ニシンの群れが野付半島の周りを回遊しています。それを狙いワシたちが集
まってきています。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 若ワシ、集合 ★
定置網が設置され、毎日水揚げが行われているようです。6年前ぐらいから
ニシンの群来が見られるようになりました。
北海道のニシンには遺伝的に5系統のニシン群がいて、野付半島のニシンは
風連湖群系で根室海峡の中で羅臼から根室の範囲を回遊しているそうです。
4年前、大群が押し寄せ定置網に大量の卵を産みつけたことがありました。
その時、産卵しているニシンを空中から狙いワシたちがカモメのように群れた
ことがありました。
それ以来、ニシンの群来が起こるのを期待しているのですが、見ることがで
きません。ニシンは定置網に入り水揚げされています。量は多くないようですが
ニシン以外の魚、アメマスやサクラマス、カジカなどの雑魚が入ってきています。
多くは浜に投げられ、ワシやカモメにプレゼントされます。
それを目当てに多くのワシたちが集まってきています。道路からはまったく見え
ないので、ワシの動きを見ながら浜に向かいます。
当たるも八卦。多くはもちろんはずれ。チャンスは突如起こります。無神経で
近寄ると先に気づいたワシたちがワッと一斉に飛び立ちます。しまったと思っ
ても後の祭り。50羽以上集まっていたワシたちがばらばらに飛び去ってしまい
ます。
せっかくのチャンスだったのに、とがっくりします。
ワシたちの多くは若いワシたちで成鳥は全くいません。オオワシ、オジロワシ
たちの成鳥はすでにカムチャッカ半島に渡って行っています。
綺麗なワシは1羽もおらず、茶褐色の羽色をした若者ばかりです。
魚が転がっていればすぐにでも戻ってきます。周辺の草地には散って行ったワシ
たちが降りてこちらの様子を窺っています。
しばらく離れ、1時間以上おいて再度挑戦してみました。