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個人的なさまざまな日常。

七十二候 鶏始乳 (にわとりはじめてとやにつく)

2021年01月30日 08時12分45秒 | 日々様々

 今日一月三十日は、第七十二候 鶏始乳 (にわとりはじめてとやにつく)です。 例年は一月三十日から二月三日になります。

意味としては、七十二候が大寒の末候に移り、春の気配を感じた鶏が卵を産み始める頃となります という事です。「乳す」は、

鳥が卵を産むという意味になります。 現在では一年中鶏卵が出回っていますが、本来は鶏の産卵期は春から初夏にかけてです。

卵はその時期にしか生まれない貴重品でした。 卵の旬は2~4月です。 また、有精卵が一般的あった昔は、春の卵は親鶏の中で

ゆっくり時間をかけて成熟していくため、栄養価が高くなるといわれています。

かつては刻を告げる鳥として重要視されてきた鶏は、時計のない時代においては、その声は朝の訪れを知る手だてとされ

「一番鳥 = 明け方に最も早く鳴く鶏」は、丑の刻(午前2時)
「二番鳥 = 夜明けに一番鳥の次に鳴く鶏」は、虎の刻(午前4時) としました。

 鶏を飼っている家のお嫁さんはその声を聞いて起き出し、竃を炊きつけて飯を炊く準備を始めました。


七十二候 水沢腹堅  (さわみずあつくかたし/さわみずこおりつめる)

2021年01月25日 10時08分31秒 | 日々様々

 今日一月二十五日は七十二候の内、第七十一候「水沢腹堅  (さわみずあつくかたし/さわみずこおりつめる)」です。

例年は一月二十五日から二十九日頃です。 意味としては、七十二候が大寒の次候に移り、厳しい寒さで沢の水さえも凍る

頃となります という意味です。 これからの一か月位が大気の冷えが一番厳しくなることは毎年実感として感じられます。

眞に気温がまさに底となるこの時期、池や沼の水面の氷は、溶けたり凍ったりを繰り返しながら厚みを増していきます。

 暖かくなるまでもう少しです。 体調を気を付けて我慢を続けましょう。

**画像は、先日の寒さで、少し漏れていた水道の雫が凍り付き、早朝に小さな氷柱になっていた図です。

七十二候 第七十候 款冬華  (ふきのはなさく)

2021年01月21日 14時42分46秒 | 日々様々

 今日一月二十一日は七十二候の内、 第七十候 款冬華 (ふきのはなさく)です。 例年は一月二十日から二十四日頃です。

意味としては、七十二候が大寒の初候に変わり、「ふきのとう」が出始める頃となります という事です。 厳しい寒さの中、

黄色いつぼみを出すふきのとうは春の使者として有名です。 福寿草と並び春の訪れを告げる花として並び称されるています。 

寒さの中でも春の支度は着々と進んでいます。

 款冬とはフキのことで、その花茎をフキノトウといいます。 冬に黄色の花を咲かせるところから、冬黄 (ふゆき) がつまって

「ふき」になったとも言われます。ふきのとうは、春一番に最も早く食べることができる山菜で、野山や道端など、日当たりの

良い場所に自生します。


二十四節気 大寒(だいかん)

2021年01月20日 07時16分48秒 | 日々様々


 今日は一月二十日は、二十四節気「大寒 (だいかん)」です。 例年は一月二十日から二月二日くらいです。

二十四節気が小寒から大寒に移り、一年で最も寒さが厳しくなる頃となります。 大寒は、冬の季節の最後の節気になります。

日中の時間も伸び始めてきましたが、寒さはますます増してきます。 春になるまでの最後の峠という事でしょうか。 関東地方で

積雪のあるのも、これからの二月が多いような気がします。

 大寒の最後の日が節分で、翌日2月4日は立春になります。 本格的な温かさも少しずつ近づいてくるでしょう。 「三寒四温」と

いう言葉のように、厳しい寒さが3日続くと、その後の4日は暖かくなり、寒い中にも少しだけ春の気配を感じられます。


七十二候 雉始雊 (きじはじめてなく)

