「スポンサー圧力」にTBSが抗議声明
時事通信 2016/04/06-21:26
TBSは6日、「放送法遵守(じゅんしゅ)を求める視聴者の会」が同局の番組スポンサーに圧力をかけることを示唆したことに対し、「表現の自由、民主主義に対する重大な挑戦であり、看過できない行為だ」と抗議する声明を発表した。
同会は、安保関連法などをめぐる同局の報道姿勢を「放送法違反」と主張している。TBSは「権力に行き過ぎがないかをチェックするという報道機関の使命を認識し、公平・公正な番組作りを行っており、放送法に違反しているとは考えていない」とコメントした。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/45f85855a52ac18b5d1e1859dbd684b7
Everyone says I love you !より転載
TBSがスポンサーに圧力をかけるという「放送法遵守を求める視聴者の会」に対して抗議声明。頑張れ!
参考記事 リテラ
『NEWS23』岸井攻撃の意見広告を出した団体の正体! 謎の資金源、安倍首相、生長の家、日本会議との関係
TBSは2016年4月6日、作曲家すぎやまこういち氏らが呼び掛け人を務める「放送法遵守(じゅんしゅ)を求める視聴者の会」が、安全保障関連法案の報道をめぐり、番組のスポンサー企業への圧力を示唆したとして
「表現の自由、ひいては民主主義に対する重大な挑戦で、看過できない」
とする声明を出しました。
この会は、TBSのNEWS23、それも特に岸井成格キャスターが2015年9月、安保法案の報道で反対意見ばかりを伝えたと主張し、「政治的公平」を定めた放送法違反に当たるとして、読売新聞と産経新聞に岸井排斥を求める意見広告を出した、例のいわくつきの団体です。
NEWS23のキャスター岸井成格氏が意見広告で降板の危機。報道の自由と知る権利が追い詰められている。
そして、この3月の番組改編で岸井氏を同番組から降板させるのに成功すると、今度はTBSの経営陣の辞任などを求め、誠意ある回答がなければ
としていました。
まあ、TBSの番組のスポンサーになっている企業に、いわゆる「電凸」をして(=クレームの電話をかけまくること)、意に添わぬ対応なら不買運動をするなど圧力をかけるってことですよね。
「法的安定性なんて関係ない」で有名な安倍首相の秘蔵っ子、磯崎陽輔首相補佐官も絶賛。
問題は、この放送法遵守を求める視聴者の会とやらが、安倍政権べったりのNHK、日本テレビ、フジテレビの番組にはコソっとも文句を言わない(橋下維新押しの読売テレビなどにももちろん)ことだけでなく(それこそ不公平)、実質的に安倍総理筋からお金が流れていることなんですね。
たとえば、この会の事務局長である小川栄太郎氏の安倍礼賛本「約束の日」を、なんと400万円分も安倍事務所がそれも政治資金からお買い上げして資金援助しています。
約束の日 安倍晋三試論 | |
小川 榮太郎 (著) | |
幻冬舎 |
自民党総裁選直前に出版されてますなあ。
『明確な理念と果断な実行力で日本を変えようとした政治家が、なぜたったの一年で政権を投げ出すことになったのか。短命内閣は何を成し遂げ、何を成し遂げることができなかったのか。そのドラマチックな挫折と葛藤を、文藝評論家が評する。
吉田松陰、三島由紀夫に なぞらえながら、文学とは対極にある政治家を、 文藝評論の対象にしたスリリングな試み。』
とかなんとか。買わなくていいっすよ(笑)。
TBSはこの声明で
『「放送法遵守を求める視聴者の会」が見解の相違を理由に弊社番組のスポンサーに圧力をかけるなどと公言していることは、表現の自由、ひいては民主主義に対する重大な挑戦であり、看過できない行為であると言わざるを得ません。』
と主張していますが、これは当然です。
本来なら自分のスポンサーへの攻撃が始まる前に、自分のところの番組とキャスターが攻撃されだしたときに、こういう声明を出すべきだったのですが、まあそれはそれとして、実質安倍政権応援団の横暴をこれ以上許してはならないです。
我々普通の意味での一般視聴者がテレビを守らないといけません。
右翼ってほんとになんぼでも出てきますなあ。
最近、産経新聞でよく見かけるケント・ギルバートなんてモルモン教の布教に来日したのに、なんで日本会議やってるの(笑)。