七十二候 雪下出麦 ゆきくだりて(わたりて)むぎのびる 2020年12月31日 09時23分03秒 | 日々様々 今日十二月三十一日は七十二候「雪下出麦(ゆきくだりて(わたりて)むぎのびる)」です。例年は十二月三十一日から 翌一月四日頃です。 冬至(12月22日から1月4日)が過ぎ、二十四節気のうちでも一年の中で夜が最も長くなり寒さが 最も厳しくなる季節です。 それでも、自然は偉大で土の中では確かに春になる準備が始まっています。覆われた雪の下では、 麦が芽を出す時期になっています。 人間はまだ二月ほど半冬眠の様なものですが、確実に季節は動いています。
七十二候 麋角解 (さわ)しかのつのおつる) 2020年12月26日 08時01分50秒 | 日々様々 今日十二月二十六日は、七十二候の内 第六十五候麋角解 ((さわ)しかのつのおつる)です。 例年は十二月二十六日から三十日頃です。 意味としては、 七十二候が冬至の次候に変わり、オス鹿の角が落ちる頃となりますという事です。鹿の角は雄に生え、一年に一度、 角が根元から自然にポロっと取れて、春にはまた新しい角が生え始めます。「麋」とは、「なれしか」というトナカイの一種の大鹿、 またはヘラジカのことだとされています。 従来から日本にはヘラジカは居ないですが、七十二候は古井著うごくから来ていますので中国にはそういう大型の鹿がいたので しょう。
七十二候 乃東生(なつかれくさしょうず) 2020年12月22日 09時12分50秒 | 日々様々 今日十二月二十二日は、七十二候の 乃東生(なつかれくさしょうず)です。 昨日は冬至でした、今年も残りわずかです。 冬至は1年でいちばん昼が短く、夜が長いとき。この日を境に少しずつ日が 伸び、やがて春が近きますが、寒さはここから極まり、植物はそろって枯れてゆきますが、そんな中でも芽を出し始める植物が あります。 「乃東生」(なつかれくさしょうず)は、真冬にもかかわらずある植物が芽吹く力強い様子をあらわした七十二候 です。「乃東」(なつかれくさ)とは「靫草」(うつぼぐさ)のことです。冬枯れの野の下、靫草だけが芽を出し始めます。 花の形が矢を入れる「靫」(うつぼ)に似ていることから、「うつぼぐさ」と名付けられました。シソ科の多年草である靫草は、 日当たりのよい山野の草地に見られ、6〜8月頃に紫色の花をつけます。夏の盛りにはすっかり枯れて黒ずみ、枯れゆくことから ”なつかれくさ”といわれます。 夏至の頃に「乃東枯」(なつかれくさかるる)という七十二候がありましたが、これは夏に向けて植物がいきいきと生い茂って いくときに、靫草だけが枯れていく様子を対として表現しています。
二十四節気 冬至 (とうじ) 2020年12月21日 07時45分30秒 | 不健康通信 今日十二月二十一日は、二十四節気のうち 冬至 (とうじ)です。 例年は十二月二十一日から一月四日頃です。 冬至日は、太陽が最も低い位置になり、一年で最も昼が短く、夜が長くなる日です。 明日からは徐々に日足が伸びていきます。 暦の上では冬の半ばで、冬至日を境に少しずつ日は長くなりますが、寒さはむしろこれからが本番です。 何といっても一月、二月が 寒さの極致です。 気候は、冬至を過ぎる頃からますます寒くなり、年末の慌ただしさもあり、落ち着かない日々が続くのでしょう。 寒さの中で体調を崩しがちな頃で、そのため、冬至日に栄養価の高いかぼちゃを食べ、柚子湯に入り体を温め、本格化する冬を前に 無病息災を願う風習が続いています。 あ~ぁ、甘く煮込んだかぼちゃを食べたい! *** 明日以降、日が伸びてきます。 日が伸びていくのと同じ様に気分が良くなります。 日が短いと何か損をしたような気が します。 日が伸びると何か得をしたような気がします。 一般庶民の感覚です。 ***