2021年01月15日 08時24分56秒 | 日々様々

 今日、一月十五日は、七十二候の 雉始雊 (きじはじめてなく) です。 寒さは最も厳しい時期ですが、

それでも暦は着実に進み、どこかで春の温かさも動き出しているのでしょう。 自然界では、雉のオスがメスを求めて鳴き始める

頃となりました。日本の国鳥ともいえる雉は、メスは全体的に茶褐色をしていますが、オスは目の周りに赤い肉腫があり、深緑色を

主色とした長く複雑美麗な羽をもっています。 早春の発情期になると、オスは「ケーンケーン」と甲高く鋭い声で鳴いて縄張り

宣言をし、メスを呼びます。

 先日、散歩をしていた時に、近所の家庭菜園の側の藪の中でガサゴソと音がするので、立ち止まって見ていると雉の番が出てき

ました。立派な色をした雄一羽と地味な色合いの雌が二羽。 背丈の倍はある枯草の中をひっそりと歩いていました。 本当に動き

出しているのですね。

 画像は家の周りの畑に毎年出てくる雉を撮ったもので一昨年の画像になります。

七十二候 水泉動 (しみずあたたかをふくむ)

2021年01月10日 21時43分53秒 | 日々様々

 今日一月十日は、七十二候の内、第六十八候 水泉動 (しみずあたたかをふくむ) です。例年は一月十日から

十四日頃です。

 意味としては、二十四節気の小寒の次候に移り、地中で凍っていた泉が融け動き始める頃となります という事です。

ここでいう「水泉」とは、“湧き出る泉”のことです。 まだ空気は冷たく、地上のあらゆるものが凍りつき、今が最も寒さ厳しい

時期ですが、目には見えずとも地中では陽気が生じ、春に向けて少しずつ動き出します。 一年で一番寒さの厳しい大寒に向かい

ながらも、自然界では着々と春への準備が進み、かすかなあたたかさを愛おしく感じられる季節です。

七十二候 芹乃栄(せりすなわちさかう)

2021年01月06日 20時00分54秒 | 日々様々

 今日、一月六日は、七十二候の内、第六十七候 芹乃栄 (せりすなわちさかう) です。通常は一月五日から

九日位です。 意味としては、二十四節気が小寒の初候に変わり、芹が盛んに茂る頃となりますという事です。冷たい水辺で

育つ芹は、空気が澄み切るように冷えるこの時期、“競り合う”ように良く育ち、旬を迎えます。

 今日あたり、スーパーに行ってみたら、七草のセットが沢山出ていました。 勿論、その中にも芹は入っていました。 食べ

ると爽やかな香りと歯ざわりが特徴の芹は、春の七草の一つとしておなじみですね。 昔から栽培も行われてきましたが、日本

全国の沢や河川の水際など、水分の多い土壌に自生している姿が見られます。


二十四節気 小寒(しょうかん)

2021年01月05日 11時51分01秒 | 日々様々
 今日一月五日は、二十四節気の小寒 (しょうかん)です。通常は一月五日から十九日位までです。

 二十四節気が冬至から小寒に変わり、いよいよ「寒の入り」です。 この後に大寒を控え、寒気がまだ最大にならないと

いう意味ですが、「小寒の氷、大寒に解く」という故事もあり、実際は小寒の頃の方が寒さが厳しいこともあります。 池や湖の氷も

厚みを増し、本格的な冬の季節です。

 小寒と次の節気・大寒を合わせた、節分までのおよそ一ヵ月を「寒中」「寒の内」といいます。一年で最も寒い時期で、この寒さを

利用して氷餅や凍み豆腐、寒天作りなどの ”寒の仕事” が始まります。 寒稽古や寒中水泳が行われるのも、この “寒” の時期で、この

間に出すのが「寒中見舞い」です。 2月4日頃の立春には、「寒の明け」を迎えます。