「歌を歌う」という行為がある。
「歌を歌える」という解放がある。
就学前の幼児の集団であれ、学校の児童生徒の集団であれ、青年やシニアの集団であれ、「歌を歌う」場面で、「歌を歌える」集団は、素直に集団の質が上がって行く。
屁理屈を言って歌わない集団、歌えない集団は、相手をしない方がいい。
そういう集団は、創造的な学習は、成立しない。
「歌を歌えない集団」は、心が閉じているから、創造的な行為にたどり着けないのである。
シニアの小集団が歌う。
楽しんで歌う。
身体を動かしながら歌う。
歌い終わって、ニコっとする。
寿命が伸びる、心が広がる、笑顔が踊る。
歌はいいなあ、って思う。
朝暗いうちに目が覚めたから遠くまで歩いてきた
まだ、人の動きもまばらで灯りも霞んでいた
母が亡くなり、父が亡くなって20年
今の私は、彼らの強烈な生き様を超えられただろうか
朝もやの森の中で巨木を見上げながら
これからのことを考えた
ひたすら生きようと思った
向こうで朝鳥が鳴いていた