今は統一地方選の真っ只中。ビラ入れ合戦、決起集会合戦。
だけど、不思議なことがある。候補者は高齢者がいっぱい。決起集会の参加者も高齢者がいっぱい。なのに、高齢者全体を考えたマニフェストがほとんどない。
老人福祉や特別養護老人ホームの建設の話はあっても、元気な高齢者に対する施策の話はほとんどない。
高齢者の学びの機会を策定したり、高齢者の技術確保を推進したり、そのための施設設備を完備したりする施策の話はほとんどない。
選挙の票としての高齢者は存在するが、高齢者議員による高齢者施設がない。実に不思議だ。
つまり、この日本という国は、高齢者が高齢者をダメにしてるんだわ。
たくさんの高齢者がそのことに気づいていないのね。
別の言い方をすれば、高齢者が、高齢者のプライドを捨ててしまっているんだよ。
高齢者を粗末にしたり、高齢者を軽んじたりする国は、いずれ滅びるんだ。
高齢者が高齢者であることのプライドが存在しない国は、人間が人間であることをやめた国と同義になってしまうんだ。
シワが増えたって、眼光鋭い高齢者は山ほどいるんだよ。
腰が曲がっていたって、脳は躍動してるんだよ。
この国は、日々精彩さを失っていく。
辛いね。
今日の前と後ろにはいつも昨日と明日がある
今日を語れば昨日と明日が勝手について来る
今日を生きれば昨日と明日が光ってくる
私は今日を生きている
今日という山を登っている
私はいつも「今をこそ生きよ!」の教えの中にいる