テル坊主

~あーした転機?になーれ~ 日常の出来事をぼやき、つぶやきます!

8月 施餓鬼会

2012-09-07 12:06:29 | ブログ

8月は福島・神奈川・埼玉方面への施餓鬼会出仕が続く。

◆福島・大千寺 施餓鬼会

8月5日、従兄弟が住職を勤める福島県国見町の大千寺施餓鬼会出仕。10時開式の為、前日に常徳寺部内の蓮光寺住職、執事と3名で福島入り。

夕食は大千寺住職に御接待頂いた。因みに翌5日は拙僧の誕生日なのだが、お祝いも兼ての食事会に感謝!!

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10時からの法要に続いて、奈良・薬師寺執事の大谷徹奘師による法話。

「みなさーん、両親の名前は言えますか?? はい、どうぞ!」参詣者もすぐに応答していたが、すかさず大谷師が「それでは曾祖父母の名前は?? はいどうぞ!」参詣者の応答は「・・・・?」

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大谷師の気迫のこもったお話と、時折ユーモアを交えた話術に聴衆も引き込まれていた。

因みに大谷師は私と同じ年齢。

法要後、大千寺住職の計らいで大谷師を囲んでの飯坂温泉一泊懇親会のお誘いを頂いていたが、法務で戻らねばならず、失礼した。

大千寺がある福島県国見町は先の大震災で被害も甚大であったが、少しずつ復旧復興に向かっている。

◆神奈川県寒川町・生往寺 施餓鬼会

8月6日、親類寺院の生往寺施餓鬼会出仕。

常徳寺と同じ部内寺院のご住職が説教師を依頼されているので、お迎えに上がり、同乗頂いて出発した。予想通り高速道路は渋滞していたが、余裕をもって出発したので、1時間前には生往寺到着。

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内陣には本尊阿弥陀如来、右脇陣には閻魔様が・・・ 正に極楽と地獄は隣り合わせ??南無阿弥陀仏・・・

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文京区向丘・浄心寺ご住職のご法話。お忙しいようで法話を終え、長野へ向かわれた。

◆小田原・安養寺 施餓鬼会

8月10日、法類寺院の安養寺施餓鬼会出仕。小石川・沢蔵司稲荷の遠田上人(説教師)、駒込・専修院の副住職(雅楽)と同乗で一路小田原へ、、

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       安養寺山門 山号は「産千代山」                安養寺別院

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1時の法話に続き、2時より法要。安養寺の所属する小田原組は寺院数も多く、施餓鬼は組付き合いの為、随喜寺院も多い。お寺によっては参詣者の数よりお坊さんの数が多いところもあるとか・・・

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毎年夏には、ご住職自ら手入れされている蓮が、見事に開花し、参詣者を優しく迎え入れてくれる。

◆越谷・天獄寺 施餓鬼会

8月16日、法縁寺院である天獄寺施餓鬼会出仕。

同じ法縁寺院の部内・瑞泰寺住職を迎えに上がり、同乗にて一路越谷へ。

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             二層の赤門                  参道には露店も出店

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越谷天嶽寺は、芝増上寺の隠居寺でもあった寺院で、第4代住職は正親町天皇の第3皇子であったことから赤門には菊の紋章が付いている。

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               本堂内陣                     外陣施餓鬼檀

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        法話は冷房の効いた客殿で行われる。説教師は茅ヶ崎・西運寺住職

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              広大な天獄寺墓地。写真はほんの一部。

◆幸手・聖福寺 施餓鬼会

8月24日、法縁寺院である聖福寺施餓鬼会出仕。

部内・瑞泰寺住職、小田原・安養寺若上人同乗で一路幸手へ・・

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説教師は聖福寺と同じ組内寺院のご住職である石垣上人。石垣師は私と大学時代の同級生で当時は仲良く学生時代を満喫した仲である。今年5月の常徳寺施餓鬼会でもお説教師としてご法話をお願いした。

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法話をされている石垣上人、同級生とは思えないぐらい落ち着いていて、もはや老僧の風体。益々ご活躍を!!

