原から飛び立ち、
日中を過ごすのが日課になっています。
最近は、渡って来た9月の時に比べると飛び立ちが遅くなってきています。なぜ
かは分かりませんが、一斉に飛び立って行くことはなくなりました。
日の出前から飛び立つ個体は少なくなり、お日様が顔を出してから飛び立って
行く群れが増えました。オオハクチョウがまだ来ていないせいで、ゆっくりし
ているのかもしれません。
飛び立って行く群れは明るくなっているせいで、しっかり羽の色あいまで見る
ことができます。以前は河口の両側に迫る林沿いに飛び立って行きましたが、
最近は川に沿って飛んでいく群れが増えました。
おかげで真上を飛んでいく群れを撮影することができます。亜種ヒシクイの中
にマガンが混じっていることがありますし、マガンだけの群れもいます。
東の水平線から射しこむ光に羽や胴体が照らされ、美しいく、たくましい姿を
森に消えて聴くまで見送ることができます。
しばらく迫力ある群れの飛び立ちを愉しみます。
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