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個人的なさまざまな日常。

七十二候 蟄虫坏戸 (むしかくれてとをふさぐ/ちつちゅうとをとざす)

2020年09月28日 17時03分21秒 | 日々様々


 今日九月二十八日は、七十二候の内、第四十七候「蟄虫坏戸 (むしかくれてとをふさぐ)」です。

通年は 九月二十八日から十月二日頃になります。 意味としては、七十二候が秋分の次候に変わり、寒さを覚えた

虫たちが地中に姿を隠す頃となります、という事です。夏が終わり、外で活動していた虫たちは寒さの

到来を察知して、冬ごもりの支度を始めます。 確かに家の周りに見る蝶やトンボやそのほかの虫が

減ったように感じます。 蝶の幼虫はさなぎになって寒さに備え、クワガタやテントウ虫は成虫の

まま木の根元や土の中にもぐり静かに春を待ちます。 この候は「蟄虫啓戸 (すごもりのむしとをひらく)」と

対になります。

 そういえば、沢山のテントウムシが我が家御天井の片隅で毎年越冬しています。


七十二候 雷乃収声(かみなりのこえをおさむる)

2020年09月23日 15時52分16秒 | 日々様々

 今日九月二十三日は七十二候の内、 第四十六候「雷乃収声 (かみなりすなわちこえをおさむ)」です。 

通年は九月二十二日から二十七日頃です。 意味としては、七十二候が秋分の初候に変わり、春から夏にかけて鳴り響いた雷が

収まる頃となります、との言う事です。

 この候は、三月の春分の末候「雷乃発声 (かみなりすなわちこえをはっす)」と対になっています。

春分に鳴り始め、秋分に収まる雷、それは古来日本で行われてきた稲作の、田植えから稲刈りに対となって考えられます。

これにより、昔の人は稲妻が稲を実らせると考え、雷と稲作は深い繋がりがあると考えました。

* 今日は雷というより台風の動きが気になります。 三月の 雷乃発声 と対の候という事で、画像も三月と同じものを

  使わせていただきます。


二十四節気 秋分(しゅうぶん)

2020年09月22日 06時51分52秒 | 日々様々

 今日、九月二十二日は二十四節気の内、秋分(しゅうぶん)です。 通年は二十二日から翌十月七日になります。

秋分は二十四節気の第16節目で、春分と同じように、太陽が真東から昇り真西に沈む、昼と夜の長さが同じになる日のことです。

秋分の日を中心とした一週間が秋のお彼岸です。 お彼岸の声を聴くと、暑さは去り、しだいに寒さが増し、一段と秋が深まって

くるような気がします。

* 我が家の周りの朝5時ごろ気温は、17℃でした (ちょっと地形的に我が家は寒さがきつくなる場所です)。

  洋蘭やらを取り込む作業を急がなければなりません。 

七十二候 玄鳥去(つばめさる)

2020年09月17日 14時28分36秒 | 日々様々

 今日九月十七日は七十二候「玄鳥去 (つばめさる)」です。 通年は 9/17~9/21頃です。

意味としては、七十二候が白露の末候に変わり、春先にやってきた燕が帰り始める頃となります という事です。

燕は成長した今年生まれの若鳥と一緒に季節の移り変わりとともに暖かい南へ飛び立ちます。 越冬先は東南アジアや

オーストラリアです。 1日300km以上移動することもあります。

 私の育った茨城では、燕と言えば、腰の赤いコシアカツバメでした。 今住んでいる地域ではコシアカツバメはいません。

実際には、もう今の段階で燕は殆ど見ることは在りません。 すでに去ったのでしょう。 七十二候に比べ、

実際が先行しているのは珍しいと思いました。

**画像は今年の若燕です。 もうすでにいません。

七十二候 鶺鴒鳴 (せきれいなく)

2020年09月12日 16時31分21秒 | 季節の景色
 今日、9月十二日は七十二候の 鶺鴒鳴 (せきれいなく)です。

意味としては、鶺鴒の鳴き始める時期になります、という意味です。

 印象としては、我が家の周りが畠であることもあり、鶺鴒はほぼ一年中みられる鳥です。

畠を耕した後や雑草を刈った後に、飛び出した虫を探すのでしょうか作業をしている人の後を追うように

ついて回っています。 また、車の走るような道路上も良く歩いています。

 鶺鴒はよく見かける種類が三種類あります。 第一は白鶺鴒(ハクセキレイ)、次は背黒鶺鴒(セグロセキレイ)、

そして、黄鶺鴒(キセキレイ)です。

 貴鶺鴒以外は先述の様に身近にいますが、黄鶺鴒は川辺などの水場に居ます。 我が家の近くに川がありますので、

黄鶺鴒を見ることができます。 また、他の2種に比べて体が一回り大きいような気がします。

背黒と白は良く似ています。 

*画像は、左から 白 背黒 黄 です。


七十二候 草露白(そうろしろし)

2020年09月07日 08時34分58秒 | 日々様々


今日九月八日は七十二候の内、草露白(そうろしろし/くさのつゆしろし)で、通年九月七日~十一日頃になります。

 二十四節気の白露(はくろ)と同様、草の上に降りた露が白く光る頃になりますという意味です。

露が光ることを「白し」というのは、元々、白というのは何の色と特定しない透明なことであるため、

神様の前で着る神衣も白だし、古来の日本では喪服も白でした。 白は爽やかで清らかなイメージですが「死と再生」の象

徴でもあるらしいです。 白色のなかに清浄さ透明性を感じるのは、現代ものこっているようです

二十四節気 白露 (はくろ)

2020年09月07日 06時48分32秒 | 日々様々


今日、九月七日は、二十四節気の内、白露(はくろ)です。 白露は秋の三番目の節気です。

白露の意味は、「草木に白い露が見られるようになる時期になります」という意味です。

 太陽の位置を表す黄経で165度の時を言い、新暦では9月7日~8日ごろで年によって変わります。

この時期は暑さの峠を超え、夜の気温がぐっと下がってきます。 空気中の水蒸気が冷やされると、

水滴になって葉や草花につくようになります。 それが露(朝露)。日中はまだ残暑が続いていますが、

朝晩は冷えるようになり、朝露が降りる始める時期になってきます。。

七十二候 禾乃登  (こくものすなわちみのる)

2020年09月01日 21時14分56秒 | 日々様々

 明日九月二日は七十二候の内 禾乃登 (こくものすなわちみのる) です。 通常は九月二日から六日ごろです。

意味としては、季節が進み、七十二候が処暑の末候に変わり、稲などの穀物が実り始める頃となります という意味です。

「禾」は「いね」や「のぎ」とも読み、稲・麦・稗・粟などの穀物を総称した言葉です。

稲穂が頭を垂れるといよいよ刈入れ間近ですが、この時期は台風が多く、農家ではまだまだ注意が必要でしょう。

今年はまだ本州に影響の出る台風は在りませんが、南の海上では、台風発生のニュースが次々に聞かれます。

 各地では、風をおさめ、豊作を祈る風鎮祭が行われます。 秋の気配が少しずつ濃くなってきます。