聖福寺の施餓鬼会をもって5月から始まった施餓鬼会出仕も終了!毎年の事ではあるが、お寺と檀信徒の結びつきを強く感じるのが、施餓鬼法要である。儀式の大切さ、法話の重要性を実感。


別時念仏と講談を聞く集い

2012-08-28 15:30:54 | ブログ

8月23日(木)午後3時より、東大赤門前の法真寺で開催された東京教区豊島組教化分団主催「別時念仏と講談を聞く集い」に参加した。

豊島組(70ヶ寺)内寺院の檀信徒約50名が参加され、武智公英教化分団長の挨拶に続き、別時念仏を勤めた。お勤めの後、講談師の一龍齋貞花師匠による、「平清盛」の口演があり、師の巧みな話術に参加者も聞き入っていた。

因みに貞花師匠は常徳寺と同じ部内寺院である向丘・正行寺のお檀家である。

また保護司をされており、私も保護司の新人研修で師匠の講義を拝聴した事がある。

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法真寺は樋口一葉ゆかりの寺で、寺のの隣に五歳から十歳までの間、暮らしていた。

現在の本堂は天保十年四月二十九日に上棟したものである。関東大震災や第二次大戦では被害を免れた。

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             本堂内陣                    武智教化分団長のご挨拶

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           参加者と共にお念仏               お念仏の時使用する花木魚

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貞花師匠による講談。最後まで聞きたかったが、所用の為、途中で失礼させて頂いた。


第3回 土曜てらこや塾 開講!

2012-08-20 14:29:13 | ブログ

8月18日(土)午後2時より、常徳寺講堂で 第3回 土曜てらこや塾 を開講。

「仏教入門」(全10回)の第三講目で、今回はブッダの教えについての講義。

講師は当山執事の石田一裕師。

釈尊の悟りや中道を歩むとは何か?またその為の実践とは、、、等々、わかりやすく講義いただいた。

我々凡夫にはほど遠い、、だから釈尊は偉大である。そして大乗仏教が生まれ、我々の救いがある。

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受講者は檀信徒、寺庭婦人、近隣の方々等で、リピート率も高く、新規受講者も毎回お出でになり、ありがたいことです。

石田講師による「仏教を学ぶ」(全10回)は来年3月まで毎月第3土曜日に開講されています。ご関心のある方は是非ご受講下さい。

なお来年4月以降の「土曜てらこや塾」については、企画立案中です。お寺では「てらこや塾」の講師を随時募集しています。ジャンルは問いませんので我こそはと思う方、是非ご連絡下さい。


施餓鬼会 & 土曜てらこや塾

2012-08-14 12:38:09 | ブログ

施餓鬼法要は一年中いつ勤めても良いが、特に5月・7月に勤められるご寺院が多い。

7月後半、部内、法類寺院の施餓鬼会出仕が続く。どこのお寺でも大きな行事には多くの僧侶がご随喜されるが、部内・法類付き合いによるもの。

東京には浄土宗寺院が436ヶ寺あるが、それを地域ごとに10組36部に分けている。常徳寺は豊島組(70ヶ寺)東部(12ヶ寺)に所属し、同じ豊島組西部(10ヶ寺)と東西会としてのお付き合いがある。

◆7月21日(土) 第2回 土曜てらこや塾

毎月第3土曜日午後1時半~3時、常徳寺講堂で当山執事・石田一裕師を講師に「仏教を学ぶ」と題して開講されている。全10回の講座で来年3月まで毎月行う予定。それ以降もジャンルを問わず、様々な講師をお招きして開講しますので、関心のある方は是非ご受講を!

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受講者の感想は、次回も是非受講したいと概ね良好!講師評もこれまた良好!

