人は精神から老いていく。 ねえ、何歳から老人というんだろう。新しいシニアを目指して素敵に老いる力を

新しいシニアを目指して素敵に老いる。高齢社会というけれど、高齢者が何を考えているかわかりますか?老いる力と幸せを考える

何歳から老人というんだろう

2019-04-02 20:40:00 | アクティブシニア

何歳から老人というんだろう。この問いはとても難しい。

何歳から高齢者というんだろう。この問いはとてもやさしい。

高齢者というのは、便宜的な区分であるのに、老人というのは、肉体も精神も「しぐさ」も「振る舞い」も含めて実に相対的な区分だからだ。

例えば、65歳の人が「私は高齢者ではない」という方便は成立しない。高齢者医療の文言には、「6574歳を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者」と明記されている。

一方、老人というのは、主観的すぎる。

私の教えている75歳の生徒は、自分のことを老人とは思っていない。自分は75歳なのに、80歳の人を指差して、「あの人は、80歳になったら、急におばあさんになっちゃったのよ。どうしたのかしら?精神がどうかなっちゃったのかなあ」なんて言って平気な顔をしている。

老人というのは、単なる肉体年齢ではないのだ。肉体が年齢を積み重ねても、それだけでは老人ではないのだ。

老人とは、精神が老いて意欲や目標を失った人のことを言うのだ。

あなたの周りの人をよく見てみるといい。
肉体年齢が増えていっても、若々しく魅力的な人がいるだろう。彼らのことを、決して老人とは言わないだろう。
自分の物差しで人の精神を測ってはいけないのだ。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする