市民と立憲民主党との大対話集会~市民の政治のつくり方~
2018年1月28日(日)18:00~21:00
◆場所:文京区民センター3A
◆参加費:500円
主催:市民と立憲民主党との対話集会実行委員会
市民と立憲民主党との大対話集会~市民の政治のつくり方~
2018年1月28日(日)18:00~21:00
◆場所:文京区民センター3A
◆参加費:500円
主催:市民と立憲民主党との対話集会実行委員会
安倍デタラメ改憲は許さない――。通常国会召集を控え、立憲民主党を中心に約70人の野党議員が超党派でつくる「立憲フォーラム」(代表・近藤昭一衆院議員)が21日、慶大名誉教授の小林節氏(憲法)やジャーナリストの高野孟氏らを講師に招き、都内で会合を開いた。
安倍は自民党が2012年にまとめた改憲草案を事実上、棚上げ。9条1項(戦争放棄)と2項(戦力不保持と交戦権否認)を残し、3項を新設して自衛隊の存在を明記する“加憲”による強行突破をもくろむ。
「〈自衛隊が違憲かもしれない〉などの議論が生まれる余地をなくすべき」という持論を振り回すが、小林氏は「安倍首相の主張は筋がズレている。国際法上の侵略戦争を行わず、専守防衛に徹する限りは自衛隊は合憲の範囲に収まる」と解説。9条は1928年のパリ不戦条約以来、国際法の慣用句である「侵略戦争」を放棄しているが、自然権としての自衛権は保持。外敵侵入を排除する警察権行使の一環として、自衛隊が設置・運用された経緯を改めて説明した。
一方、改憲の是非を問う国民投票は衆参両議員の3分の2以上の発議後、60~180日以内に実施され、投票数の過半数の賛成で成立する。国会の改憲勢力は3分の2のハードルを優にクリア。投票の15日前までテレビCMを無制限に流せるため、資金力でも優位に立つ自民の独壇場になるのは必至だ。そうした事態も踏まえ、小林氏は「国民投票は議席を争う選挙ではない。新3項で1項と2項を死文化させる姑息な改憲への反対という一点で野党は一致すべきだ」と訴えた。
安倍の動きを封じ込める手だては、野党の結集しかない。
毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20180120/k00/00m/040/099000c
2018年1月19日 20時23分(最終更新 1月19日 21時30分)
和歌山県新宮市は19日、明治末期に起きた大逆事件に連座して処刑された新宮市出身の医師、大石誠之助(1867~1911年)を名誉市民にすると発表した。地元医療に尽くす一方、反戦・反差別を主張した自由主義者としても知られ、市は「人権思想や平和思想の基礎を築いた」として107年ぶりの復権を実現した。
大石は新宮市仲之町で医院を開業し、貧しい人から診療代をもらわず、「ドクトル大石」「毒取る先生」と親しまれた。一方、新聞や雑誌に社会問題に関するエッセーや論評を発表して自由、平等、平和を唱え、活発な言論活動を展開。大逆事件で連座し、43歳の若さで刑死した。
大石を巡っては、刑死100年の2011年に合わせ、市民から名誉市民に推す動きがあったが、市議会は同年3月、関連する請願を賛成少数で不採択とした。
今回、議員有志から「国家の非をただすのが地元の矜持(きょうじ)だ」と機運が高まり、名誉市民に推す議案を提案。昨年12月、11対4の賛成多数で可決され、決定権を持つ田岡実千年市長が正式に決めた。田岡市長は「大石の遺志を後世に継承し、功績を広く発信して顕彰したい」とコメントした。
大石の命日にあたる今月24日に市役所で表彰式を行い、大石のおいの孫にあたる立花利根(とね)さん(80)=千葉県市川市=に遺族代表として表彰状を贈る。【神門稔】
大逆事件を研究する山泉進・明治大教授(社会思想史)の話 「共謀罪」法の成立など、国家の力が強化されつつある現代に、国に背いても信念を貫いた大石を顕彰するのは勇気ある決断で、大変評価したい。反発も懸念されただろうが、新宮の人々に受け継がれてきた反骨精神を見た思いだ。これが、幸徳秋水らの公的な名誉回復につながることを期待したい。
明治天皇の暗殺を企てたとして1910(明治43)年に社会主義者らが逮捕され、24人が死刑判決を受けた。無期懲役に減刑された12人を除き、幸徳秋水や共同謀議の罪に問われた大石誠之助ら12人は処刑された。大半は暗殺計画とは無関係で、現在は国家による思想弾圧事件との見方が強い。