秋は雁の渡りの季節。根室地方はガン類の渡りのコースになっていることは知られて
いますが、その実態は把握できていません。理由は警戒心が強くて、発見されずらい。
雁に興味を持っている人が少ないことが揚げられます。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ マガン・中標津も渡りのコースです ★
コクガンに興味を持ってから他のガン類にも目が行くようになりました。これまでに
確認したガン類は亜種ヒシクイ、マガン、シジュウカラガン、ハクガンです。
数が多いのは亜種ヒシクイ。コクガンも多い。ハクガンやシジュウカラガンは最近、
見かけるようになりました。マガンは時々、亜種ヒシクイの群れの中に混じるくらい
で群れを発見できませんでした。
ところが実態は違ったようです。2年前から私の観察力が向上し、「もしかしたら」
能力が付きだしたのです。それまでマガンは根室地方をあまり利用せず、日本海側を
渡っていると情報から思い込んでいました。
5月の初めに野付半島をかすめ、数百単位のガンが次々に移動して行くのを眼のあたり
にしたのです。その時は亜種ヒシクイの群れだと思い込んでいました。
昨年、その群れがマガンだと分かったのです。多くのマガンが根室海峡を知床半島方面に
飛んでいくのを目の前で確かめることができました。
そして今年の10月下旬、オオハクチョウやヒシクイが集まるデントコーン畑にマガンの
群れが次々にやってくるのを発見したのです。彼らは野付半島や風蓮湖のヨシ帯を使わず
内陸にやってきて、滞在しているようです。
十勝平野に集まるマガンがどういったコースで渡ってくるのか、観察不足で分かって
いない現状。もっと観察を重ね、情報を集め、追跡調査すれば、根室地域が渡りの
需要な中継地になっていることが明らかになってくるでしょう。
>雁に興味を持っている人が少ない
そうなんですか
見るべき自然がいっぱいあるから、そうなるのでしょうか