次回は8月18日(土)午後1時半~3時です。ご受講お待ちしております。

◆7月21日(土) 白山・厳浄院(西部) 施餓鬼会出仕。

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◆7月22日(日) 向丘・十方寺(東部) 施餓鬼会出仕。

施餓鬼法要に併せて、開創400年記念法要が執り行われた。

午後2時からの法要は、来賓として豊島組組長、宗議会議員ご臨席のもと、開創400年記念法要、引き続き施餓鬼法要が盛大に厳修された。

本尊前には、日本相撲協会・北の湖理事長からの祝い酒が供えられていた。

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         東京教区教化団長・土屋正道上人によるご法話。

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開創400年を記念して出版された十方寺住職著作の本。「大丈夫か、日本人」

歯に衣着せぬ物言いで、どんな時でも体当たりの住職らしいタイトルである。

これからも信念を貫き、時代に物申す異端児??として大いに警鐘をを鳴らしてもらいたいものである。ほどほどに、、、

法要後、場所を近くのホテルに移し、祝宴が催された。

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十方寺開創400年まことにおめでとうございます!!

因みに常徳寺は2030年に開創400年を迎えます!

◆7月23日(月) 江戸川区小松川・仲台院 施餓鬼会出仕。

仲台院住職は私と大学の同級生。ご先代は本堂落慶を目前にご遷化。同級生の彼は大学卒業と同時に住職になった。若くして住職となり、戸惑いや苦労も多かったに違いない。

でも今は堂々たる住職の風格です。経験が人を成長させるのですね。もちろん周りの方々の温かいお見守りがあっての事ですけど、、、

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仲台院は江戸期、将軍が鷹狩の折に食事場所になった寺。即ち「御膳所」であった。

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午後1時、部内寺院長老によるご法話、2時より部内寺院式衆・随喜による法要。私は雅楽のお手伝いで、笙を吹かせて頂いた。

◆7月26日(木) 向丘・蓮光寺(東部) 施餓鬼会出仕

蓮光寺は私と縁の深い寺。特に先代住職とは公私共に親しくお付き合いをさせて頂いた。と言うよりは大変可愛がって頂いた。残念ながら病の床に臥し、治療の効なく、遷化された。

その後を継いだご子息は当時、浄土宗教師(僧侶)の資格がなく、3年間の修行を要するため、その間、寺の法務をお手伝いさせて頂いた。

そのご子息も今や堂々たる住職ぶりで、うれしい限りである!

住職就任以来、3回目の施餓鬼会。導師も立派に勤めています。先代もきっと喜んでいる事と思う。

今や先代同様、現住職とも公私共に親しくお付き合いさせて頂いてます。

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                        内陣

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                      施餓鬼檀

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      部内寺院住職によるご法話                法要の主旨を述べる表白

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                  部内寺院 式衆・随喜による法要

これで7月の施餓鬼会は終了。8月は福島・神奈川・埼玉の有縁寺院へ施餓鬼会出仕予定。

このブログをご覧になっているであろうG寺Hさん、そろそろ暑気払いでも如何ですか?さもないと秋の風が、、、


横浜・光明寺 施餓鬼会

2012-07-24 10:44:06 | ブログ

7月17日(火)、私が僧侶になる原点であり、修行の地である横浜市南区の久保山光明寺施餓鬼会に出仕。

光明寺には昭和56年2月、高校2年生の時にご縁を頂いて入山した。当時の住職はすでに遷化されたが、私に最も影響を与えた恩師である。今はご子息が継承されている。

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本堂は耐震工事中。鬼瓦を取り付けて完了の予定。因みに施工業者は上信堂です。長期の工事の為、京都から来た職人さんは泊まり込みで作業している。

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施餓鬼檀(五如来檀)の設え

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内陣

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光明寺住職の法話

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境内和香会館ではお盆期間中、横浜市内のハンディキャップを持つ方たちが作業所で心を込めて品々を販売する「ハートメイドバザー」が開催されている。

 


深大寺 夏そばを味わう集い

2012-07-20 21:06:15 | ブログ

7月16日(月)自坊の檀務を終え、ご案内頂いていた「夏そばを味わう集い」に参加する為、調布・深大寺へ向かった。

深大寺では毎年12月24日にそばを味わう集いを開催しているが、私もご縁を頂き、毎年参加させて頂いている。

夏そばの会は昨年の夏、東日本大震災の復興の一助になればとの思いから、チャリティーという形で開催されたのが最初。

       昨年の「深大寺夏そばを味わう集い」のブログ

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昨年は約300名分のそばを用意して御接待されたが、お勝手が大変との事で、今回は参加者を縮小し、厳選してご案内されたとの事。

