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個人的なさまざまな日常。

七十二候 土潤溽暑  (つちうるおうてむしあつし)」

2020年07月27日 14時09分27秒 | 日々様々
 今日七月二十七日は、七十二候の内、第三十五候 土潤溽暑 (つちうるおうてむしあつし) です。 

例年、当候は七月二十八日から八月一日頃になります。

 二十四節気は大暑になり、熱気がまとわりつくような蒸し暑い頃となります。 意味としては、雨上がりの土が強い陽気を受け熱を発し、

蒸し暑さが体に纏わり付くようになります、という事です。

 熱そのものを「土熱れ (つちいきれ)」といい、まさにこの時期の蒸し暑さを体現している言葉となります。 また、じっとりと蒸し暑いことを

「溽暑 (じょくしょ)」と表し、陰暦6月の異称にもなっています。

七十二候 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)

2020年07月23日 21時21分37秒 | 日々様々

 今日七月二十三日は七十二候の内、桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)です。

 桐の花は、高い枝に咲くので、地に落ちた花で知ることが多いようです。 幹の丈9メートルにも及び、径は90センチに達するものがあるといいます。

 以前、日本では女の子が生まれると桐を植えて、結婚する際にはその桐で箪笥を作り、嫁入り道具にするという風習がありました。 

それは桐の成長の早さを示しています。また桐は、発火しづらいので、金庫などの内側にも用いられています。 また、通気性があることから着物の入れ箱

書画の入れ物などにも使われています。 桐は箪笥や下駄などもあり、日本人の暮らしの道具に欠かせないものです。

 桐を用いた家紋もあり、また、身近な所では五百円玉のデザインにもなっていますね。



二十四節気 大暑 (たいしょ)

2020年07月22日 13時44分42秒 | 日々様々
 今日七月二十二日は、二十四節気が小暑から大暑(たいしょ)へと代わる日です。 大暑の終わりは立秋までの期間です。

大暑は、太陽黄径120度であり、小暑から数えて15日目頃になります。

まだ梅雨は明けていませんが、これから梅雨が明け、その直後が最も夏らしく暑い時期になります。 夕立ちや雷も多く、

気温もこれからどんどん上がっていきます。 いよいよ本格的な夏の到来。 大暑って文字を見ているだけで汗が出してき

そうなです。 最も暑い頃という意味ですが、実際の暑さのピークはもう少し後です。

七十二候 鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)

2020年07月17日 00時00分00秒 | 不健康通信
 今日七月十七日は、二十四節気の小暑の末候に移り、七十二候は

 鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)になりました。 意味としては、鷹のヒナが

5~6月に孵化し、この時期に飛び方や狩りの方法を覚え、巣立ちの準備をする事項となります。

鷹は、鷹狩りに用いられるなど、猛禽類の中では昔から人に身近な存在です。 鷹を巧みに扱い、狩りを行う「鷹狩り」は、紀元前

およそ一千年前から、中国やインドで行われていて、鷹を操る「鷹匠」は、古事記にも登場するほどの長い歴史を持っています。

*写真は家の近くの鉄塔の最上部に何時も陣取っている大鷹です。 数年前から同署に毎年見られます。 ただし、同年に誕生した

 若鳥かどうかはわかりません。




七十二候 蓮始開(はすはじめてひらく)

2020年07月12日 07時50分53秒 | 日々様々
今日七月十二日は、七十二候が小暑の次候に変わり、蓮始開となりました。 蓮始開は 「はすはじめてひらく」 と読みます。

意味としては、次第に気温が上がり、蓮の花が開き始める時候になります という事です。

蓮は、まだ薄明かりの早朝から花が開き始め、昼過ぎには閉じてしまいます。 そして、これを3日間繰り返し、4日目、花びらは再び閉じることなく散ります。

また、蓮は夜明けと共に、泥の中に、水を弾いて優雅な気高い花を咲かせます。 これを俗世にあって俗世にまみれず、清らかに気高く生きることから、

古代の人は、この花に極楽浄土を見ました。

七十二候 温風至(あつかぜいたる)

2020年07月08日 07時39分43秒 | 日々様々

 今日七月八日は七十二候の 温風至 (あつかぜいたる) です。 二十四節気は小暑になり、その初候です。

意味としては、時候は小暑に変わり、熱い風が吹き始める頃となります という事です。

この時節の前後に梅雨が明け、梅雨明け以降は、雷雲が発生しやすく、突然の雷雨、突風が起こることも多くなります。

また、強い日差しと共に気温が一気に上がるので注意が必要な時季となります。

 「温風至」の温風とは、梅雨明けの頃に吹く南風のことで 白南風 (しろはえ) と呼ばれます。 ちなみに梅雨の間に吹く

南風は 黒南風  (くろはえ) となります。

どちらも暖かく湿った風ですが、雨雲が覆う梅雨空では黒、さわやかな青空の下では白と、風にも色をつけて言い表しました。

二十四節気 小暑(しょうしょ)

2020年07月07日 16時01分45秒 | 日々様々

今日、七月七日は 二十四節気のうち、 小暑(しょうしょ)です。 小暑は二十四節気の11番目で、

今年は7月7日(火)〜7月21日(火)になります。 小暑(しょうしょ)は「暑さがだんだん強まっていく時期になります」という意味です。

実際には梅雨明けしないと暑さが本格的とは感じられないものです。 梅雨が明けた後の小暑と次の節気である大暑(たいしょ)を

合わせた約1カ月間は、「暑中」と呼ばれる最も厳しい暑さの厳しい時期になります。 それを見据えて、暑さ対策を万全にしておきましょう。

*画像は昨年バス旅行の窓から見えた、南アルプスです。

七十二候 半夏生(はんげしょう),文月

2020年07月01日 07時42分16秒 | 日々様々
 今日から始まる7月は 陰暦(旧暦)では文月(ふづき、ふみづき)と称します。

 文月の由来としては 文(文書)を虫干しする月、

七夕に短冊を書いて披露する月 等を由来としています。 新暦では7月下旬から9月上旬になります。

 また、今日7月1日は七十二候の内、半夏生(はんげしょう)です。 令和2年の半夏生は7月1日から5日)です。 

夏至から11日目の日を、半夏生と呼ぶびます。 半夏生の「半夏」は、「烏柄杓からすびしゃく」という植物の名前です。 

ちょうど「半夏」の「生」える時期にあたることから、半夏生と呼ばれるようになったというのが諸説の一つです。