七十二候 鱖魚群(さけのうおむらがる) 2020年12月16日 09時27分21秒 | 日々様々 今日十二月十六日は、鱖魚群(さけ(のうお)むらがる)です。 例年は十二月十七日〜二十一日ごろの時季です。 意味としては、仲冬の季節、北国では冬の風物詩の一つである鮭の〝里帰り遡上”が見られる時期になります という事です。 鮭の遡上は、鮭が産卵のため、群れをなして生まれ出た故郷の川へと帰ってきて、遡ることです。 海で大きく育った鮭が、産卵の ために一気に川を遡上(そじょう)します。北国の冬の風物詩にもなっているこの光景は、昔から神秘的なものとしてとらえられて いました。 この時期の鮭といえば、新巻鮭(あらまきざけ)が思い浮かびます。新巻鮭とは、鮭の内臓を取り除き、塩漬けにしたあとに干した 保存食で、塩漬けにすることで余分な水分が抜け、旨味が増します。 昔はどんな家でも、正月用に新巻鮭は餅と同様に必須のもので あったのです。 最近の新巻鮭は塩がきつくなく、口が曲がるようなものは少なくなりました。 健康志向だそうですが、たまには 一切れの鮭でご飯が二膳食べられるような荒巻を食べてみたいものです。
七十二候 熊蟄穴(くまあなにこもる) 2020年12月11日 17時06分46秒 | 日々様々 今日、十二月十一日は、七十二候の内、「熊蟄穴(くまあなにこもる)」です。 季節が大雪から進み、そろそろ 熊が穴にこもる時期になります という意味です。 今年は暖冬といわれますが、熊の冬ごもりの準備は順調なのでしょうか? 熊は冬眠の前に、春までの栄養を体にため込まなければなりません。 今年は木の実の成長が良くないと言われており 少し心配です。 十分な木の実を食べれないと、熊は人家近くに出て来なければならなくなります。 お互いのためにそうならない ことを念じています。
七十二候 第61候 閉塞成冬(そらさむくふゆとなる) 2020年12月08日 08時48分44秒 | 日々様々 今日十二月八日は 七十二候 閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)です。 例年は十二月七日から十一日頃です。 この候は二十四節気の大雪の初侯にあたり、季節は仲冬で厚く垂れ込めた雲に覆われた空を指す「雪曇り」が多くなるころ。 本格的な寒さが忍び寄る季節で、山だけでなく平地でも雪が降り始め本格的な冬を迎えてきます。人間も含め、生き物は活動を 控えて冬ごもりになります。最低気温が0℃未満の日を「冬日」と、最高気温が0℃未満の日は「真冬日」といっています。
二十四節気 大雪 (たいせつ) 2020年12月06日 11時40分51秒 | 日々様々 今日十二月七日は二十四節気の内、大雪(たいせつ)です。 例年、大雪は十二月七日から二十一日頃です。 意味としては、冬が進んで行き、そろそろ平地にも雪が降る気候になります という事です。 大雪とは、雪が盛んに降りだす頃と いう意味で、すでに山の峰々は雪をかぶり、その雪がやがて平地にも降りだす時期になります。 その字のごとく大雪(おおゆき)に なる地域もあります。 二十四節気では、大雪の前は、わずかな雪が降る頃という意味の「小雪(しょうせつ)」、大雪の次は、 1年で最も昼の時間が短い「冬至」となります。 画像の雪は、数年前に降った我が家近くの雪です。 住居は年に1,2度雪が降る程度の地域です。 ただ、一旦降ると、慣れて無い せいもあって、えらく難儀します。 今年はこれまで暖かめでしたが、これからどうなるのでしょうか?!
七十二候 橘始黄 (たちばなはじめてきばむ) 2020年12月02日 09時14分59秒 | 日々様々 今日十二月二日は七十二候の内 橘始黄 (たちばなはじめてきばむ) です。 例年では十二月二日から六日位までです。 二十四節気が小雪の末候に変わり、橘の実が黄色く色づき始める頃となります との意味です。 橘とは、日本の自生する日本固有の柑橘類 「ヤマトタチバナ」 のことです。 より古くは柑橘類を全体を総称していました。 橘の葉は枯れるない常緑樹であることから、永遠にめでたいものとされ、平安時代から御神木として宮中や神社などに植えられ、 いつも変わらないことから永遠の象徴とされ、家紋や文化勲章のデザインとしても用いられます。