午後3時半より本堂で、江戸ソバリエ協会「石臼の会」による「献そば式」が執り行われた。

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深大寺ご貫主(住職)と山内僧侶出仕による「献そば式」の法要

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打ちたてのそばを奉書に包み水引を掛けて本尊前に献上

法要後は昌楽殿(客殿)に場所を移し、お蕎麦と美味しい御酒を頂いた。

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参加者には調布市長をはじめ、地元の警察・消防署長、各界の著名人、また遠くからは大分県豊後高田市の市長がお出でになられた。深大寺ご住職のユーモア交えたお話し等で大変和やかな会であった。

今回の夏そばは大分県豊後高田産と埼玉県三芳産の2種類。いずれも美味しく頂きました。

最後は「そば守観音」にお参りして帰路へ・・・

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盂蘭盆法要

2012-07-19 20:00:49 | ブログ

7月15日(日) 盂蘭盆法要厳修。

午前と午後の二座を勤め、総勢100名の檀信徒が参詣された。

ご法話は昨年と同じく、総本山知恩院布教師で兵庫教区内寺院副住職に依頼した。

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お盆について自作の絵を取り入れながら丁寧にお話し頂きました。

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本堂はエアコン設備がないため、参列者もお暑い中、大変だったと思うが、それぞれのご先祖や新盆の精霊供養の為にご回向させて頂いた。


大和市・鶴林寺&谷中・功徳林寺 施餓鬼会

2012-07-12 20:35:46 | ブログ

◆7月7日、法類寺院の大和市・鶴林寺施餓鬼会出仕。

昨年までは8月に厳修されていたが、今年より7月に日程を変更した。

法要は午前に新盆施餓鬼、午後が通常施餓鬼と二座勤められる。

どちらの法要も堂内は満堂。

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法話に熱心に耳を傾ける檀信徒。聞法の姿勢も素晴らしい!

◆7月8日、部内寺院の谷中・功徳林寺施餓鬼会出仕。

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堂内に入れない檀信徒の為に本堂前にはテントが張られていた。

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随喜の部内寺院式衆は、先般の功徳林寺本堂落慶の記念に拝受した五条袈裟を被着し法要に出仕した。

これで7月前半の施餓鬼会は終了。明日より東京はお盆を迎え、常徳寺では7月15日にお盆法要を厳修する。

施餓鬼会は7月後半、8月とまだまだ続く・・・


正行寺 施餓鬼会 辞令伝達式 併修

2012-07-06 09:15:18 | ブログ

7月3日(火)、部内寺院の向丘・正行寺 施餓鬼会に出仕。

併せて住職交代の辞令伝達式が執り行われた。

新命(新住職)が浄土宗より住職認証の辞令を頂き、その後、お寺にとって大切な伝衣、過去帳が授与された。

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新住職によるご挨拶

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一龍齋貞花師匠による講談。因みに貞花師匠は正行寺のお檀家。

約50年にわたり住職を勤められた前住職には心からご慰労申し上げたい。

新住職には今後のご活躍を祈念!!


茅ヶ崎・西運寺 新亡施餓鬼会

2012-07-02 16:10:39 | ブログ

7月1日(日) 法類寺院の茅ヶ崎・西運寺 新亡施餓鬼会出仕。

10時半法要開式の為、8時に自坊出発。道路も順調で1時間弱で西運寺到着。

西運寺の施餓鬼会は6月1日に一般施餓鬼会、7月1日に新亡施餓鬼会と二座勤められる。

     先月1日の西運寺施餓鬼会のブログ 

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この1年間に大切なご家族を亡くされ、辛く悲しい思いを共有された方々が、一堂に会し、新亡の供養をする。一霊ごとに導師が新亡のご回向をされるが、御長寿の方、若くして亡くなられた方と様々。心より浄土往生を念じ、お念仏を唱えさせて頂いた。   合掌


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